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「殺意をもって娘を労働させた」ワタミ遺族の公認撤回求める訪問に、自民党が「抗議者」扱いで門前払い
門前払いのあまりの悔しさから、泣きながら自民党職員に掴み掛かる森豪さん(右)。記事末尾のリンクから動画視聴可。

 「『365日24時間死ぬまで働け』ということは、確信犯なんです。未必の故意なんです。殺意をもって娘を労働させたと言っていいと思う」。ワタミ過労死遺族の森豪・祐子夫妻が6月28日、記者会見でそう述べた後、参院選に立候補する渡邉美樹・ワタミ元会長の公認撤回を要請するため、自民党本部を訪れた。この日の来訪は1週間前に通知し担当部門にも伝わっていたが、自民党の全政治家と党の責任者は逃げ、対応にあたった末端職員は強硬に門前払い。不誠実な対応に終始した。あまりの悔しさから、森さんが泣きながら職員に食って掛かる場面も。夫妻は30分近い交渉の末、本部1階に立入ったが、自民党への抗議者として扱われ、政治家は対応しなかった。戦後、人命よりも企業利益を一貫して優先してきた自民党。その本性が端的に現れた今回の対応を見たうえ、投票に臨んでいただきたい(動画付き)。

【Digest】
◇ワタミは「殺意をもって娘を労働させた」
◇ワタミで娘を失った親として
◇森夫妻を抗議者扱い 担当者にも議員にも会えず

 「私はワタミで死んだ娘の遺族でございます。自民党に申し入れをしたくて、文書を持ってきました」

 6月28日午後2時55分。ワタミ過労死遺族の森豪さんと祐子さんは、今月おこなわれる参院選に自民党公認候補として立候補する渡邉美樹・ワタミ元会長の公認撤回を要請するため、自民党本部を訪れた。夫妻は08年、居酒屋「和民」の新入社員だった娘の美菜さん(当時26)を、入社2カ月わずかで喪っている。(下記記事を参照)

15時間労働で休憩わずか30分! 入社2カ月で過労自殺するワタミ社員のスタンダードな働き方

 森さんにとって初めてとなる政治への要請で、この日の午後3時に申し入れに行くことは、1週間前に配達証明郵便で通知済み。自民党から返事はなかったが、本部到着の10分ほど前に、支援者を通して、本部に入ってもよいとの連絡があったばかりだった。

自民党本部のゲートに向かう森夫妻と支援者。

 だが、正門からわずかに入ったところで、施設の管理責任者を名乗る自民党職員が、敵視するかのような口調で「会わないから。今日は拒否してますよ」と森さんらの立入りを阻止。外へ出ろと怒鳴った。

 「勝手に入らないでくださいよ!おかしいでしょ!あなた方がやろうとしていることは、無理矢理入ろうとしていることじゃないですか!」

 「対応しますよ私が。中ではできません!中ではできません!中ではできませんよ!私が今対応している!ここは私どもの敷地です!自民党の敷地です!」

 これが過労死遺族に対する自民党の対応だった。「来ることは伝わっていた。申し入れがあることも担当は承知している」とも話すこの職員は、情報調査局の猪股満氏。その口調や態度は、「公安の天下りなのでは」と評した記者もいた、と書けば、伝わるだろうか。同局の職務についても、自民党が「一切お答えしていない」と話す部署だ。しかも、責任のある役職者ですらないヒラの末端職員である。

 門前払いされた森さんは、自民党本部前の公道で、選挙とは無関係な猪股氏と対面。報道陣に囲まれる中で、不本意ながら、丁寧に、静かに、懇願した。

 「(文書を)渡すという申し込みもいたしました。ですから、受け取っていただきたい。それが第一目標です。ですからぜひ」

 選対本部の人に取り次いでほしい、そのために中に通してほしいという、たったそれだけのことだ。

 「私たち、5年間苦しんできたんです。とにかく苦しんできたんです」

 猪股氏は「それはよくわかります」とだけ回答。「毎日毎日苦しんで来たんですよ!」と続いた絞り出すような訴えに、職員がふたたび「それは私も」と言いかけた。そのとき、ふだんもの静かな森さんが、泣きながら職員のスーツの襟を掴んで声を上げた。

 「それが分からないんですかあたなは!!」
 「分かってないんだよ!!ほんとに!!」
 「だったらなんでワタミを候補にするんだよ!!」
 「毎日毎日泣いているんだよ俺たちは!!」
 「馬鹿やろうが!!馬鹿やろうが!!わかるだろ人間なら!!」
 「つないでくれよ!頼むから!」

◇ワタミは「殺意をもって娘を労働させた」
 森さんは、渡邉元会長の公認取り消しを求めるのが「遺族の義務」という。殺意を持って娘を働かせ、実際に殺した会社をつくった人物が国会に入れば、多くの若者がさらに苦しむ結果につながる――との危機感からだ。

自民党本部への要請に先立ち、厚生労働省で記者会見する森夫妻。右は夫妻を支援する全国一般東京東部労組の須田光照書記長。

 自民党本部への要請に先立ち厚生労働省で記者会見した森さんは、次のように述べている。

 「『365日24時間死ぬまで働け』ということは確信犯なんです。未必の故意なんです。殺すつもりで殺した.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



(上)ワタミの「理念集」の一部。「365日24時間死ぬまで働け」とある。(下)「理念集」は聖書を模した作りになっている。
自民党国会議員各位に宛てた森夫妻の要請書。
森夫妻に対応した自民党本部情報調査局の猪股満氏。

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    00:20 02/05 2015
モモはブラック企業で心身がボロボロになっていく国民がいることは明らかに国益に反してることが分かってない。どうしようもない。
けんけん  05:13 07/26 2013
会員
この猪俣を調べろ。絶対に何かあるぞ。
佐藤裕一  02:15 07/09 2013
会員
記事でも書いていますが、遺族側は本部到着前の時点で構内進入可の連絡を受けている一方、本部側は申入の件は担当に伝わっているとしながら門前払いしています。遺族側に手続き上の不備があるとは思えません。
桃  17:09 07/08 2013
自民党がどういう政党かがよく分かって良かったのではないですか。
モモ  00:43 07/07 2013
暴力が嫌いなのは不毛だからです。結論からいえば、渡辺美樹さんが参議院議員になった所で、何も変わりません。政治家が政治をやっているわけではないからです。土屋トカチさんのYoutubeを見ましたが、この騒動の原因は全国一般東京東部労組の須田光照さんという方の不備から始まっています。社民党系の団体なら、まず福島瑞穂代議士に諮ってからでしょう。
ななし  19:58 07/06 2013
人を切り捨てる自民党。国防を真面目に考えない共産党、国も人も全て投げ捨てた民主党……。わけの分からない他。ろくな政党がないですね。
   11:20 07/04 2013
自民公認は消されてないですね。阿部総理も人選を慎重にしないと思いもしないところから足をすくわれる事になりそうです…。