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芸能プロ社長が所属タレントにストーカー行為、婚約者と別れるか違約金5千万円払えと迫り敗訴

情報提供
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一審で勝訴したグラビアタレントの山本早織(公式ブログより)
 芸能プロダクション「バックアッププロモーション」の八木康夫社長(現46歳、実名)は、所属グラビアタレントの山本早織(現28歳)がJリーガーと結婚を前提に交際していることを知り、会わないよう指示。それでも会っているのを発見すると激高し、違約金5千万円を払うか、交際相手と会うのをやめるか、迫った。早織氏は、1年後の契約満了で契約解消すると宣言。すると八木氏は「君が必要」「恋愛と一緒」と述べ、「君は完全に人生破滅する」などと脅迫。12年3月、早織氏は不安障害と診断されタレント活動を中止した。すると八木氏は12年12月に逸失利益など2千万円を求め提訴し、早織氏も慰謝料など720万円を求め反訴、全面対決に。13年12月の一審判決で八木氏は敗訴し、早織氏に200万円を支払うよう命じる判決が下った。認定の決め手となったメールや録音といった証拠類とともに、裁判資料から見える芸能界の闇を詳報する。
Digest
  • 「俺と二人で食事しろ。それを含めて仕事だ」
  • 「河原と付き合っているだろう?」
  • 違約金5千万円払うか、契約を三年延ばしてその間、河原と会うな
  • 「いとおしいパートナー」「恋愛と一緒」「別れられる男はいない」
  • 「松金(ようこ)だって最初、殺してやろうと思った」
  • 「一生恨むことを生き甲斐として生きていく」
  • 「君は完全に人生破滅する」「人生ぐちゃぐちゃになるよ」
  • 会社が2千万円求め提訴して敗訴、逆に賠償金200万円支払い命令
  • 八木社長との会話の全容

「俺と二人で食事しろ。それを含めて仕事だ」

一審判決文と判決で全面採用された証拠類などの裁判資料によると、事件の詳細は以下の通りだった。

当事者の一人は、有限会社バックアッププロモーション社長の八木康夫氏(現46歳、実名)。同社は東京都渋谷区笹塚にオフィスをおく芸能プロダクションだ。事務所スタッフは社長を入れ2人、所属タレントは現在3人で運営している。

陳述書によると、八木氏は、10代の頃からアイドルのファンで、当時人気絶頂の南野陽子のマネージャーになった。そこで金にまみれた世界を見てしまう

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契約書の概要(一審判決より)

上は山本早織のイメージDVD「さぷりん10」(11年12月21日発売、アマゾンより)。下は河原和寿氏(愛媛FC公式サイトより)

グラビアタレントの松金ようこ(公式ブログより)

診断書の概要(※筆者が裁判資料をメモして作成したもの=コピーや撮影はできないため)

上はグラビアタレントの夏目理緒(公式ブログより)、下はバックアッププロモーションのツイッター

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 2015/03/17 23:10
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