10/23、「やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!」(光文社)発売となりました。夏にずっと書いていたものです。
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これ、ものすごい重要なテーマだと思うんだよね。
あくまで市場原理のなかで、意義深い仕事をやる。
やりがいとカネ儲けは、二律背反じゃない。諦めるな、と。
サラリーマン社会にいると、会社が諦めさせようとするから。
「おまえ、給料もらってんだから、やれ、仕事なんか面白いわけないだろ、給料は我慢料なんだから」みたいな。そうなったら、いやだよね。
外資金融とか、いくらカネ貰えても、一日中カネのこと考えてたら人間からっぽになりそうだし。
だからといって、やりがいだけあっても生活の糧がないと生きていけないし。
ようは、「わたしの仕事館」じゃなくて「キッザニア」の時代だよね、と。
政治とか行政とかNPOとかやりたければ、20代に市場原理の荒波で鍛えろ、短絡的にNPO行っても自己満足のイタい人になって、役たたずになるだけだよ、ということ。
有料ニュースサイトで成功したのは日本の歴史上初めてだから、ウェブのビジネスに興味がある人には参考になると思う。これから不況で、どんどん広告費削られて、広告モデルのビジネスはキツくなるよね。
あとは、仕事のやりがいや、NPO系の志向を持つ人にも読んでもらいたい。
若いうちの苦労は買ってでもする。だから、大企業サラリーマン安定万歳!な人には、つまらない本でしょう。
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これはまあ、たくさん売れるとは最初から思っていなくて、むしろ私のブランディング&会社のPRに役立つので、出せてよかった。
事業が一段落したこのへんで一度まとめて、次に進むか、という感じ。
デザインは店頭でもWEBでも圧倒的に目立たないけれど、スタイリッシュで美しくて、非常に気に入っている。
編集の槌谷昭氏が去年からうちのビジネス面に興味を持ってくれていて、このほどちょうどタイミングとして、このあたりでまとめておくか、ということで出版することになりました。興行的には儲からなくても、価値あるものは出すという姿勢がすばらしい。
最初の仮タイトルは、
「売れそうにないモノを売る発想法」
-Webの有料ニュースビジネスでなぜ儲けられるのか-
みたいな感じだった。
で、光文社の営業がそれでは売れないのでは、
ということで、もともと本文のなかにあった文章からとって
このタイトルに変更し、
アマゾンが800部注文してきたということで、初版7千部になった。7割(5千部)売れれば元はとれるそうなので、まあ1回は重版してほしい。
アマゾンのバイヤーの見立てで初版部数が決まる時代。紀伊国屋以上の存在感ですね。
けっこう、タイトル気に入ってます。