記事一覧
-
竹中工務店 「営業いらず」非上場ならではの独自経営非上場企業ならではの環境を活かし、独特かつ長期的ビジョンに立った経営が実践されている竹中工務店。「新丸ビル(丸の内)はもともと安値受注で赤字スレスレのプロジェクトでしたが、損が拡大していった。ミッドタウン(六本木)も損益はギリギリ。いずれもランドマーク的なものとして、戦略的にとったものです」(社員)。江戸時代(1610年)に竹中藤兵衛正高によって創業された家業で、十七代目当主にあたる竹中統一氏が30年間、社長を務めている。株式も大半を竹中家のグループ会社で持ち合っており、近視眼的に利益を求めて文句を言ってくる外部者もいない。2009/10/26
-
不動産の事故物件情報サイト「大島てる」運営者に聞く自殺や他殺の現場となったマンションや店舗など、生活者や借主の立場として必要な「事故物件」のデータベースを作成し、グーグルマップで公表している有用なサイトがある。「大島てる」という不動産賃貸・管理会社が運営する『大島てるCAVEATEMPTOR』だ。ウェブサイトのオープンは2005年9月だが、先月下旬にその存在が報道されるとサーバーが落ちるほどの人気に。どのような趣旨で、どうやって情報収集しているのか。実際に事故物件の現場を取材している大島学さんに話を聞くと、新聞7紙を読み、現地に足を運んで聞き込み取材、さらには部屋番号特定のため裁判所にまで足を運ぶという、徹底した現場主義の姿勢が見えてきた。2009/10/25
-
読売の恫喝訴訟、名誉棄損でも敗訴 ジャーナリスト側が連勝読売新聞西部本社と法務部室長、販売局の次長らが、WEBサイト上の記事で名誉を傷つけられたとしてジャーナリストの黒薮哲哉氏に対し総額2,230万円の賠償を求めた名誉毀損裁判で、さいたま地裁は10月16日、すべての請求を棄却し、読売側が敗訴した。「訴えたもの勝ち」となっている名誉毀損裁判で被告が勝訴するケースは少なく、読売の完敗だ。客観的にみても、自社に不利な事実を報道するジャーナリストを黙らせることを目的とした恫喝訴訟にしか見えない内容で、こうした裁判制度の悪用は、言論機関として末期的症状といえる。対読売裁判で著作権訴訟に続き連勝した黒薮氏が、判決について報告する(訴状、判決文は末尾でダウンロード可)。2009/10/24
-
出世とリストラの新条件30代~40代「やや負け組含みな正社員」がターゲット読者と思われる『週刊ポスト』。20代から特に何も考えず会社のいいなりになり、なんとなく営業をやったり、何となく研究をやってきた、そして『週刊SPA』を読みふけり、気がついたらポストの読者になっていた、という人も多いはず。次のリストラのターゲットはあなたかもしれない。どうすれば出世できるのか、また、どうすればリストラされずにすむのか考えてみよう。2009/10/21
-
私大天下り役員受入れワースト1は共立女子大、助成金等6億6千万流れる民主党が「天下りのあっせん根絶」を公約に掲げているが、その具体的な政策は未だ見えない。なかでも不明なのが、私学助成金が流れる私立大学・短大への天下りだ。教授など教員ポストに元官僚が多いことは別として、その影に隠れ、大学の経営にあたる理事会メンバー(企業でいう役員)に天下るケースが多いのだ。その実態を検証すると、2008年4月1日現在、計81の学校法人の役員ポストに123人の官僚ОBが天下っていた。ワーストワンは、天下り役員が6人もいる共立女子大。もはや私学ではないダメ大学である。(私大・短大天下り役員ワーストランキング全リストは末尾でエクセルダウンロード可)2009/10/20
-
亀井大臣の会見に参加、質問できた!民主は既得権に屈し非公開記者会見開放を公約していた民主党が公約を反故にした問題が、ネットメディアだけで報じられている(マスコミは黙殺)。そこで過去にネットメディアに数十本の記事を書き収入を得ている記者が「全てのメディアに開放」と発表した外務省に会見参加を申請したところ、断られた。開放は嘘だった。一方、金融庁は、国民新党・亀井大臣の主導で、ごく簡単な手続きで参加でき、大臣に質問もできた。民主党は未だ官邸をはじめほとんどの会見を一部の既得権団体だけに対し行っている。マスコミの既得権圧力に屈した民主党政権に本当の改革ができるわけがない。(亀井大臣の会見映像付き)2009/10/19
-
