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モンゴルで働く-4 モンゴル版「江原啓之」は確かに何かが見えていた
ナーダムでのモンゴル相撲の様子。土俵は無く、芝生の上で各自ランダムに試合が行われる。衣装など、雰囲気がどことなく日本の相撲に似ているところが見られた。

 


 ビジネスを進める上では、その国の文化や歴史的な背景を知ることも重要である。実はモンゴルは、日本と文化的な面で近しい部分があり、日本文化に親しみを持っている。モンゴルの祭典である「ナーダム」でモンゴル相撲である「ブフ(”бөх”)」の試合を見て、筆者は日本の相撲との類似点を発見し、モンゴル人が日本の相撲に関心が高い理由を感じ取ることができた。また、日本のポップカルチャーが浸透していることも確認できた。宗教面では、モンゴルの国教は、日本ではアクセスするだけでも貴重なチベット仏教であるが、その様子をこの目で確認。モンゴル人のスピリチャルなものに対する信仰は深く、強力なパワーを持つというモンゴル版「江原啓之」のカウンセリングを受けると、祖父がモンゴル周辺にいたことや体の悪い部分などを言い当てられた。今回は、文化・宗教面のモンゴルの「今」を伝えたい。

【Digest】
◇持久戦勝負のモンゴル相撲「ブフ(”бөх”)」の熱気
◇モンゴルでのクールジャパンの浸透度
◇日本から最も近いチベット仏教国かつ遊牧民国家のモンゴル
◇シャーマニズム、スピリチャルな信仰が深いモンゴル人
◇モンゴル版「江原啓之」の「багш(先生)」に会ってきた
◇モンゴルにあるシベリア抑留の日本人慰霊碑への弔問

◇持久戦勝負のモンゴル相撲「ブフ(”бөх”)」の熱気
 私は5月29日にモンゴルに入国したが、あらゆるモンゴル人から「一番いい時期に来た」と言われる。その理由は、モンゴルの夏は過ごしやすいため、というのもあるが、「ナーダム」という国民的な行事を見ることができるためである。

 ナーダムとは、もとは「遊戯」という意味で、相撲、競馬、弓道の3つの競技を行い、神に捧げるモンゴルの国民的なスポーツの祭典を指すという。毎年革命記念日である7月11日から3日間にわたって開催される。

 ナーダムは地方都市でも開かれるが、首都ウランバートルでは最も大きい「国家ナーダム」がセントラル・スタジアムで開かれ、世界中から観光客が来る。この「国家ナーダム」は、終わった後も何度も再放送がなされるぐらい、この国にとって重要な行事となっている。

 あるとき、会社の同僚のモンゴル人と昼食をとっていたら、「ナーダムになるとみんなホショール(モンゴルの揚げ餃子)をたくさん食べるんですよ」と言われた。

 それを聞いて、「なんだ、普通の祭なのか」と思ったが、実際にナーダムの現場に行ってみると、その熱気に圧倒された。

 そもそも、私は失態を犯したところがある。ビジネス以外でモンゴルに関する事前学習が足りなかった。『地球の歩き方』や『ロンリープラネット』すら持たずにモンゴルに来てしまった。

 その理由は「旅でなく仕事をしに来ているのだから、そんなものは必要無い、情報はインターネットで十分だ」という考えがあったためだ。しかし、それは間違いだった。

 ナーダムなどの文化的なイベントがその国でどういう位置づけなのかを知るには、旅行の書籍を見るとわかりやすい。旅行ガイドブックは一部不正確な記述はあるものの、海外現地に住むのであれば持っていて損はしない。

 ナーダムは日本でいう何に当たるのか?と日本を知るモンゴル人に尋ねても、的を射た回答をもらえなかった。「体育の日」や「夏のお盆の長い夏季休暇」かと聞いてみると、すべて違う、と言われた。ナーダムはモンゴルにしかない、国民の尊敬を集める特殊なイベントである、というのだ。

 仕事もナーダムの期間は休みとなるため、それならば、よい機会なので行こう、と思った。

 自宅からスタジアムの途中、モンゴルの皇居広場的な存在の「スフバートル広場」では、たくさんの催し物が開かれていた。普段よりも賑わっている。そこでは鮮やかな民族衣装の「デール(дээл)」を着て写真撮影するサービスがあったので、やってみた。値段は5,000トゥグルク(310円)であった。

 広場を回った後、モンゴル相撲が開催されているセントラル・スタジアムに向かった。道には同じ方向を歩く人が混雑しており、中にはヨーロッパ、アメリカ系の旅行者も多々見られた。

