記事一覧
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キーエンス 利益半減で待遇悪化、平均1千万円割れもリーマン・ショック後の不況直撃を受けたキーエンス。工場向けのセンサーや計測機器が主力とあって、顧客(メーカー)側の設備投資が戻らないと苦しい。2008年3月期まで3年連続で過去最高益を更新し、営業利益連動給の加算でトップクラスの待遇を謳歌してきた社員も、営業益3割減だった2009年3月期は平均年収が前年比261万円も減って1,135万円に。営業益がさらに3割減る2010年3月期見通しでは、1千万円の大台を割っている可能性が高い。仕事内容に対する対価として、現在の報酬水準は納得できるレベルなのか。「後輩の会社選びに役立てば」と社員が実態を語った。(末尾にて人事制度ダウンロード可)2010/04/13
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「日経の顔」田勢康弘早大教授がセクハラで解職日経新聞の客員コラムニストで早大大学院客員教授の田勢康弘氏(65)が、修士論文審査中の女子学生に対して「共著で小説を出すんだから脱げ」という趣旨のセクハラ行為をしていた件で、2010年3月末に早大を解職されていたことが分かった。論文審査中の指導教官ということでアカハラの要素も強いが、早大はこうしたセクハラ・アカハラに対し「懲戒処分ではないので、解職自体を一切公表していない」(広報)と隠匿体質を見せている。同大学では2004年にも植草一秀教授が解職されている。2010/04/09
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トヨタ御膝元で100社超消滅 大量リコールと納入額3割カットの衝撃大量リコール問題で揺れるトヨタ自動車は、昨年暮れに下請企業に対し納入価格を3割引き下げるように要請、ニュースとなった。こうした中、従業員の待遇改善や下請けイジメなどに抗議する「トヨタ総行動実行委員会」が800社にアンケートを実施しようとしたところ、ファクスや郵便が届かず、前回(2004年)から100社以上が消滅していることが分かった。集計結果ではピーク時に比べ発注量が4割以上減った会社が7割にのぼり、「すでに過去1年間で単価引き下げがあった」と答えた企業も約6割を占めた。リコール問題や3割カットで揺れる地元の声を聞いた。2010/04/05
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やはり大問題を起こしたトヨタ-2 メディア対応ができない田舎企業単行本で大きく取り上げた国内のリコール問題は、その後、何の反省もないまま、生産台数増とともにグローバル規模に拡大された。2009年8月には、カリフォルニア州で警官と家族ら4人が乗った「レクサスES350」が暴走、時速190キロで他車と衝突して全員が死亡するなど、悲惨な事故が続発。アクセルペダルがフロアマットに引っ掛かったのが原因と考えられ、トヨタは該当する車種をリコールしたうえで、生産・販売を停止した。この事態に及んでもトヨタは一切の海外メディアからの取材を断り、国際的な非難を浴びている。2010/04/04
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「社風」を見分けるセオリー社風は、会社を選ぶ際に、金銭以外の動機としては外せないポイントの1つであるが、意外に考慮しないで入社してしまって苦労している人が多い。では後悔しないために就職・転職を控えた人が「ある会社の社風を知りたい」と思ったとき、どうすればいいのか。300人以上もの会社員の取材を重ねた筆者が、社風の見分け方について、分かりやすい順に説明する。2010/04/03
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日経BP 「経済誌1人負け」に 赤字転落でリストラ断行68人日本経済新聞社が発表した2009年12月期連結決算は、売上高が前年度比13.1%の激減となり、132億円もの巨額な最終赤字に転落した。出版事業での主力子会社である日経BP社も、経常赤字7億円(当期損失76億円)に転落し、足を引っ張った。「この3月のボーナスは、ゼロ。昨年9月のボーナスもゼロでした。2010年度も出ないでしょう」(社員)2010/04/02
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グラクソ、ファイザー、明治製菓…抗うつ薬SSRIメーカーが引き起こす殺人、DV、窃盗の実態1999年に国内で販売して以来、市場を拡大する抗うつ剤「SSRI」。敵意や攻撃性といった副作用が指摘され、米国の銃乱射事件で主犯の少年がこの薬を服用中だった。うつ病が社会問題化しつつある日本でも、対岸の火事ではない。副作用の報告文書を保持する厚労省傘下の独立行政法人・医薬品医療機器総合機構にSSRIの「人体に危害を加えるリスクの高い副作用」を情報公開請求すると、開示された文書は計72件、528枚に上り、殺人、強盗、自殺など危険な副作用が多発していることが分かった。EUでは18歳以下への服用が制限されているが、製薬メーカーや医療機関の利益を優先する日本には規制がない。2010/04/01
