MyNewsJapanとは
書く・読む 記者 登録・変更

記事の出稿

情報提供

読者コメント

ランキング

メルマガ 登録・変更

お知らせ

HOME
会員ID :
パスワード:
会員登録・解除 お気に入り記事
マイニュース
マスコミが黙殺する「オープンハウス集団特殊詐欺事件」 逮捕・起訴の2人に加え、さらに別の“社員犯人”が浮上
連続特殊詐欺事件の犯人2人が働いていたオープンハウス横浜営業センター(横浜市)。

 不動産大手オープンハウス(本社・東京、荒井正昭社長、東証一部上場)の現職社員2人が犯人とされる連続特殊詐欺事件で、2人(北野・林)以外にも、犯行に加わっていた同社社員が存在する可能性が高いことが、被告人質問で明らかになった。北野被告人の法廷証言によれば、北野氏を犯行に誘ったのは同僚の林健二氏で、林氏は別の社員にも声をかけていたという。また北野氏は、犯行用の携帯電話を与えられたが、その電話機に、自身が知る別の元社員の名前が記録されていた、と証言したのだ。北野氏は「受け子」「出し子」という末端役を担った。正体不明の「指示役」から電話やチャットで指示を受け、被害者宅を訪問、カードをだましとって金を引き出した。3つの指示役、3つのグループと順次かかわり、計7件450万円を盗み、約50万円の報酬を得た。一方の林氏は、すべての指示役と連絡を取り合うなど犯行グループ内でハブとなり、重要な位置にいることがわかってきた。

【Digest】
◇第6の事件が判明
◇北野社員の犯行は計7件、450万円
◇林社員は犯行グループの中枢にいた?
◇会社のストレスから「ガールズバー行った」
◇「電話つなぎっぱなし」「シグナル」で指示受け犯行
◇良心はとがめたのか?
◇犯罪者2人を出した横浜営業センターは「わかりません」 

◇第6の事件が判明
 1月12日、元社員・北野映喜被告人(詐欺および窃盗)の公判が開かれた。すでにお伝えしてきたとおり、被告人は4人おり、2020年末の時点で計5つの事件の起訴がなされていた。

 (第1事件※ 起訴:松本・小山・林・北野)※起訴順 
 4月15日、千葉県酒々井市内の女性(82歳)に対し、足立区内のホームセンター駐車場の車内にいた松本・小山は、役場職員をかたって「保険金の返還金があるので銀行職員が行く」などと電話をかけてだました。指示を受けた北野らが女性宅を訪問し、銀行のキャッシュカード3枚を詐取した。続いてKらは同日午後、詐取したカードを使って千葉銀行酒々井役場出張所(千葉県酒々井市)のATMで、5回にわたり計86万7000円を窃取した。

 (第2事件 起訴:松本・小山・林・北野)
 5月27日、千葉県鴨川市の女性(78歳)に対して林らが銀行職員をかたって電話をかけ、「新しいキャッシュカードにする。銀行職員が行く」とだました。北野が訪問し、キャッシュカード1枚と通帳1通を詐取、鴨川市のイオン店内にある千葉興業銀行のATMから9万1000円を窃取した。

 (第3事件 起訴:松本・小山・林)
 6月15日、松本・小山らは千葉県香取市の80歳の被害者に対して、銀行職員をかたって「保険料の差額を振り込みます」と足立区内のホームセンター駐車場に停めた車内から電話をかけてだまし、指示を受けた「S」が千葉銀行職員になりすまして被害者宅を訪れ、銀行のキャッシュカードと通帳各1通を詐取。「S」はそれを使って千葉銀行佐原支店で出金しようとしたが、直前に検挙された。

 (第4事件 起訴:北野)
 3月25日、北野と共謀した氏名不詳らが、茨城県取手市の84歳の女性に対して、市役所職員をかたって「年金の払い戻しがある。銀行のキャッシュカードが古く入金できない。交換のために銀行員が受け取りに行く」と電話をかけてだました。指示を受けた北野は千葉銀行職員になりすまして被害者宅を訪れ、銀行のキャッシュカード1枚を詐取。北野はそれを使って取手市役所前のセブンイレブンのATMから、6回にわけて計97万円を引き出し、盗んだ。

 (第5事件 起訴:松本・小山)
 6月9日、氏名不詳と共謀した松本・小山は、千葉市稲毛区女性(80歳)に対して、千葉銀行職員をかたって「キャッシュカードが古い。交換が必要にになった」と足立区内のホームセンター駐車場に停めた車内から電話をかけてだました。指示を受けた氏名不詳が銀行職員になりすまして女性宅を訪れ、女性名義のキャッシュカード2枚と夫名義のカード1枚を詐取、氏名不詳はそれを使って千葉銀行稲毛東口支店など数カ所の銀行支店ATMから計260万円を引き出し、盗んだ。

 北野氏の起訴は、上の5件のうち「1」「2」「4」だ。この日の公判で追起訴がされ、4件(被害総額212万8000円)となった。北野氏の起訴はこれですべてである。

 (第6事件 起訴:北野)
 6月3日、横浜市戸塚区の女性宅を訪問、カード1枚を詐取した。氏名不詳が弁護士をかたり、電話をかけた。「おたくの息子さんが税金を滞納している。このままだと脱税になる。人をよこすからカードを預けてくれ」とだました。北野はカードを受け取り、それをつかって戸塚駅西口のローソンATMで20万円を引き出し、盗んだ。

 ほかの3被告人については、まだ追起訴がつづいている。現段階で事件総数は計6件(被害総額472万8000円)だ。

オープンハウスの北野社員が現金20万円を引き出してだまし取ったローソンのATM(横浜市戸塚区)。
◇北野社員の犯行は計7件、450万円
 この日(1月12日)の北野氏の公判では被告人質問が行われ、事件の輪郭がかなりはっきりと見えてきた.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



オープンハウス横浜営業センターが入居するビル(横浜市)。
オープンハウス横浜営業センターの近くで営業する風俗店。北野社員は会社の飲み会やガールズバー遊びで浪費し、金がなかったという(本文と直接関係ありません)。
北野社員の役割は、被害者宅を訪問して銀行のカードや通帳をだましとり、それを使って現金を引き出す「受け子/出し子」だった。電話やチャット「シグナル」を通じて指示役から逐一指示が出された。現金の受け渡しはコインロッカーが使われた。駅のコインロッカー(横浜市内、本文とは直接関係ありません)。
大賀真一神奈川県警本部長の退任を伝える電車内の掲示板。特殊詐欺防止に努め「一定の成果をあげた」とコメントしたという。県警はオープンハウスと協力して「特殊詐欺防止キャンペーン」を行っているが、今回の事件については取材拒否を続けている(2021年1月14日、横浜市営地下鉄内車内)。

関連記事
記者コメント
本文:全約8200字のうち約6500字が
会員登録をご希望の方はここでご登録下さい

新着のお知らせをメールで受けたい方はここでご登録下さい(無料)

企画「CMリテラシー」トップページへ
企画「大東建託サブリース商法の研究」トップページへ
本企画趣旨に賛同いただき、取材協力いただけるかたは、info@mynewsjapan.comまでご連絡下さい

アクセス数 695 続報望むポイント
6
→ランキングを見る
続報望む
この記事について続報を望むかたは、以下の評価をお願いいたします。
続報を強く望む(100point〜) 強く望む(20point) 望む(3point)
(※今後の調査報道テーマ設定の優先順位付けにおいて重要な参考値となります)
読者による追加情報
お名前:
(会員の方はログインして書き込んで下さい)
コメント:
  注意事項