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豚、桃、ブルーベリー…市民団体調査でセシウム検出続出 福島県発表「不検出」の嘘
市民放射能測定所という市民団体が測定した数値では、日本政府の基準値以下とはいえ、セシウムが続々と検出されている(出典:市民放射能測定所 -測定結果より)

 マスコミでは牛肉だけが騒がれているが、論理的に考えて豚や野菜などあらゆるものが汚染されているはずだ。宮城県産の牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたのを確認して以来、被爆地一帯産の食品が気になり調べていると、福島の市民団体「市民放射能測定所」が検査した多くの食品から放射性物質が検出されていることが分かった。一方で、同日の福島県による測定結果では「ND」(不検出)とされるが、実はNDは不検出ではなく、役人用語で8ベクレル以下をNDとするといったトリックが隠されており、検出された数値は非開示だという。このような行政情報を信じるのか、「放射能汚染を心配する母親に情報を伝える」目的で発足した市民団体の調査を信じるか。生活者としてのリテラシーが問われている。

【Digest】
◇福島の市民団体調査で、ほとんどの食品からセシウム検出
◇検出値を公表する厚労省「福島県での測定方法は把握せず」
◇福島県所有の測定器は6台だけ
◇放射線値測定の問題点
◇梱包のまま12秒で放射能測定する富士電機製品

◇福島の市民団体調査で、ほとんどの食品からセシウム検出
 宮城県産の牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたことを確認して以来、福島県をはじめとした被爆地の食料品が気になり、調べている。すると福島市の市民団体「市民放射能測定所」が検査した多くの食品から、放射能物質が検出されていることが分かった。写真1のデータは、7月21〜23日に測定された結果の一部である。

 データを見ると、野菜の種類によって大きな差がある。特に高いのは、桃とブルーベリーで、ともに100ベクレル/kgを上回っている。逆に低いのは、タマネギ。キュウリやナスも、思ったほど高くはない。ジャガイモはばらつきがあり、これは取れた場所によるものだろう。同じ福島市内でも、雨の降り方次第でセシウムの付着量は違ってくる。

 気になる豚肉は、宮城県産のものが73ベクレル/kgで、福島産は50ベクレル/kg前後。これらは、野菜も含めて、皮をむいて刻んで食べられる状態にしての結果である。

 最近のデータでは、8月4日に福島市で持ち込まれた食品が100品。そのうち22の品目が、検出限界である20ベクレル/kg以下であったが、残りの78品、つまり78%の食品からは、セシウムが検出されている。

 この測定をしている市民放射能測定所は、震災後に放射能汚染を心配する母親に情報を伝える目的で発足した市民団体である。日本全国47都道府県に市民測定所を設けようという「測定器47台プロジェクト」の第一弾として、フランスの民間の放射能調査団体「CRIIRAD」の協力を得て、福島市に設立されたものだ。

 CRIIRADという調査団体は、すでに世界的にもかなりの名声を得ているNGOであり、放射能汚染と原子力に関する危険性について調査し、市民へ情報提供することを目的とした独立系の団体である。

 所長のブルーノ・シャレイロン氏が「チェルノブイリ原発の放射能について、フランス政府がウソをついたからだ」(以下ビデオより)と発言していることからも分かるように、この測定機関は、国からも、産業団体や政党からも、完全に独立している。それが可能となるのは、約5千人もの市民が、財政的な支援をしているからである。また、所長自身が放射能の測定についてレクチャーしている姿を日本語字幕でも見ることができるが、放射能測定については、実績と自信を持っているようである。

→参照:フランスのNGO クリラッド(CRIIRAD)が、日本向けに作成した放射能測定方法に関するレクチャービデオ 日本語字幕をつき

 クリラッドの他にも市民放射能測定所にはドイツ放射線防護協会をはじめ、小出裕章(京都大学原子炉実験所)、崎山比早子(高木学校・医学博士)、高野雅夫(名古屋大学准教授)、広河隆一氏責任編集による『DAYS JAPAN』などが市民放射能測定所に協力や賛同をしている。何より、県や国の言うことを信用できるのか?と懐疑的に思っている市民が欲している情報を提供している点が評価できる。比較する為にも、データは行政発信のもの1つだけではない方が良い。どちらを信用するかは、読者次第だ。

→参照:市民放射能測定所 食品別測定結果

市民放射能測定所が測定で使っているベクレルモニター。皮を剥いて食べられる状態で測るのは行政側の測定方法と一緒だが、数値は異なる。
 測定に使われる機器はドイツ製で、BERTHOLD TECHNOLOGIES社の「ベクレル・モニター LB200 ヨウ化ナトリウム・シンチレーター」という機械(写真は画像2参照).....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



福島県が測定し厚生労働省や農林水産省のHPから見られる測定結果。ほとんどの食品が不検出となっているが…
富士電機が発売する梱包のまま12秒で放射能を測定可能な食品放射能測定システム

 

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cororo  15:30 08/08 2012
悪いけど、このご時世、だまされる方もね・・・・
あやお  00:30 08/08 2012
場所にもよるがいまだに外部線量のことばかり気にして(他の地域の高さとか)内部被曝をおろそかにしてる人がいるのが信じられない。中部のここ、関東のあそこより高いけど、土壌汚染の数値は桁が全然違うよ!
RIO  12:45 10/01 2011
放射能検査の下限値を各県に聞いてきたが、中身は結構複雑だった。本当は、絶対的な下限値を決めての測定は不可能。かけた時間で概ねの下限値を決め、なおかつ、同じ条件で複数回検査すると結果も違ってくるなど。こういうことも説明して欲しいし、聞く方も相手を疑うところからスタートしないで欲しい。
mmrnnf  06:40 09/28 2011
測定結果を見る時には、誤差を加味するのを忘れてはいけない。カリウム40についても考慮しないといけないが、それにしても豚肉など数値が高いようだ。各自治体の検査結果については、検出限界値と細かい産地名が載っていないので記載するよう要望してきたが、皆さんも声を上げてください。
う~?  21:00 09/19 2011
こんなに今、数値に敏感になっているけど、本当に、事故が起こる前と起こった後の数値は大きく変わっているのだろうか? 世界でも、空気中の放射性物質の数値が高い地域があるみたいだけど、そこの地域の食品は大丈夫?とにかく基本のデーターがないから何が安全なのかわからない。安全基本数値はどこにあるの?
杉本祐子  10:51 09/17 2011
浪江町に現在も在住。3月4月は町内から運び出す家畜を積んだトラックが目の前の国道を頻繁に走っていました。3月18日に150μsvもあった地域から持ち出された家畜は既に皆さんの栄養となっているのでしょう。 夏前に胡桃が全て落果、ポプラも先月落葉してしまいました。植物ほど人は敏感でないのが救いと言えるのだろうか。 此処で産まれたウサギのような事が人に起きねばいいのにと願うしかありません。
三田  18:07 09/15 2011
福岡でも、福島の桃が売られてたんですよね~