「週刊文春」2005年6月2日号
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朝日新聞社が、みずほフィナンシャルグループからの「3億円のマラソン協賛をボイコットする」との圧力に屈し、山田厚史編集委員を海外支局に飛ばしていたことが分かった。「週刊文春」2005年6月2日号が報じている。
同誌によれば、99年12月、みずほフィナンシャルグループの事業戦略発表記者会見で、山田記者は痛烈な質問を頭取に対してぶつけ、翌日の紙面でも「日本の銀行はコメと同じで、国際競争力がない」などとした痛烈な批判記事を書いた。
怒った西村頭取は、朝日が主催する東京国際女子マラソンへのボイコットをちらつかせて抗議。みずほ側からの圧力を受け、箱島社長は西村頭取に詫び状を送付。山田記者の海外異動を合せて伝えた。
7ヵ月後、山田氏はバンコク支局に飛ばされた。山田氏本人も、自身が更迭された事情について、後にみずほ側から確認している。
記者会見でまっとうな質問をし、まっとうな批判記事を書いた記者が左遷されてしまう。広告主・協賛主であるがゆえに企業を批判できない既存メディアのビジネスモデルの限界がよくわかる出来事といえる。