朝日新聞の偽装部数 販売店が提訴、6500万円請求読売や毎日で頻発している新聞の偽装部数をめぐる裁判であるが、9月11日、朝日新聞でも新たな裁判が始まった。訴訟を提起したのは「ASA宮崎大塚」(宮崎市)の元経営者、北川朋広さん。現場では新聞が売れなくなっているが、朝日新聞社は、広告主に見せるABC部数を実態以上に水増し・偽装するため、無理やり新聞をASAに押し売りしてきた。その結果、北川さんは自己破産に追い込まれたとして、4年間の押し売り分(押し紙)で被った損害と慰謝料あわせ、約6500万円を請求している。(記事末尾で訴状PDFダウンロード可)2009/10/14
-
住友商事 「抜擢なし」デキる人は辞めて行くお役所的な組織「ウチ(住友商事)は、エリート意識のある人が浮く会社。もし上昇志向の強い勝間さんみたいな人がいたら、叩かれるか、相手にされないか、です。出る杭は打たれますが、出ようとしてる人もいない」(中堅社員)。数年前まで在籍していた元社員も解説する。「ギラギラしてる人が少ない。三菱商事、三井物産と比べてエリート意識が低く、自分が上に立ってないと嫌だ、という人が少ない。全体の和を乱さない。『SPA!』で合コンの人気ナンバー1に選ばれる理由はそこです。結婚相手としてはいい。血液型でいうとO型タイプ」2009/10/03
-
先人の著作を読み、「旅は人生に似ている」と思うトルコは、多くのもの書きが旅しており、その著作が簡単に入手できる。先人の跡を辿るのは、旅の楽しみ方の1つだろう。今回、かつてトルコを旅した沢木耕太郎(当時27歳)、村上春樹(当時39歳)、立花隆(当時42歳)が、何を見て、どう感じ、どう表現したのか、その内容と文体を学び、自分とどう違うのかを考え、よい点を吸収したいと思っていた。2009/10/02
-
メデューサの首&オープンカフェ旅も終盤になって、一応、イスタンブル内で世界遺産に指定されている有名な建造物をささっと見ておこう、と思い始めた。この地には、2度と来ないような気もしたからだ。とりあえずスルタン・アフメット地区で訪れていないところをまわる。トプカプ宮殿、イスタンブール考古学博物館、そして地下宮殿。2009/10/02
-
任天堂、ソニー、そしてwagamamaホテルは新市街を走る地下鉄「Osmanbey」駅か「4.Levent」駅のいずれかの近くが多かったので、その間にある駅「Sisli」直結の巨大ショッピングセンター「Cevahir」(ジェバーヒル)を、よく訪れた。2005年オープンで、ガイドブックによると欧州最大規模だそうだ。歩いた実感としては、言うほどたいしたことはなかった。2009/10/01
-
使えない「歩き方」、開業年さえ分かればいいのにイスタンブルのホテル選びは、少々困った。ハノイのように安くないのだ。ハノイは5つ星ホテルでも日本の中級ビジネスホテルくらい(1万3千円程度)とリーズナブルでオトク感があったのだが、イスタンブルはその5割~8割高といったところで、今回のような3週間滞在となると、ばからしい。私はサラリーマンと違って自分の会社のカネで行くので、無駄遣いをする動機もない。2009/10/01
-
ジャーミィは残り、木造家屋とボスフォラスフェリーは消え…新市街にあるホテルを拠点に旧市街を散策し、夜は編集・執筆する日々が定着してきたころ、フェリーでボスフォラス海峡を渡り、アジア側も歩いてみることにした。ボスポラス海峡を渡る夏のフェリーは、なかなかの風物詩である。暖かいから、風が当たらない1階よりも、海峡の爽やかな風をまともに受ける屋上階から席が埋まっていく。2009/10/01
-
山崎製パン ためらわずに添加物をガンガン使う会社製パン業界でシェアトップの山崎製パン。松たか子などのCMでも知られ知名度は高いが、広告漬けのマスコミからは知ることができない同社の哲学について、社員がこう解説する。「無添加は品質が悪い、というのがヤマザキの発想。だからウチは、添加物をためらわずにガンガン使います」。その象徴的なものが、パン生地改良剤として使われる発がん性物質の臭素酸カリウム。EUでは使用禁止となっており、日本でも大手で使用しているのはヤマザキだけ、といういわくつきの添加物だ。2009/09/30
-
