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ためしてガッテンが宣伝も、EUでは却下された「茶カテキン」効能
茶カテキンの効果を宣伝したNHK「ためしてガッテン」

 

 

 

 


 NHKの老舗健康情報番組「ためしてガッテン」がお茶のカテキンを特集した。取り上げた根拠は、市民151人に対する臨床試験と未発表論文だけ。茶カテキンについては花王ヘルシアはじめ、脱メタボ効果で日本ではトクホとしても認められているが、オーストラリアの研究では逆の効果が出ており、EUでは昨年10月に「証拠不十分」として却下されている。トクホの臨床試験には、効果があるという結果の背後に、どれくらい効果のない研究が未発表のまま捨てられているかが不明だ。消費者庁はトクホ審査に際して、臨床試験の事前登録などイカサマを許さない審査制度を導入すべきだろう。 

【Digest】
◇「がん死亡率激減、悪玉コレステ減少、脱メタボ効果」は本当か
◇EU専門機関の評価で却下された脱メタボ効果
◇オーストラリアの研究では偽カプセルの方が効果あり
◇企業スポンサーの研究では、効果ありの結果が4倍に増加
◇都合の悪い結果も隠せない臨床試験の事前登録を義務化すべき
◇利害関係なしの台湾研究で体重、ウエスト周囲で有意差なし

◇「がん死亡率激減、悪玉コレステ減少、脱メタボ効果」は本当か
 「ためしてガッテン」が1月19日「お茶!がん死亡率激減!?超健康パワーの裏ワザ」と題してお茶に含まれるカテキンの効用についての特集を行った。

 「ためしてガッテン」は比較的節度をもった番組作りに好感を持っていたのだが、民放の健康情報番組が軒並みなくなった反動なのか、最近ちょっとあおり気味が目につくようになった。

 今回の番組は、静岡県掛川市で現在進めてられている「掛川スタディ」と呼ばれる大規模な栄養疫学研究がベースになっている。

 農水省の委託事業で、緑茶のどのような品種が最も健康増進効果があるかを解明して新食品を開発することで世界をマーケットにした茶業振興に資すること、とある。

 その中でお茶の健康効果に関する主な研究は2つで、ひとつは30歳以上の掛川市民1万人程度を対象にして、お茶の摂取量と動脈硬化やがんなどの病気を調べる疫学コホート研究だ。

 これは現在参加者の登録中で、病気の発生状況を2019年位までフォローアップする予定なので結果がわかるのは当分先の話だ。

 もうひとつの研究は臨床試験で、同じく掛川市民151人を二つのグループに分けて、一方にはカテキンを含むお茶エキスのカプセル、他方にはでんぷんの入った偽カプセルを12週間飲んでもらい、血液中の悪玉コレステロールの値やウエスト周りのサイズの変化に差が出るかどうかを測定するという試験だ。

 こちらは結果らしきものが番組の中でも紹介されていて、「本物のカプセルを飲んだグループは悪玉コレステロール値が平均9.02減少。ウェストも平均1.86センチ低下しました。ニセモノのカプセルを飲んでいたグループには大きな変化は見られませんでした」と紹介されている。

 実験を行った東北大学の栗山信一教授のコメントとして「運動や食事制限を伴わずにこれだけの効果が得られるのは、病院で処方される薬並みの効果だということです」とのこと。番組では「この実験から、お茶がメタボや動脈硬化の改善・予防に大きな効果があることがはっきりとしたんです」と結んでいる。

 しかし肝心の結果はまだ論文として発表されてはおらず、今後、日本疫学学会で報告予定だということらしい。正式な論文としての発表を前に「大きな効果がはっきりした」と断定したことは勇足といわざるを得ない。

◇EU専門機関の評価で却下された脱メタボ効果
 というのも、そうした茶カテキンの効果は、現在EUが進めている食品成分の健康強調表示の評価事業で昨年10月に「証拠不十分」として却下されたばかりだからだ。

 具体的には、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



画像2花王のヘルシアのの効果。花王のHPより抜粋
画像3EUの専門機関が重視した研究論文での効果。ヘルシアの図と一目で比較できるように作図。偽カプセルのグループの方が痩せている。
企業スポンサーだと結果が好意的になる割合が4倍という研究

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