30歳前後の男性をターゲット読者とするサブカル系週刊誌。『下流社会』(三浦展)によれば、SPA!系男は「特に勤勉ではなく、仕事好きでもないし、才能もないが、フリーターになるようなタイプではなく、仕事をするしかないので仕事をしているというタイプ」。かつての勢いはなく実売10万部ほどまで落ちているが、このカテゴリでは唯一の成功例とされ、トップシェアをキープ。
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------------ケース01-----------
【掲載時期/出版時期】
2005年夏
【著者の年齢】
30代
【同媒体への掲載/出版実績】
3回未満
【原稿料(税込)/経費】
8ページで315,000円=39,375円/ページ。
【支払サイクル】
発売約1ヵ月後に一括振込
【納得度/その理由】
納得性は最高レベル。自分で持ち込んだ企画だが、この企画のために新たな取材は何もしていないばかりか、その後、取材源となる人たちと複数、知り合えることができ、人脈が広がったので、100万円以上の価値があったと感じている。
【フリーコメント】
●人脈は、原稿料以上のメリットがある。この媒体の競争力の源泉は、優秀なライターを抱えていることと、そのライターをつなぎとめられるだけの優秀な編集者がいること。SPA!は記事にライターの名前が出る。それが若手のライターにとっては実績になるから、原稿料は安くても頑張っている模様。
●他媒体と同様、電通は記事中では「大手広告代理店」「D」などと表記。
●読者層が「中の下」で購買力が低いため、あまり広告効果は見込めない。
(フリーコメントの例)
・媒体のタブー
・仕事を受けた理由/売り込んだ理由
・記事掲載のメリット/デメリット
・掲載記事に対する反応
・こんな記事が載りやすい
【MyNewsJapanコメント】
ライターを巻き込んだ編集者の企画力に定評がある。吊革広告のキャッチーな見出しコピーは、「見出しだけで中身は分かるから、買わない」という意見もあるが、広告業界はノウハウを盗みたがっている。
