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西松「あっせん収賄」疑惑ランキング、ワーストは尾身幸次と加藤紘一
西松マネー悪質献金ランキング、ワースト5

 

 

 


 西松建設の違法献金問題で民主党の小沢一郎党首の秘書が逮捕されたが、野党の小沢より悪質なケースは多い。強い権限を持つ与党議員で、公共事業に事実上関与できる職務権限を持ちつつ献金を受け、事実上の「あっせん収賄」とみてよいのに逮捕されないのは腑に落ちない。そこで、西松からの献金のうち、あっせん収賄の疑いが強いケースに絞って調べたところ、尾身幸次氏が1430万円でトップとなり、加藤紘一氏が続いた。さらに西松マネーは、自民党の職域支部「自由民主党東京都未来の都市を考える会」を経由して、野田、小渕、浜田といった現職閣僚にも流れていた。

【Digest】
◇二階大臣よりも悪質献金多い議員は3人
◇「あっせん収賄ランキング」作成方法
◇ワースト1「沖縄担当大臣」在任時に西松マネー尾身幸次
◇ワースト2「1400万円」加藤紘一
◇ワースト3次世代リーダー候補……だった藤井孝男
◇現閣僚と元首相
◇第6位は元運輸官僚
◇第7位は現「幹事長代理」、8位は原発の族議員
◇運輸・道路族 渡辺具能・古賀誠
◇10人中6人が“運輸族議員”
◇西松マネーが自民党支部を迂回し野田、小渕、浜田3大臣へ

◇二階大臣よりも悪質献金多い議員は3人
 政治家を「あっせん収賄」の容疑で逮捕するには、その政治家が職務権限を有し、その職務に対する便宜がはかられ、政治家が対価を受けとっている必要がある。

 たとえば、2002年にあっせん収賄の容疑で逮捕、起訴された鈴木宗男議員の場合、1998年当時、「官房副長官」として政権中枢で政府の政策全般にかかわる職務権限があり、なおかつ「自民党林政調査会 国有林問題検討小委員会委員長」として林野庁内に強い影響力を持つ立場にいた。

 そんな中、国有林を無断伐採して林野庁から行政処分を受けて入札参加資格を失ったことで、業績悪化が懸念されていた地元北海道の後援会企業「やまりん」が、処分後に林野庁の国有林事業で有利な取り計らいを受けられるよう鈴木議員に依頼した。これを受けて鈴木議員は、林野庁幹部を呼び出し、やまりんに有利な発注になるよう、繰り返し働きかけ、その便宜として、鈴木氏はやまりんから現金約500万円を受け取っていた容疑で逮捕された。

 あっせん収賄のほうが明らかに罪は重いが、職務権限が明確でない野党の小沢一郎議員やその秘書を、あっせん収賄罪に問うのは難しい。そこで、より悪質な、あっせん収賄の疑いが強い政治家について調べた。すると、表のように、捜査が取り沙汰されている二階俊博・経済産業大臣よりも献金額が多い自民党議員が3人もいた。

◇「あっせん収賄ランキング」作成方法
 「あっせん収賄ランキング」作成方法は、2005年、2006年分については、総務省のHPにある「政治資金収支報告書」を閲覧して、西松建設の2つの政治団体「新政治問題研究会」「未来産業研究会」(両団体とも2006年で解散)から、与党議員のサイフ「資金管理団体」と「政党支部」に、西松マネー(「献金」「パーティー券購入代」)が流れていないかどうかをチェックした。

 ただし、「政治資金収支報告書」は、よっぽど後ろめたいのか過去3年分(直近2005年~2007年分)しか公開しておらず、なんと3年を過ぎると政治資金収支報告書の現物は破棄されてネットで公開している文書についても非公開にするルールになっているため、2004年以前の分については見ることができない。

 そのため国会図書館に足を運び、官報と都道府県公報に記載されている「政治資金収支報告書の要旨」を閲覧して調べた。「政治資金収支報告書の要旨」とは、一言でいうと、「政治資金収支報告書」を簡略化した文書のことをいう。簡略化している点は具体的には、いついくら献金を受けているかを示す日付ごとの金額がなく、年間の合計額のみ記載されているという点や、支出先の明細がないという点、献金した団体や個人の住所の詳細が記載されていないという点など。「政治資金収支報告書の要旨」は、総務省に届け出た政治団体の分は官報に、都道府県分に届け出た分は各自治体の公報に載っている。

 2004年以前分でチェックした議員は、2005年、2006年に西松マネーを受け取った与党議員と、麻生政権の閣僚、自民党4役、幹事長代理、国会対策委員長(ランキング2位の加藤紘一については、赤旗新聞を参考に計上した)。

◇ワースト第1位「沖縄担当大臣」在任時に西松マネーの尾身幸次
 調査の結果、職務権限を有する「収賄容疑ランキング」第1位は、尾身幸次議員で献金額は1430万円。

 まず、尾身氏は1999年の「自民党総務局長」在任中に200万円を受領。党総務局長とは、幹事長の下で選挙の実務を取り仕切る党の要職で、「閣僚級」ポストの1つ。選挙を取り仕切ることによって与党内で強い影響力、発言力を持つため、公共事業に関与する事実上の「職務権限」を持つと考えられる。尾身氏はこのポストを皮切りに、権力の階段を上がっていった。

 2000年には「自民党幹事長代理」に就任。これも閣僚級ポストの1つといわれており、自民党幹事長の代理として党内を仕切る強大な権限を持つ。同年に西松マネーを100万円受領している。

 2001年には「沖縄及び北方対策担当大臣」に就任。これは北方領土対策と、沖縄の国の出先機関「沖縄総合事務局」などをまとめるトップの役職。沖縄の公共事業に関与することもできる巨大な職務権限を持つポストだ。尾身氏は、大臣就任の年に西松から130万円を受け取った。

 2002年も.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



1枚目は尾身氏が02年の沖縄担当大臣在任時に西松から献金を受け取ったことを示す書類。2、3枚目は、1996年の幹事長時代の加藤紘一氏、4枚目は、02年の藤井孝男氏が、西松から献金を受け取ったことを示す資料。下線部分が該当箇所。
西松マネー「悪質献金ランキング」ワースト10
西松のダミー政治団体から自民党の土建業界の政党支部に300万円が渡ったことを示す資料

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