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『報道特集NEXT』で報道されなかったこと

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最終的に責任を負うべきなのは個人ですから、「こいつだ」というのを特定しないといけない。
11月22日放送の『報道特集NEXT』。うちの記事「 年金基金で国民1人あたり4万5千円のツケまわし 責任者の面々 」などで次官経験者の住所や電話番号を掲載していることについて、TBS柴田氏よりVTR取材を受けた。確かに、記者と議論のうえ載せるよう指揮したのは私だ。

取材のやりとりは下記のとおり。

――今回の事件は、ネット上ではどうとらえられているか。

・みてる限り、嬉しいニュースと怒りのニュース、半々というところですね。本音の本音のところでは天罰だ、みたいな捉え方をしている人が多いようです。

――近藤氏は、元厚生事務次官で、狙われている1人ともいわれている。

・朝ズバでみのもんたがいくら怒っても、ガス抜きにしかなっていない。それを聞いて視聴者はスッキリして、視聴率はとれても、3日後にはみんな忘れてる。それじゃあ世の中、何も変わらない。実際に、行革、地方分権、天下りなど、私の学生時代から「中央の役人天国」は改革が何も進んでいない。

・マスコミは確かにグリーンピアの問題などを報道するが、大きな話ばかりで、誰が責任者なのか、個人を特定して追及しない。最終的に責任を負うべきなのは個人だから、「責任者はこいつだ」というのを特定しないといけない。

――どういうポリシーでサイトを運営しているのか。

・有権者、消費者、生活者の立場で必要な情報を載せている。「読んで行動に移せるメディア」を目指している。だから、高級官僚の住所や電話番号などの公開されている情報は当然、載せる。読んだ人が、それを見て手紙を書いたり電話をかけたりといった抗議行動ができる。そのために公開している。

――個人情報を載せることが事件につながるのでは。削除はしないのか。

・削除するつもりはまったくない。うちが載せた情報は、「紳士録」というどの図書館にもある情報で、そこには、自分で掲載拒否もできる。隠している情報をあえて公開しているわけではないので、何の問題もない。仮に公開していなければグレーゾーンだろう。

・次官の住所はマスコミの記者だけ知っていればいい、というのはおかしい。

・仮に事件につながったとしても、それは別問題である。民主国家において、公人中の公人を監視するメリットのほうが大きい。車がなくなれば交通事故はなくなるが、だからといって車を禁止するという話にはならないのと同じだ。

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近藤氏が狙われたらうちのせいにされるかも
 実際には、個人を特定して監視すべきであるという部分と、紳士録は普通に公開されている情報で載せるのは当然だ、という部分が流れていた。

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