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CMリテラシー記事一覧
『あぶない!あなたのそばの携帯基地局』発売
黒薮哲哉氏が携帯電波公害についてのMyNewsJapan記事を一冊にまとめた『あぶない!あなたのそばの携帯基地局』が出版された。ケータイ会社(ドコモ、KDDI、ソフトバンク、アップル…)はいずれも超巨大広告主であるため、新聞・テレビ・雑誌にとっては、トヨタやパナソニックと肩を並べる典型的なスポンサータブーマター。誰もが使う携帯電話という身近な領域において、集団訴訟が起きるに至ってもなお、マスコミが特集や連載を組んで生活者の視点から問題を検証することをしない。花王(エコナ)やトヨタ(リコール)と同様、近い将来に問題が顕在化するはずだ。
自殺利権の官製「毒まんじゅう」でお腹一杯の日テレ・読売、抗うつ剤問題報道できず
12年連続で年間3万人以上の自殺者を出す「自殺大国」日本。その原因の1つと言われるのが、保険点数を稼ぎたい医者による過剰な抗うつ剤SSRI処方と、それを税金で積極的に推進する政府、薬を売りたい製薬産業、そして広告費という“毒まんじゅう”を貪るマスコミ企業にある。この「政・官・業・報」の自殺利権という構図のなかに組み込まれたマスコミは、抗うつ剤の問題点を報道できない。政府からの広告費の流れを情報公開請求によって明らかにしたところ、1位は日テレで、年約5億円。2位も読売新聞で、読売グループが圧倒的上位を占めていた。(入手文書は末尾でPDFダウンロード可)
客の苦情に内容証明で提訴予告 大手法律事務所「ミライオ」の“上から目線”ぶり
著書『サルでもできる弁護士業』で知られ、全国的な宣伝で多数の債務整理を引き受けている法律事務所MIRAIO(代表・西田研志弁護士、旧ホームロイヤーズ)が、約1万4千円の過払い金をサラ金会社から回収するのに10万円以上もの経費を取るなど不可解な行動をとり、依頼人の男性との間でトラブルになっていたことがわかった。男性の苦情に対しミライオは一部返金には応じたものの謝罪がないどころか「法的措置をとらざるを得ません」などと書いた内容証明郵便を送ってきた。「CMにだまされた。頼むんじゃなかった」と憤りを募らせる男性の話を聞き、筆者はミライオ本社に乗り込んだ。CMに口止めされたマスコミがこうした問題を報じることはない。
コーラは添加物の宝庫、CM「保存料も人工香料も、一切使っていません」の実態
地下鉄で目にしたコカ・コーラの広告「1886年の誕生以来、保存料も人工香料も、一切使っていません。いままでも、ずっとこの先も」。なぜ今頃、このような添加物フリーをアピールする広告を出したのか。コンビニで売っている「コカ・コーラ」「コカ・コーラゼロ」「ノーカロリーコカ・コーラプラスビタミン」の添加物をチェックすると、すべてに危険性が指摘されるカラメル色素が含まれ、一部に保存料として安息香酸Naなど危険度の高い添加物も使用されている。プラスビタミンに添加された香料については、天然か人工かすら答えてくれない。謎の多い怖い飲み物だ。
「ケータイで脳腫瘍」論争 ガン研究所が警告、全米No1トーク番組「ラリーキングライブ」が2回特集
CNNの看板トーク番組「ラリーキングライブ」で、携帯電話と脳腫瘍の関係について2回にわたる特集が組まれた。米国有数の医学研究機関であるピッツバーグ大学医学部のガン研究所所長が携帯電話の利用について警告を出すなど、アメリカではケータイ安全論争が再燃している。だがスポンサータブーによって日本ではまったく報じられていない。彼の地での議論を報告するとともに、現在日本で販売されている機種で電磁波という点で見たベスト1とワースト1(25倍超もの差がある)を、各キャリア別に紹介する。
「花王ブローネ使用でハゲた」因果関係認めるも、判決は原告の請求棄却
花王ブローネヘアマニキュアを使用した後に脱毛した男性が、損害賠償444万円余りを求め2006年春に花王を訴えた。原告弁護士が裁判結果を教えてくれず、奈良地裁に赴いた。判決は「本件ヘアマニキュアの使用と本件症状との間には、原告の既往であるアトピー性皮膚炎の憎悪をもたらしたという限度で因果関係が認められる」と、ブローネの使用でハゲになった因果関係は一部認定されたが、製造上の欠陥、指示・警告の欠陥などを含めた全体の責任を花王に認めさせることはできず、敗訴だった。
