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京急電鉄が蛍が舞う神奈川最大の湿地を残土処分場に 住民反対
北川湿地の埋め立てに反対する住民達が湿地の周囲を手を繋いで抗議するという「北川湿地の生き物手つなぎプロジェクト」。手前が北川湿地。白くみえるのは、農家のビニールハウス。

 京急電鉄が、神奈川県最大の「北川湿地」を、残土処分場として埋め立て、宅地開発しようと計画している。反対する住民達は工事差し止め訴訟を行なっているが、蛍が舞う湿地を埋め立ててまで、残土処分場を作る必要があるのか。辺野古の海を埋め立てることを「自然への冒涜」と述べた首相は退陣したが、日本中で進む環境破壊を止められない法体系のほうが本質的な問題である。国の人口が減少に転じるなか、公共事業に限らず、民間土建業の建設利権ばかりが重視され、不要な環境破壊を止めることができない国の姿が問われている。(訴状、答弁書はPDFダウンロード可)

【Digest】
◇蛍が舞う湿地を守れ!京急電鉄に対する抗議活動
◇絶滅危惧種が住む湿地を生物多様性の年に埋め立て
◇環境アセスメントの問題点
◇日本は環境アセスメント後進国
◇残土処分場は必要か?開発した住宅地は売れるのか?
◇具体的な事業計画は無し、エコツアー事業にはNO !

◇ 蛍が舞う湿地を守れ!京急電鉄に対する抗議活動
 2010年5月5日、神奈川県三浦市初声町にある北川湿地において、この湿地を残土処分場にしようとしている京急電鉄に対して「手をつないで祈る」というイベントが行われた。北川湿地は三浦半島の先端にあり神奈川県に残された最大の平地性湿地である。湿地にはきれいな湧き水が出、夜には蛍が舞うという。

 湿地の持ち主である京急電鉄は、この25ヘクタールにも及ぶ自然多き土地を残土処分場として埋め立て、将来的に住宅開発をしようと計画を既に進行させている。

 湿地の保全を訴える三浦・三戸自然環境保全連絡会(代表横山一郎氏)は、環境省、神奈川県、三浦市、京急電鉄を相手に民事調停を申し立てたが不調に終わった。また、近隣住民も神奈川県郊外審査会に調停を求めたが、京急側からの「調停を降りる」という判断を弁護士など専門家3人が認め、調停は不調に終わっている。

 これを不服とする三浦・三戸自然環境保全連絡会は2010年3月に工事差し止めを求める訴訟を起こしたが、訴訟の結果が出る前に、すでに発生土処分場の為の道路工事は始まり、蛍などの絶滅危惧種が住む湿地は既に埋め立てられている。

参照:三浦・三戸自然環境保全連絡会のHP

 こういった京急電鉄の強引な事業に対し、「北川湿地を守りたいひとびとの輪」というネットワークが立ち上がり、訴訟などとは違ったアプローチで京急電鉄に工事反対の意志を伝えられないかと「北川湿地の生き物手つなぎプロジェクト」を起こした。

 今回の反対運動「北川湿地の生き物 手つなぎプロジェクト」は、残土処分場となる25ヘクタールの湿地を工事に反対する人達が手をつないで囲もうというアプローチで行なわれた。当日の11時過ぎには300人近い人々が手をつないで湿地を囲み、その姿は圧巻であり感動的でもあった。



◇絶滅危惧種が住む湿地を生物多様性の年に埋め立て
 このプロジェクトの発起人でもある三浦・三戸自然環境保全連絡会の横山一郎氏に話を聞いた。横山氏は藤沢市の中学・高校で生物の教師をしている人である。

 「北川湿地はゲンジ蛍、ヘイケ蛍、ニホンアカガエル、シュレーゲルアオガエルなど絶滅危惧種を含む97種もの多彩な貴重生物が住む湿地です。首都圏にあるにもかかわらず奇跡的に開発されずに残されている神奈川県最大の湿地です。緑も多く1800〜2500トンのC02削減に貢献しています。これといった産業の無い三浦半島にとって、この自然こそが最大の魅了です」

北川湿地に住むゲンジホタルとヘイケホタル。この他にも北川湿地には絶滅危惧種の生物が多数生息している。

 

 絶滅危惧種が住む北川湿地を埋め立てる。それも国連の定めた「国際生物多様性年」に、ホスト国の日本は名古屋でCOP10が開かれるというのに、である。

 この冒涜に対し、当事者の京急電鉄はどのように考えているのか。京急に聞いた。

京急電鉄広報課「この計画は当社が長年に渡って計画して来たものでありまして、これまでの経緯や経費を考えると計画を中止するわけには参りません.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



差し止め訴訟の最中でありながら、工事は強行して始められ、既に湿地は埋まりホタルなど絶滅危惧種達も死んでしまった。

 

首都圏でこれだけホタルが舞うのが見れる湿地は他にないのだが、京急電鉄は具体的な事業計画もないまま過去に決まった計画を実行しようとしている

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記者コメント
1枚目の写真で「白くみえるのは将来の住宅開発が予定され区画整備された畑のビニールハウス」と記していましたが、正しくは、ここは農地造成された場所で将来、宅地になる計画は現状ではなく、白く見えるのはスイカかカボチャの苗を育てているビニールのトンネルでした。お詫びして訂正いたします。(2010/6/11)
京急電話番号:03-5789-8686 または045-441-0999(営業時間:平日 7:30~21:00 土・日・祝日 9:00~17:00)
本文:全約6,400字のうち約4,700字が
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経営者の行動が不審  07:09 06/11 2010
京急の言い分として、「長年にわたって計画してきた」と言っていますが、計画とはこれからの将来を合理性を持って図り現実化する事です。 こんな将来性のない宅地には、もう計画性は失われています。 京急は将来を計画出来ないことをやっているのですから、経営能力への疑問が生じます。これから10年ごとに800万人人口が減少していく社会で、この無計画性は異常です。経営者の行動が怪しい。
酒々井開発の反省は  06:34 06/11 2010
京急は千葉県の酒々井開発という右翼・暴 企業に出資していました。他の私鉄も出資していました。もちろん不適切であったと各社は言っていますし、京急もそうでした。今では通用しないそんな時代にやって来た事を中止出来ないのがこの北川湿地の件です。許されない事です。
ななし  00:37 06/11 2010
長年にわたるからと言って自然を破壊、絶滅危惧種を滅ぼす計画を続行する京急には失望した。
相当駄目ですね。  17:12 06/09 2010
こんな所に東京の人が住宅購入したら、家から三崎口まで20分→品川まで1時間15分→職場まで20-30分はかかり合計2時間。今時通勤に2時間もかかる住宅を購入する馬鹿はいないでしょう。また横浜の人はプライドが高いので、遠い三浦市に住む事はないでしょう。人が住まない住宅などではなく、三浦市の地の利を生かした生産的な行為を、なぜ、京急も三浦市も出来ないのでしょうか。三浦市は人口減少するばかりです。
駄目行為京急。  16:47 06/09 2010
将来を見越していないのですから、京急の行為はおぞましい。
域外に住宅?  16:40 06/09 2010
社長が悪いのですよ。社長が強行させているのですから。 京急が金かけたのは無駄だっただけです。三浦市の人口が減少しているのは東京・横浜から遠いからです。郊外を通り越して「域外」の地理的な位置にあります。 京急は不動産の分譲をするとしたらもっと、東京・横浜に近い所をやればいいのであって、三浦市は「域外」としての利用ですので、住宅造成自体が大損失なのです。
やり方がよくない。  05:36 06/08 2010
経営のやり方がヤクザっぽくて嫌ですね。