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テレビ朝日

情報提供
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Baa 優良企業予備軍
(仕事4.0、生活2.3、対価5.0)
 3月に始まった「報道ステーション」。視聴率は「ニュースステーション」末期の14%前後を維持し、無難な状況が続く。久米宏が下に紙原稿を置き、記者が書いたものを忠実に読むのに対し、古館伊知郎は事前に読み込んで覚えた上で自分の言葉でしゃべるため、現場の記者は違うことを言わないかハラハラしているが、今のところ問題は起きていない。
Digest
  • 雇用の受け皿ポストが多い
  • 「どうしようもない」のが本音
  • 総合局としての歴史はまだ30年
  • 民放のタブー
  • 評価結果より、現場に残ることが重要

【Digest】
◇報道は記者もディレクターも経験
◇雇用の受け皿ポストが多い
◇「どうしようもない」のが本音
◇総合局としての歴史はまだ30年
◇現場部門は最高水準
◇評価結果より、現場に残ることが重要
◇2人分働く
◇自由な社風


報道は記者もディレクターも経験

「久米絡みでかかっていた莫大なコストの削減には成功したものの、やはりブランド力は多少、落ちた」というのが現場の受け止め方である。

テレビ朝日の現場部門は、「報道局」(ワイドショー含む)、「スポーツ局」、「編成制作局」(全体の番組編成とドラマ・バラエティ制作を担当)の3つの局に分かれている。それ以外に、「経理」「広報」「営業」といった数多くの非現場部門がある。現在は現場と非現場を分けて採用を行っている。

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テレビ朝日の組織

番組制作の中心的役割を担い、世の中(視聴者)に対して絶大なる影響力と権限を持つのが、「ディレクター」(D)。新人がいきなりDをやることはなく、アシスタント・ディレクター(AD)を経る。ただ、ワイドショー系の番組は「若手育成番組」という位置づけになっている傾向があり、入社2年目にはDを担当することもある。ドラマ・バラエティ系、報道系でも3年目にもなればDとしてかなりの裁量権を持つことになる。制作会社よりもADの期間は概して短い。

Dの仕事は幅広い。自ら企画を立てアポをとり、カメラクルーとともに取材に出る記者的な仕事、編集マンに指示してVTRを創り上げていく編集者としての仕事、スタジオやサブ(副調整室)で「はい5分前です」「CMいこう」などと仕切っていく番組仕切り屋としての仕事…。

ウイークデーに毎日放送する番組の場合、1つの番組に専属のDが60~70人いるのが普通で、ADは10人くらいしかいない。Dのうち、テレ朝の社員は半分程度というケースが多く、残りのDは制作会社や子会社に外注している。仕事内容は全く同じ。社員比率は、「スーパーモーニング」と「スーパーJチャンネル」は半分程度と高いが、「報道ステーション」が

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