小林製薬「ナイシトール」のメタボ対策宣伝は違法 弱腰の大阪府、見て見ぬふりの厚労省
メタボ対策漢方薬でダントツの売上げを誇る小林製薬「ナイシトール85」。だが、この成分は皮下脂肪への効果は承認されているが、内臓脂肪への効果は確認されておらず、このCMは薬事法違反の疑いが強い。同じ成分を使ったロート製薬などは「あくまで皮下脂肪への効果」と販売している。大阪府薬事課は「内臓脂肪への効果を宣伝したら違法」と認めるが、皮下脂肪の効果しか言っていない、と弱腰だ。文字通り「内脂」を「とる」という商品名も違法の疑いがあるが、許可した厚労省は「文句はメーカーへ」と無責任だった。
メタボ対策の小林製薬「ナイシトール」、効き目の独自証拠なしで販売
4月からはじまったメタボ検診。メタボ対策商品として50億円もの大ヒットを飛ばしているのが小林製薬「ナイシトール85」だ。一般的な漢方薬だが、おじさんのぽっこりお腹の内臓脂肪が見る見る減っていくCMで有名である。医薬品だけに、花王のヘルシアやエコナなどの健康食品よりは効果がしっかりしているはず。しかし小林製薬の消費者対応は花王以下の隠蔽体質で、薬の効き目について企業独自で確認すらしていないことが分かった。
ダノンヨーグルト、米国では虚偽表示で集団訴訟 日本はおとがめなし
米国ではシェア4割に届こうかというダノンヨーグルト。日本でも「ダノンビオ独自の高生存BE80菌」とCMが流れている。アメリカでは先月、ダノンビオと同じ乳酸菌を使用したダノンアクティバの購入者が、ウソの宣伝で約360億円の被害を受けたとして損害賠償を求める集団訴訟に発展。日本でも「お腹すっきり、14日間で」などと効果を期待させる宣伝をしているが、ダノン・ジャパンは「効能はうたっていない」。表示規制が甘く、集団訴訟制度もない日本の消費者は、騙されないよう注意する必要がある。
花王の合成洗剤「キュキュット若竹」のCM、消費者の指摘で消える
竹が入っていないのに若竹効果をうたってきた花王「ファミリーキュキュット若竹」(台所用合成洗剤)。「優良誤認」の疑いがあると、公正取引委員会に「景品表示法違反についての情報提供」をしてから9ヶ月、その通知書が届いた。改善措置が講じられ、花王のCMから「キュキュット若竹」は消えた。1消費者の声から花王も動かざるを得なくなったわけだが、花王はこの措置を消費者に報告していない。
コンビニより低い健康感覚の佐藤製薬 リングルアイビーは合成着色料入り
病人を顧客とする製薬メーカーのくせに、コンビニよりも消費者の健康意識に鈍感な会社がある。イチローのユンケルのCMでもお馴染みの、佐藤製薬(佐藤誠一社長)だ。キャスター扮する菊川怜がオススメする頭痛薬『リングルアイビー』に含まれる緑色3号は、急性毒性、発がん性などが指摘される添加物で、既にコンビニのおにぎりや弁当コーナーでは探すのも難しくなった合成着色料。このキャスターは早死にするだろう。喜ぶのは添加物メーカーだけだ。
雪のキャメロンより慎重に扱っても壊れる“予想外”な携帯 ソフトバンク、シャープとも責任回避
キャメロン・ディアスが雪の中で携帯を使うソフトバンクのCMがあるが、そのCMと同じシャープ製の端末を使っていたユーザーが、買い替え後4ヶ月で操作不能となり修理に出したところ、まったく身に覚えがないのに「水分の影響による腐食で修理不能」と返却された。慎重に取り扱っていたが、同じ機種に3万円以上払って買い替えるしかないという。ソフトバンクとシャープに責任の所在を聞くと、双方とも責任回避するだけの「予想外」な回答だった。
ヤマザキXマスケーキ 大半は「作り溜め」の冷凍モノ、「消費期限」にだまされるな
食品偽装が話題だが、元赤福社員の「クリスマス前にケーキを作りためるような感覚もあった」との証言は、ケーキ業界が宣伝したくない事実だ。松たかこがCMですすめるヤマザキのクリスマスケーキの大半は、20日前から作り始めて冷凍し、解凍日を製造日としたものだが、表示は「消費期限」だけ。製造日も表示した赤福に対し、ヤマザキは製造日も解凍日も表示せず、予約パンフには原材料や添加物の記載もなし。後ろめたいことがないなら、すべて記載できるはずだ。「いちごがスポンジにサンドされているケーキは冷凍モノではない」ことも分かった。
客をなめる熱海「秀花園 湯の花膳」、患者を食いものにする「国際医療福祉大学熱海病院」
