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東京ガスと三井住友のお役所体質

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 先日、三井住友銀行から電話が架かってきた。口座振替依頼の申請書で記入漏れがあるから「当行まで来てください」という。訪問を要するとは、いったい、どのようなおおごとかと思って聞いてみると、東京ガスと都銀の相変わらず顧客志向でないお役所体質が見えてきた。

--いろいろ一括で書類を出していますが、どこでしょうか。

「ガス会社から返却されてきました」

--何が漏れていたのでしょう。

「会社名の振り仮名がありません」

--社名は漢字ではないのですが。

「(My News Japanの)ふりがながないのです」

--ほかに、どういう読み方がありえますか?

「……」

--いちいち訪問している暇はないので、振っといてください。

「当行では代筆はできないことになっております」

--公共料金の口座振替依頼書は、他に電気、水道、電話など一括で同じ用紙(カーボンコピー)を出しましたが、ガスだけが戻されたのですね?

「今のところ、そのようです」

--出したのは3週間以上前の話ですから、他の手続きは受理されて終わっています。とにかく、そちらでやっておいてください。(※東京電力からは「口座振替えをご利用いただき有難うございます」という通知が到着済み)

「しばらくお待ちください」

1分くらい待たされる。

「わかりました。今後は気をつけてください」

--あなたがたのほうが気をつけなさい。このような無意味な電話を架ける暇があったら、預金者に利息を払いなさい!

ガチャっと切った。どうせ代筆するのなら、最初から電話を架けてくる必要はないのである。都銀とは毎回、ことあるごとにケンカをしているので、昔からJRとともに、できるだけ利用を避けてきた。個人口座は新生銀行を使っている。法人口座だけは事務所の近くにないから、仕方なく都銀で作ったのだ。

こうした人間的で柔軟な対応が全くできないお役所的カルチャーは、東京ガスも同様である。ふりがながないだけで平気で返却してきたのだ。しかも、読み方が難しい漢字ならまだしも、ほかに読みようがないローマ字だ。そのためだけに郵送するとは、誰のためにもならない無益な作業を、よくやるものである。

これら都銀と東京ガスの顧客志向でない柔軟性ゼロの対応は、JR西日本の、顧客の安全より過密ダイヤを守らせるほうを優先させる体質と似ている。例外を一切、認めない体質。事故が起きるリスクが高まろうとも、日勤教育でシゴいて守らせる体質。

 東京ガスがこうした無意味なことを顧客に強いれるのは、もちろん規制に守られていて潰れないからだ。民間企業ではあり得ない。ガス爆発事故が、日々のこういう体質から起きることを予言しておく。

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元・東電子会社社員2009/04/12 16:36
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