「ほんとに怖い　副流煙の有害性」「一人より　家族で応援　禁煙にトライ」など、タバコの害や禁煙の方法などがかるたの歌で表現され、カラーのイラストが描かれた絵札で視覚的に感じとれる。

　四十四種の読み札と絵札をそろえながら遊ぶうちに、小学生でも禁煙の意義を学んでいける内容となっている。

　また、四十四種の歌ごとに解説した説明書が同封され、子供と一緒に遊ぶ大人も、禁煙に関するより詳しい情報を知ることができる。

　長年このアイデアをあたためていた渡辺代表だが、最近になって幼い孫たちとかるた遊びをする中で、かるたの効能を実感し、実現に向けて取り組むことになったという。

　「タバコは若い時に吸い始めた人ほど止めるのが難しい。かるたという遊びを通じて子供の頃からタバコの害を知ってもらい、最初の1本に手を出さないきっかけにしてほしいのです」（渡辺代表）

　そのため、特に小学生に楽しんでもらえることを願い、教育関係者や小学生を持つ保護者に活用してほしいという。

　読み札は渡辺代表が、絵札のイラストはデザイナーの藤巻和さんが創作し、その内容を日本禁煙学会（作田学理事長）　が監修した。かるた専門店の奥野かるた　が製作にあたり、ニコレットなどの禁煙補助剤を販売しているジョンソン・エンド・ジョンソン㈱コンシューマーカンパニーが協賛している。

　「家族やクラスの友達と遊びながら、禁煙の大切さを楽しく学んでほしいと願っています」（渡辺代表）

　希望者は、封筒に住所・氏名・電話番号を明記した用紙と、送料・梱包代として500円分の切手を同封し、「〒102－0072　千代田区飯田橋2-1-4 九段セントラルビル203たばこ問題情報センター（電話03-3222-6781）」宛に送れば、先着1500名に「禁煙いろはかるた」が郵送される。2セット以上を希望する場合は、事前に電話で相談してほしいとのこと。

「禁煙いろはかるた」の「い」のカルタ。