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03/09 2020
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初のA5版に。ひとまわり大きい。
 新刊が発売となり、大手書店からやっと並び始めたなと思ったら、さっそく重版の連絡があった。本書はタイトルの通り、「AIロボット化が不可避的に進む10年後以降の日本で、人間が価値を発揮する仕事とはどのようなもので、何が機械に置き換わるのか?」という問いに、正面から超具体的に職種名を挙げつつ、答えを示したものだ。「機械と人間の二極論」ではなく、両者のハイブリッドたる《デジタルケンタウロス》の領域にこそ伸びしろがあることを示している。キャリア教育的に10代にも読んでもらいたいので、高3生で理解できる書き方をしている。

 具体的には、僕が高3や浪人生だった頃は、大前研一や落合信彦の本ばかり売れていたのだが、大前本はビジネスや経済の前提知識が必要で10代にはよくわからないが、落合本はけっこう入ってきたので、あのタッチを参考にしている。伝わらなければ意味がないからだ。語句の脚注もしつこく入れた。

 発売日は、コロナショックでNYダウが前日終値比1190.95ドル(4.4%)安と過去最大の下げ幅を記録し、リーマンショック以来の世界同時株安となった2月28日。経済が不安定になると、職の未来についてじっくり考える必要が生じる。バブル期以来の売り手市場というぬるま湯はいつまでも続かない。その点では、編集者が勝手につけた「3人に1人が~」という帯文句は、まあよかったのではないかと思う。

 実際には、頭数ではなく「業務量の33.9%」というのが私の試算で、それも「現状のままの仕事内容ならば」という話。増える分は考慮せず、生まれる仕事については別途、詳しく解説した。10年前と同じ仕事のやり方をしている人など、実際にはそういない。AI監査が進めば、会計士の仕事は、非効率でアナログなサンプリング調査とはガラっと変わる。通販が進んで販売店員がいらなくなったら、店舗の販売員業務は減り、倉庫業務や配達業務が増えるわけである。

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見開きだと見ずらいため、ペラペラの一枚を入れた
 このテクノロジー進化でどう仕事内容が変わるのか、というテーマに取り組み始めたのがいつだったかというと、オズボーン論文(雇用の未来)や「機械との競争」が話題となり、出版局長だった山崎さんとNPの佐々木さんから偶然同時に「10年後~の続編としてやらないか」と提案され、やる気になったのが2015年の春だった。形になるまで5年かかったことになる。編集は水野さん&高橋さんに引き継いで担当してもらった。

 ITやAI、ブロックチェーン、そして機械化全般が含まれるため、範囲が広すぎ、未知の分野もあるので簡単にはできないが、コンサル時代の内容にも被る専門分野だけに、いずれ取り組まねばならないテーマだった。じっくり腰を据えてやるか――と、やや重い気持ちで決意したのだった。

 当時、大企業社員ばかり取材していて、まだカバーできていない職種(資格系の士業など)が多かったので、「取材を終え次第書く」ということにしたが、ここまでかかるとは思わなかった。電通過労死事件ナガセ名誉棄損訴訟など、優先的に取り組まざるをえない問題がいくつか発生したことも大きかったが、予想以上に取材先が見つからず、取材に時間がかかったのが大きい。取材不足で本を書くわけにはもちろんいかないのである。

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ごちゃごちゃしているよりは…
 B6版より一回り大きいA5版のサイズとすることを了承したのは、かさばるデメリットよりも、図表やマトリクス図、イラストを多用することから、見やすいメリットを優先したからだ。それが、紙ならではの価値でもある。

 僕は、ソリューションとなりうるオリジナルのフレームワーク提示こそが、この種の本の付加価値だと思っている。よって、その特徴が一目でわかるよう、表紙にも図を入れて貰った(当初は文字だけだった)。加納徳博さんのイラストも、個性的で気に入っている。

 デザインは、編集者いわく脱昭和・脱平成を目指したとのことで、令和的に仕上がったと思う。これは前作装丁と比べると、紙質も含め、明らかな違いがわかる。社内デザイナーさんや編集者さんはじめ、関係者のみなさんお疲れさまでした。

「機械と人間」は、人類にとって永遠の本質的テーマであるため、カバー(表紙)はいろいろ模索したが、奇をてらったものにするよりも、落ち着いたもので、教科書的でいい、と思った。満足度の高い出来である。オーセンティックに、長く読まれる本になればいいと思っている。ぜひ書店で手に取ってみていただきたい。

 
20:39 03/09 2020 | 固定リンク | アクセス数(6133) | ブログトップへ | <<前へ 

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ココで働け! “企業ミシュラン”

渡邉正裕(WATANABE Masahiro)
(株)MyNewsJapan代表取締役社長/編集長/ジャーナリスト。ほぼすべての主要企業内ホワイトカラーに情報源を持つ。現役社員への取材に基づき企業の働く環境を一定基準で評価する「企業ミシュラン」を主宰。日経新聞記者、IBMのコンサルタントを経てインターネット新聞を創業、3年目に単年度黒字化。
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