温暖化ガス排出ブラック企業、ワースト1は三菱マテリアル民主党政権が地球温暖化対策で「温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減」と打ちだしたが、どの企業が温暖化ガスを増やし、逆に削減に貢献している企業はどこなのかが報道されない。広告収入に依存するマスコミが広告主企業に気を遣って実名をタブー視しているのだ。そこで「1990年比の増減」という視点からランキングを独自に作成した。ワースト1は三菱マテリアルで、2007年度の排出量が921万696トンと7番目に多いにもかかわらず、90年比の製造工程分の排出量を隠匿。一方、ベスト1はダイキン工業で90年比82.8%も減らしていた。(ランキング100全データは末尾でエクセルダウンロード可)2009/09/29
-
イスタンブル、その名称力名前の持つ魅力は大きい。「イスタンブル」はいい名称だと思う。時代が少々古いのでリアルタイムには聞いていないが、「飛んでイスタンブール」という曲が大ヒットした。あれは「飛んでチャナッカレ」だったら売れなかったはずだ。トルコ語の発音では「ブール」と伸ばさないが、日本語はなぜか伸ばす。どちらにせよ、響きがよい。2009/09/29
-
日本人というカルマイスタンブルの世界遺産といえば、この地区の中心的な建造物である「ブルーモスク」と「アヤソフィア」だ。両者は並んで建っており、見た感じ100メートルほどしか離れていない。ブルー・モスクは世界一美しいモスクとも言われ、イスタンブールの絵はがきに最も多用されている。オスマントルコ時代、17世紀の建設と、歴史はそう古くはない。2009/09/29
-
エコナ対策で期待外れの消費者庁 「トクホ取り消しできない」消費者団体主催で9月28日、花王、食品安全委員会、厚生労働省、消費者庁の代表者を招いての緊急集会が開催された。「そもそも安全性を確認中の商品が、なぜ堂々とトクホとして販売できていたのか?」など様々な質問が出されたが、納得のいく回答は得られなかった。特に、今回の発足でトクホの許認可権限を与えられた消費者庁の対応はひどく「食安委の結果を待つだけ」という回答。消費者の不安に対して、省庁の垣根を越えて必要な施策を調整していく、とは口先ばかりで、結局、既存省庁の権益の隙間で何もできない省庁であることが明らかになった。2009/09/29
-
「ほぼ単一民族」の強みを残せイスタンブールにやってきて意外だったのは、テロの警戒度が異様に高いことだった。ショッピングセンターやホテルなど、不特定多数の人が大勢集まる施設の入り口には必ず、空港でおなじみの金属探知機(センサー)が設置され、そこを通らなければ入れない。地下鉄の入り口でも警備会社の人がいて、バックなど不審なものを見つけてはセンサーをあてている。私のバックパックも、いちいちセンサーをあてられて面倒だ。2009/09/29
-
読売に勝ったジャーナリストがサイト有料化でさらに取材強化へ読売新聞の法務室長が、自社に批判的な報道をするジャーナリスト・黒薮哲哉氏に対して言いがかりをつけるような訴訟を起こした裁判は、9月16日、東京高裁にてジャーナリスト側が完全勝利した。その黒薮氏がこのほど、より経費と時間をかけて問題追及を本格化するため、個人で運営するサイトを有料化した。読者は有料購読によって、新聞の偽装部数問題の追究を後方支援するとともに、タイムリーに広範な情報を得られるようになる。2009/09/29
- « 前へ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
- 11
- 12
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28
- 29
- 30
- 31
- 32
- 33
- 34
- 35
- 36
- 37
- 38
- 39
- 40
- 41
- 42
- 43
- 44
- 45
- 46
- 47
- 48
- 49
- 50
- 51
- 52
- 53
- 54
- 55
- 56
- 57
- 58
- 59
- 60
- 61
- 62
- 63
- 64
- 65
- 66
- 67
- 68
- 69
- 70
- 71
- 72
- 73
- 74
- 75
- 76
- 77
- 78
- 79
- 80
- 81
- 82
- 83
- 84
- 85
- 86
- 87
- 88
- 89
- 90
- 91
- 92
- 93
- 94
- 95
- 96
- 97
- 98
- 99
- 100
- 101
- 102
- 103
- 104
- 105
- 106
- 107
- 108
- 109
- 110
- 111
- 112
- 113
- 114
- 115
- 次へ »