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やはり大問題を起こしたトヨタ-1 過労死と「賃金の付かない残業」の行方単行本あとがきで「そう遠くない将来に大問題を起こすのではないか」(林)と記した見通しは的中し、2010年2月、米国で拡大したリコール隠し疑惑で、豊田章男社長をはじめ経営陣が米国下院公聴会に呼び出され、対応の遅れや事故について謝罪するという異例の事態にまで発展した。だが我々トヨタ取材班にとっては何の驚きもなく、やはり、という印象だった。2010/03/31
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読売「弱いものイジメ・嫌がらせ訴訟」第7戦へ 言論封殺の特高警察体質浮き彫りに2001年に、配達部数6百部弱に過ぎない1店主である真村久三さんが、自称1千万部を発行する読売新聞との裁判に巻き込まれてから10年近い歳月が流れた。これまでの判決は、真村さんの6勝0敗。そして2月初旬、読売が判決を不服として保全抗告の申立て手続きを行い、裁判の舞台を福岡地裁から福岡高裁に移しての「第7戦」が決まった。最高裁が真村さんの地位を保全してもなお、ビラやパンフレットの配布、ノボリを立てる行為、さらに単行本の出版などの言論活動を解任理由にあげて最高裁決定に従わない読売。あらゆる手段を動員して言論を抹殺しようとするその姿勢は、正力松太郎元社主が幹部だった特高警察の活躍を連想させる。2010/03/24
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大東建託の元社員が告発 「雨漏り水漏れ苦情」続出で過労死寸前に仕事上のトラブルで360万円の支払いを上司から要求されたあげく自殺した「建築営業」社員をめぐり訴訟が続く大東建託。だが劣悪な労働環境は営業職だけではない。子会社の大東建物管理(株)に出向して苦情処理等を担当していた山口勝彦さんは、連日15~18時間もの長時間労働を強いられ、うつ病を発症、自殺寸前まで追い詰められ、2008年12月、労災認定を求める訴えを土浦労働基準監督署に起こした。激務の背景に浮かぶのは、雨漏りなどの苦情が多発する大東物件のお寒い実態だ。「社員はこき使われ、オーナー(大家)さんが買った建物は問題だらけ。いい目をしてるのは長者番付に名を連ねるほど稼いだ多田勝美会長だけじゃないでしょうか」(山口さん)。2010/03/24
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セミナー『Think!キャリア』報告 「皆さんの選択」要旨東洋経済新報社、Joe'sLaboと共催した13日のセミナー『Think!キャリア』は、事後アンケート結果で、「大変満足」40%、「満足」55%を足すと94%にも上った(どちらともいえない5%、やや不満1%、不満0)。東洋経済のスタッフの方々はじめお疲れさまでした。参加者が本気なので、2人ともエネルギーを吸い取られるように疲労し、私は久しぶりに頭痛になったほどだが、皆さんの質問で意外な発見もあり、やってよかった。せっかくなので、私のプレゼン内容の一部をごく簡単に説明し、質疑応答を10個ほど紹介する。2010/03/22
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「人が死にやすい鉄道」1位は東武東上線、死亡率でトップ国交省に情報公開請求して開示させた2008年度の鉄道人身事故リストを集計すると、首都圏38路線で自殺・事故死の絶対数が多かったのは中央線、京浜東北線、山手線の順。ところが利用者1人あたりの「死亡率」を計算すると、東武東上線がトップとなり、利用者数が多い中央線は4位に退く。東武は事業者別に集計した死亡率ランキングでもトップで、駅別でも高い傾向が出るなど、もっとも人が死にやすい鉄道会社であることが分かった。一方、6月にホームドア設置が発表された山手線は、平均よりも、むしろ安全な路線だった。(路線別・事業者別の集計データは末尾でエクセルダウンロード可)2010/03/18
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『エコノミスト』(韓国)インタビュー&『トヨタの闇』ハングル版発売MyNewsJapan連載を単行本化した『トヨタの闇』は国境を越え、このほど韓国語版が発売された。日本では書評ゼロ、新聞広告まで自主規制され載らなかったほどだが、それは日本のジャーナリズムがトヨタの完全支配下に置かれ、民主主義が機能不全に陥っている決定的な証拠だ。その縛りがない韓国では、本の発売に合わせて、新聞・テレビ・雑誌・ラジオとあらゆるメディアが取り上げている。以下は韓国3大新聞社の1つ『中央日報』が発行する経済誌『エコノミスト』に載ったインタビュー記事原文。日本の新聞や経済誌には、相変わらず的外れなトヨタ擁護記事ばかりでまともな解説が見当たらないので、是非ご一読いただきたい。2010/03/04