 会場に着くなり、多くの出店が並んでおり、「ホショール」というモンゴルの揚げ餃子を食べてみた。餃子といっても、油分をたくさん含んだ、手のひらサイズの肉だけの揚げパイのようなもので、カロリーはかなり高めだ。一枚食べただけで腹が膨れた。モンゴル人は子供でもこれを平らげ、おまけにコーラまで飲んでいる。そのためか、肥満体型のモンゴル人をよく見る。

 出店を回っていると、大型テレビの前に試合を見る客で混雑していた。チケットが買えない者は、この大型テレビの立ち見で我慢しているらしい。これは、なんとしてでも席に座って現物を見たい、と思った。

 まずはチケット売り場を探した。

 怪しいダフ屋らしき人物がチケットを売っている。それに手を出そうとしたが、やめておいた。なぜならば、チケットを差し出しても「それは違うチケットだ」と警察と入場管理者に止められるモンゴル人を何度か見たからだ。恐らくであるが、午前の部のチケットを適当に拾って、午後の部でも入れると嘘を言って売っているのでは、と推測された。

 怪しい者からはモノを買わないというのは、特に外国では、注意したほうがいい、と本能で感じた。

 さて、チケット売り場は一体どこにあるんだ、と探してみたものの、モンゴル語もあまり話せないので、場所がわからない。ぐるぐるスタジアムを回っていたものの、チケット売り場のようなボックスは見当たらない。

 そこで意を決して、入場の確認スタッフの、若い眼鏡をかけた女性に聞いてみたら「ここではチケットは扱っていない」と言われた。当日券はないということなのだろうか。せっかくここまで来て横綱対決を見れないのはとても残念に思えた。

 未練がましく、ぐるぐるしていると、その眼鏡をかけた女性から「チケットがあったよ」と声をかけられた。思いがけない幸運に気分が高揚した。

 値段を尋ねると「2万トゥグルク」と言ってきた。チケットには9,000トゥグルクと書かれている。いくらなんでもこれは暴利をむさぼりすぎだろう。しかし、時間も無いので、その値段で購入することを決めた。

 スタジアムに上がってみると、席はすべて満杯。大相撲で言う「満員御礼」の状態である。

 スタジアム中心部の芝生の上にはモンゴル人力士が多数集まっており、試合前の「鷹の舞」などを披露している。このような舞の儀式をはじめて見た私には、草原の上の動物的な、堂々とした動きに見えた。

 日本でも、横綱土俵入りの型で「雲龍型」と「不知火型」があり、モンゴル相撲に似たものがあるな、と思えた。そう思えるのは、モンゴル相撲は、シャーマニズムと密接に関連があり、日本の相撲は、神道に基づいた神事であるからだ。

 なお、ブフには土俵が無く、スタジアムの芝生の上でランダムに勝負をする。寄り切りなどの技は存在せず、投げや足技が中心で、ひじ・ひざ・頭・背中・尻のいずれかが先に地面に着いたら負けというルールだ。

 私がスタジアムに上がって2試合が終わった後、モンゴル相撲の横綱対決がはじまった.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



日本ポップカルチャーフェスティバルの様子。一眼カメラを持った人が多く、オシャレな人が多いためか、モンゴルでも比較的裕福そうな人が集まっている雰囲気だったため、日本的であった。
懇意になった僧侶の許可を得て、普段は立ち入りができない二階部分から観音像(мэгжид жанрайсиг)を撮影。おそらく一般の外国人でここに立ち入るのははじめてではないかと思われる。 読経のイベントでは、欧米人のチベット仏教徒も見られ、モンゴル語を英語に訳して解説をする場面もあった。
ガンダン寺の前に並ぶ占い師の小屋。掘っ建て小屋で、ここに入るのは現地人でないと難しい。英語の訳は、もちろん無い。
旧ソ連的な雰囲気の残るエルデネットという地方都市に行く。アジア最大級の銅山で栄える街だが、自然療法で「ホワイトハウス」というところに潜入してみた。強力なパワーを持ったモンゴル版「江原啓之」の「先生」の話を聞き、歌を歌うなどする。 雰囲気的には地方の公会堂に自然療法を信じる人たちが集まって、治療にあたるところといえる。
ウランバートルの郊外にある日本人慰霊碑。記念館のようなところには、天皇陛下、小泉首相、安倍首相の訪問の写真や花が添えられていた。記念杭の後ろに写っている女の子達は、この記念碑を管理してくれている家の子女であった。

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