7月に熱海を旅した夫妻が、旅館「秀花園湯の花膳」と「国際医療福祉大学熱海病院」から酷い対応を受けた。夕食後、夫が吐き気、脱水症状を起こし、救急車を依頼したが「騒ぎになるから」と旅館側は拒否。翌朝、女将は「食中りと思われたらいい迷惑。一刻も早く出て行け」と暴言。さらに、熱海病院は女将からの問い合わせに夫の診察内容を漏らしていた。医師の守秘義務違反(刑事事件)への異議申し立てにも病院は開き直り、謝罪も一切なし。唯一、親身になってくれたソーシャルワーカーも仕事をほされ、退社に追い込まれた。
ミネラルウォーター 飲むなら富士山のバナジウム天然水、南アルプスの天然水、Contrexは×
8銘柄のミネラルウオーターを購入し、水質基準項目で基準値が定められている「硝酸性窒素」及び「亜硝酸態窒素」「硬度」「有機物」「pH値」などを計測した。銘柄はセブン‐イレブンで売られていた、おなじみの8本のミネラルウオーター。純水にどれだけ近いかを評価基準とし、各項目で1~8位のランキングをつけたところ、総合で日本の軟水が上位を占め、イメージがいいフランスの硬水は下位となった。いろいろ混ざった水で商品を多様化し商売にしたいのはメーカー側の論理。専門家は「ミネラルは日々の食事から摂るのが健康的で、ミネラルで汚れていない水がよい水」と言う。
機械めんの「そうめん」は実は「細いうどん」だった ホンモノは「手延そうめん」
セブンイレブンが「さっぱり、なめらか、手延べそうめん。」とCMをやっている。だが、「手延そうめん」と「そうめん」の違いを理解している人は少ない。実は、機械めんである「そうめん」は品質から言って「うどん」と呼ぶのがふさわしく、日本製粉も「そうめん、ひやむぎ、うどんは品質的には同じ」と言う。食べ比べると、ホンモノの素麺である手延製品は独特の口当たり、舌触り、のど越しなどがある。消費者が伝統的な本来のそうめんの味を知って守っていくうえでも、うどんをそうめんと呼ぶのは、やめたほうがいいだろう。
「コントレックス」は下剤&石膏入り “見せかけ”のダイエット水
「やせる水」「スリムウォーター」とされるフランスの水「コントレックス」。カリスマモデルSHIHOも愛飲中だ。500mlで牛乳瓶約1本分のカルシウム、アーモンド約9粒分のマグネシウムを含有とされ、ダイエット中の栄養補助目的として、yahoo!、楽天でも売れ筋ランキング上位に入る。だが、やせると思っているのは、下剤が入っているからだ。成分の「サルフェート」は硫酸塩であり、便秘薬にも使用されている硫酸マグネシウム(硫苦)が含まれている。下痢を起こさせる、“見せかけ”の不健康なダイエット水である。
チョーヤ「梅酒」 無味無臭のホワイトリカーベースは原酒ゼロのまがいもの
ヘルシー志向とCM攻勢で「梅酒ブーム」が若い女性を中心に広がっている。ビール、ワイン、日本酒など国内メーカーの梅酒製品が並ぶ中、最大手のチョーヤは、宮崎あおい(ウメッシュ)、黒木瞳(紀州)、伊東美咲(さらりとした梅酒)などをCMに起用、「国産梅100%使用」「酸味料・香料無添加」とアピールする。だが主原料に「醸造用アルコール」(ホワイトリカー)を使った梅酒は、梅酒の起源からみれば「似て非なるもの」であり、本来の梅酒とは言い難い代物である。
DHC、ファンケルらの偽装効能表示に厚労省が指導 “共犯”新聞社は報道できず
「圧ダウン」「風なし」「肝エネルギー」--。一見、何のことか分かりにくいが、イラストなどとセットで医薬品のような効果を暗示している商品名の健康食品が増えている。厚生労働省が、5月末までの期限付きで、健康食品大手DHC、ファンケル、小林製薬などに対し、全面的な表示の改善を求めていることが分かった。主要新聞の広告表示をもとに改善指導していることもあってか、大手新聞は一切報道していない。表示は今月末で本当に改善されるのか。
あまり生き返らないアサヒ酸素水 酸素濃度を実測、「深呼吸のほうが酸素とれる」
酸素バー、酸素缶と、「酸素」は体によいイメージで流行っている。「売上げNo.1アサヒ酸素水」のCMも、「いきかえる~」とPRする。だが酸素水(常温)の溶存酸素濃度を測ってみると、約20分で半減。冷たくした商品を開栓後口につけたまま一気飲みしない限り、アサヒが宣伝する酸素60ppm(通常水の約7.5倍)は期待できないことがわかった。アサヒは溶存酸素の減少について商品にもHPにも記していない。国立健康・栄養研究所も「酸素水」の効果について否定的だ。