「鳩菅不況」で首寒な週刊誌たち
週刊誌は私自身、1つも定期購読していない。速報としてはネット(ブログかヤフーが多い)で、深い情報としては新書や単行本で知ることができるから、週刊誌というのはいかにも中途半端で、なくても困らない。週刊誌ならでは、というものがない。週刊新潮がやっちゃったようにスクープも嘘が多いし、慣れてくると捏造っぽいのは分かるようになる(検証しようがない話はだいたい嘘か誇張だ)。
電車に乗らないから暇潰しメディアも不要だし、タクシーでは酔うから読めない。書評についていえば、アラフォー以下の世代にとっては、週刊誌よりブロガーのほうが影響力がある。金融日記 と MM的 が取り上げたら、1年前に光文社から出した本が、アマゾンで400番代まで上がって3週間待ちになってしまった。
「面白い話」ならば、圧倒的にネットのほうが強い。たとえば、本当に面白い話というのは裏話であって、週刊誌には載せられないことが多いが、ブログでは可能だ。山崎元氏のこれなんか典型で、今年一番面白かった記事だけど、週刊誌ではムリ。5万部以上の雑誌(ダイヤ、東洋経済、文春、新潮、ポスト、現代)でこれを載せたら社内的に問題になる。
でも、本音ではない骨抜きされた文章なんてブログに慣れた読者には見透かされるから、雑誌上のエッセイの類は、早晩、若い世代から順に相手にされなくなるだろう。
今のところ、週刊誌はプロのカメラマンを使うから写真がきれいだけど、デジカメの高性能化、ケータイへの搭載によって、その優位性もなくなってきている。週刊誌って、10年後、半分も残っていないのではないか。
「鳩菅不況」が強風を増すなか、来年も「月刊現代」「諸君!」クラスの老舗がいくつか潰れるはずだ。「サピオ」とか「週刊現代」とか、首を洗って待っている雑誌がぞろぞろあるけど、二番底が割れそうな来秋くらいまで持つのだろうか。
賛成。基地より100倍いいです。パチンコとかFXよりもカジノはずっと健全でいい。ただし「警察庁や金融庁など役人の天下りは禁止する」と設置法に明記すること。
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読者コメント
大変興味深いエントリーでした。すでに自分自身も雑誌を購入しなくなって久しいです。
コンビニでの週刊誌の立ち読みすらしなくなりました。
興味ある新書くらいですね。ハードカバーは内容が良ければ購入したいと思います。しかし文庫化されるものでなければに限ります。
沖縄県に何かカジノを作ること、新しい経済基盤を作ろうとするのには賛成です。失業率低下が少しでも進めばと思います。
また、大阪府の橋下知事も大阪にカジノを作ろうと発言しています。
しかしながら東京都の石原慎太郎知事も随分昔に東京都にカジノを作ろうと言っていて未だに実現に至っていません。なぜなんでしょうね?
何かカジノには実現させるには問題があるのかもしれません。
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