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ニセモノはこう見抜け!9つのポイント

情報提供
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こちらは“ニセモノ”の表紙。ビジネス書っぽいことから採用されなかったが、本屋で目立つデザインではある。
 連載してきた「スピリチュアル検証」プロジェクトでは、既にある程度、ホンモノと評価されている霊能者に絞って検証を進めてきた。「スピリチュアルカウンセラー」を名乗って商売をするのに免許も認可も届出もいらないから、ニセモノははびこりやすく、ニセモノを告発していたら、体がいくつあっても足りないからだ。これまでに分かったニセモノの手口と見分け方を9つにまとめた。

◆手軽なホットリーディングを使う

ホットリーディングとは、相談日前に得た情報の利用のこと。除霊や高価なお墓の販売など、1回で百万、千万単位を払わせる場合は、信頼させるために探偵を使って相談者の周辺情報を得ることもあるそうだ。

今回対象とした人たちは、高くても一回四万円なので、探偵者に支払う経費を考えると不経済となり、おそらくそこまではやっていない。したがって、個人で手軽にできる範囲となる。

例①:世田谷のMさん。記者4人に対し、ウェブで住所を検索して地理的な周辺の情報を得て、それをあたかも透視したかのように言った疑惑がある。

いまだと、グーグルのストリートマップがあるから、住所がわかればどんな家かまで見えてくる地域もある。伝えている住所の周辺を“透視”するのは素人でもできてしまう。

〔見分け方〕ホットリーディングした部分だけが妙に具体的で流暢になりがち。また、住所を事前に聞き出される場合、友人の住所などにしておけば上記の手口に引っ掛からなくてすむ。住所を知る必要がある理由として「すっぽかす人がいるから」と説明された場合は、料金が当日払いであるかをチェック。料金が事前振込制のMさんの場合、すっぽかされて困る人はいない。

◆コールドリーディングを使う

ホットリーディングに対して、コールドリーディングは、事前準備なしにセッション当日に得た情報(見た目や会話)をもとに相談者の心を読む技だ。

例①:世田谷のSさん。山中に対し「どんな仕事?」「家族は?」「結婚はされてなくて?」と最初から質問攻め。独身で仕事に忙しい女性との情報を得たところで、「前世が孤独だった」と、いかにもな鑑定をした。

例②:西国分寺のHさん。山中に対し、最初から流れるような質問攻め。「何の仕事?」「珍しい病気?」とストレートに聞くほか、「ここは実家?」と聞けば結婚の有無がわかる。あまり答えないと「難しいな。具体例とかは?」と聞く。珍しい病気と分かったあとで、「メッセンジャーとしての役割がある」と、いかにもな鑑定をしてきた。

〔見分け方〕「それは提供した情報から言えることではないか」と常に自問する。

◆ストックスピール(誰にでも当てはまること)を使う

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最後まで、「スピリチュアル=ニセモノ」の論陣を張った三宅さん。

あらかじめストックしておいた、誰にでも心当たりがあるおしゃべり(spiel)をストックスピールと呼ぶ。

「転換期」「迷っている」「踊り場」「いろいろあった」「ネガティブになっている」が常套句。カウンセリングを受けに来る人は、だいたいこれらの心理状態になっているから

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カバー案いろいろ。決めたのは版元の扶桑社。

これが最終的なホンモノ→第2の江原を探せ!(amazon.co.jp)

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