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厳寒の湖上でワカサギ釣り
ワカサギ釣りのテントや竿はソリに乗せて運ぶ。ポイントを決めたら、まずは穴を空けて様子をみる。ダメならまた別の場所へ。

 昼間でも氷点下の日がつづく北海道では、この時期あちこちの湖で氷上ワカサギ釣りを楽しむことができる。十勝地方にある糠平湖では、1月の平日にも関わらず十張り近くのテントが並んだ。

 ワカサギ釣りに来ているのは主に地元の人で、近所の宿のご主人が「夕食の仕入れにきたよ」と嬉しそうにしているのがいい。

 氷上ワカサギ釣りでは、釣りを始める前にまず湖に張った厚さ30センチ以上の氷に穴を空けなくてはいけない。これが意外と重労働で、吹きさらしの風に震えていた体から汗が出てくるほどだ。

ドリルを使って氷に穴を空ける。なかなか重労働で、すぐに体が暖まる。
 専用のドリルを使って穴を空けたら、とりあえず糸を垂らしてみる。ここまでやってみて魚の当たりがなければ、また別のポイントを探してやり直し。

 うまく当たりがあって自分のポイントを決めたら、今度はテントを張る。キャンプ用のテントの底がないものを想像してもらうのが手っ取り早いが、これがあるのとないのとでは体感温度がまるで違う。

 これは、テントなしで釣っていると、釣り上げたばかりの魚がすぐに凍りついて動かなくことからも分かる。凍りついた湖上を吹く風がどれほど冷たいか、身をもってわかることになる。

 ただ地元のベテラン釣り師になるとテントなど持たず、小さな灯油缶に薪を詰めたものを焚き火にして暖を取りしながら釣る。内地出身の僕などは「さすが地元の人はちがう」と感動するが、じつは地元の人からしても「信じられない」らしい。ちなみに釣っている本人も土気色の顔で「寒いよ」という。

こういう時には声をかけないのが人の道。
 ところで、ワカサギ釣りでは朝から夕方まで湖上にいることになる。するとやはり気になるのはトイレではないだろうか。中には湖上にトイレを設置している釣り場もあるようだが、糠平湖ではそうした設備は残念ながらない。だから、真っ白い雪の上につづく足跡の先に、黄色いシミが残ることになる。一人で遠くに歩いていく人を見つけても、「どこ行くの?」などと声を掛けないのが、ここでの暗黙のルールだ。

 先日(1月24日)、阿寒湖でワカサギ釣り中の事故があった。2歳、3歳、4歳の3人が凍結した湖面の氷の上で遊んでいたところ氷が割れ、3人とも水中に転落。父親らが水に入って3人を救助したが、1人は死亡、1人が重症。氷が薄い部分に乗ったための事故だという。

 ところが糠平糊になると、そんな分かりやすいものではない。「ガス穴」といって、湖底から噴き出しているガスのために、ところどころ氷が張らなかったり薄くなっている部分があるのだ。薄い氷の上に雪が積もるとどうなるか。これはベテラン釣師でも見分けがつかない。第一、僕の知っている範囲では、もっとも頻繁にガス穴にはまっているのは地元のベテラン釣師だ。何度か落ちたという人もいるが、「いやぁ、落ちた落ちた」と話の種にしている。

 厚い氷が張っているとはいえ、下は冷たい湖。自分の目と勘を頼りつつ、落ちたらあきらめるしかないのが、氷上ワカサギ釣りのおもしろさでもある。

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