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新日本監査 赤字転落で人余り、国策次第の会社通常、合格するには3千時間の勉強量は必要といわれる難関資格「公認会計士」。雇用不安から手に職をつけたいと考える学生やビジネスパーソンの間でも人気となり、出願者数は過去10年で倍増した。2000年前後までは1千人以下だった合格者数も、「内部統制監査」「四半期報告書」制度などを進める金融庁の方針によって、2008年には3,024人と過去最高を記録。その最大の就職先が、業界最大手の新日本有限責任監査法人だった。2010/03/03
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続・隔離部屋のトヨタ系社員は語る 社内に出現した“動物の檻”トヨタ車の部品などを製造するファインシンターの社員・黒崎真人さん(仮名・37歳)は、同じ職場内で勤務する障害者2人が違法に最低賃金以下で雇用されたことや、危険な作業現場の改善などを社内や労基署で訴えてきた。新組合のATU全トヨタ労働組合に加盟した数日後から、作業現場に不自然な状態で置かれた猫の糞、仕事で使う箱に鳥の死骸と生きたドブネズミが入るなどの不可解な事件が連続して起きたという。2010/03/03
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障がい者雇用 ワーストランク1位は三井生命、2位富国、3位アクサ民間企業・団体の障がい者雇用状況を情報公開請求し独自調査したところ、ワースト1の三井生命を筆頭に、生命保険会社が社会的責任を果たさない傾向にあることが分かった。新日本有限監査やタマホーム、徳洲会なども新たにワースト10入りした。解決策は実態を国民に広く知らせて態度を変えさせることにあるが、スポンサーに気を使う新聞・テレビには、それができない。厚労省も、情報を隠すことによって障がい者を長期間にわたり採用させない事態を招いており、情報公開を公約していた長妻大臣は完全に看板倒れ。法定雇用率の未達成状況をWEBで公開することはごく簡単で、予算もかからない。2010/03/01
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キャリアセミナー「Think!キャリア~20代ビジネスパーソンの仕事・会社選び」(東洋経済)2010年第一回目のキャリアセミナーを行います。これまで不定期に開催してきたキャリアセミナーですが、応募者が常に定員を上回り弊社で参加者を管理する事務作業が大変なので、今回は、私が記事を書いたり本を出したりしている東洋経済さんに運営をお願いいたしました。2010/03/01
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鉄道自殺・事故死者数ランキング、1位は中央線 年21人死亡○○駅で発生した人身事故の影響で△△線は一時運転見合わせ──。首都圏の鉄道でそんな表示を見ることは日常風景だが、実際に現場では何が起きていたのか?そんな疑問を持って国交省に情報公開請求すると、事故の内容を1件ずつ細かく記した文書が開示された。2008年度は全国の駅で381人が死亡、うち自殺が355件で、ほぼ毎日1人ずつが駅での自殺を選んだ計算となる。「ホームからの転落」は1割未満だった。首都圏38の路線別に集計したところ、死亡者数トップはJR中央線の21人。うち20人が自殺となっており、「中央線は自殺が多い」という噂をそのまま裏付けた。(全データをダウンロード可)2010/03/01
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営業マンを死に追い詰めた大東建託 15時間労働の果てに「360万円払え」の非情♪いい部屋にはいい笑顔/いい部屋にはいい暮らし――『幸せなら手をたたこう』の替え歌を使ったCMで知られる不動産大手・大東建託株式会社(東京都港区、多田勝美・代表取締役会長)。この有名巨大企業で営業マンとして働いていた谷坂聡太郎さんが2007年10月、自殺した。享年42歳。連日15時間に達する労働に加え、トラブルの埋め合わせとして約360万円を会社から要求され、悩んでいたという。昨年11月、「会社が自殺に追い詰めた」と遺族が静岡地裁に提訴、このほど口頭弁論が始まった。CMの印象とは裏腹の、陰惨な社内実態が浮き彫りになっている。2010/02/24
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トヨタから秘書提供の代わりに“税金還流”する直嶋経産大臣 国会議員「公設秘書兼業」全リスト衆参国会議員の公設秘書「兼業」実態を調べたところ、計124人がトータルで年6億円超も兼業で稼いでいることが分かった。なかでも最も悪質なのは、エコカー補助などを通じてトヨタに税金を流し、その代わりにトヨタから、トヨタ社員(トヨタ系労組の専従職員)2人とその給与(年間計1236万円)の提供を受けている直嶋正行・経済産業大臣だ。秘書には、税金からも高額の給与が二重に支払われている。ワースト2位も同じ構図で、トヨタのロビイスト的な存在である古本議員。法律で「原則禁止」とされる秘書の兼業が、政権中枢で堂々と行われ、政策を歪めている。(兼業秘書全リストは末尾でダウンロード可)2010/02/23
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