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“ヒト転がし”見えた転職活動 人材紹介会社の危うい実態
非常に見栄えはよいインテリジェンス(千代田区大手町・丸ビル)

 IT系コンサルティング会社に入って、まる4年。年齢的にも30代に突入し、今後の自分のキャリアについて考える毎日だ。これまで様々な人材紹介会社にお世話になったが、所詮は無料サービス。“人転がし”も体験的に分かってきて不信感を持ち、最近は30万円払って転職コンサルティングも受けている。私の経験が役に立てばと思い、体験ルポをまとめた。

【Digest】
◇インテリジェンス(×) 適正年収は「常に+100~200万」?
◇人件費が安い若手を揃える、明確な戦略
◇新聞広告と同じようなもの
◇ケンブリッジ・リサーチ研究所(△) 3年間放置される
◇ムービン(○) 役に立つ面接の訓練
◇早稲田では政経と法は可、商学部以下はダメ
◇キャリアインキュ(×) 今、何個のゴルフボールが浮いてる? 
◇アンテロープ(×) 明らかに押し込もうとしていた
◇有料サービスへ(○) 「入れない理由を全部書き出せ」
◇軸をしっかり決める
【人材紹介8年、「身元がばれたら業界から抹殺されそう」な解説】
◇「ぶっちゃけ三流業界なんです」
◇紹介業の本音は「キャリアコンサルの時間を省きたい」
◇他人のコンサルどころじゃなくなる人材紹介業の社員

◇インテリジェンス(×) 適正年収は「常に+100~200万」?
 最初に人材紹介会社と関わりを持ったのは、今の会社に入って間もない頃、2002年のことでした。

 国内の大学(理系)を卒業してから海外留学して経営学(BA)を学んでいたので、社会人1年目で27歳。「慶応卒じゃないから」とJALの合コンを断られ落ち込んだこともあり、多少、学歴にはコンプレックスを持ち続けています。

 同年代と比べ年齢的に出遅れたという意識もあり、インテリジェンス の「無料年収査定」というのをWEB上で見かけたときは、「自分は適正年収を貰えているんだろうか」と興味を持ち、申し込んでみました。

 大学名や仕事内容など簡単な経歴と今の年収を入力して申し込むと、自宅宛に、もったいぶった豪勢な封筒が送られてきました。自分の年収は420万円でしたが、「適正年収は600万円」と書いてありました。

 そういう人もいます、みたいな書き方でしたが、いい加減なものだと感じました。なぜなら、同じ時期に申し込んだ東大卒の同期入社の新人のところにも、全く同じ適正年収、同じ文言のレポートが来ていたからです。

 私の友人で、人材紹介・人事コンサル会社(40人規模)に勤めた後に独立、人材紹介のキャリア8年というベテラン・Tさんに聞いたのですが、どこでも同じような年収査定はやっている、と。「あれは登録させて、転職まで持って行くツールなので、必ず100~200万円は高い数字を適正年収にします。明らかに貰い過ぎの人には、バッファーを持たせて提示し、とにかく低い数字は出しません」。

◇人件費が安い若手を揃える、明確な戦略
 絶対ウソだとは思ったものの、まんまとはまり、タイミングよく案内メールが来たので、丸ビル27Fのインテリジェンスのオフィスに行くことにしました。

 「キレイなねーちゃん」が3人もいる受付を過ぎると、カウンセラーの若手の男性社員と対面。「何をやりたいのか、どういう業界に興味があるか」と聞かれて、とりあえず「コンサルタントをやりたい」と伝えると、「メールを送るから、興味があったら連絡してください」と。とにかく受付の人がキレイだったことくらいしか、よく覚えていません。

 仕事上、丸ビルに出入りすることは多いのですが、エレベーターに乗っていて「おっ」と思う綺麗な人がいると、だいたい27階で降りる。だから、社員全般について言えます。合コンするならインテリが一番だと思います。

 Tさんによれば、「あそこは、明確にそういう戦略」だと。つまり、仕事内容は簡単な接客業だから、カウンセリングやコンサルティングの能力よりも容姿優先でスタッフを採用し、27~28歳までの人件費が安い若手ばかりを据え、その人たちのスキルアップにはさほど興味はない。一方で企業側に対しては、体育会系のノリで強力な営業をかけて網を張り、大量の案件を持つ。

 そして、サッカーのスポンサーをやるなど、マス広告を打って転職予備軍を大量にかき集め、案件とマッチングさせて、右から左に人材を流していく。紹介した人の年収の30%を、企業から受け取る。それが急成長したインテリジェンスのビジネスだ、と。

◇新聞広告と同じようなもの
今でも送られてくるインテリジェンスからのメール

 

 

 インテリの人と最初に面接をした後は、メーリングリストに登録され、週1くらいで、人材募集のメールが送られて来ました。多少はセグメンテーションされていますが、かなり大ざっぱで、自分とは関係のない案件も多かったです。

 それをみて興味がある案件について応募すると、すぐに面談がセッティングされ、また丸ビルの27階に行って、直接、企業の採用担当者と面接をします。私は一回だけ応募しました。証券会社がコンサルティング事業を立ち上げるというので人材を募集する、という話でした。

 この面接は、簡単に落とされました。入社したばかりだったし、本気でないことがバレたのもあると思いますが、あとで落ちた理由を尋ねたところ、「人の話を聞かない」と言われました。インテリの人に「自分をアピールして」と言われていたので、自分の話をしたのですが、しすぎたのがまずかったようでした。第2新卒募集だったので、年齢も関係したかもしれません。

 「インテリとリクルートエイブリックは、数の論理。リクナビみたいなもので、企業が人材募集を依頼すると、一気に100人規模で応募が来る。スクリーニングもあまりないから、ほとんど新聞広告と同じようなものですね」(Tさん)。

 メーリングリストで一斉送信してくる時点で、怪しいです。今思うと「あれはヒト転がしだな」という感じで、本当に自分のことを考えて紹介してくれる仕組みではない。リクナビネクストなんかと同じで、広く浅く、というやり方ですね。

◇ケンブリッジ・リサーチ研究所(△) 3年間放置される
 翌2003年、仕事にも慣れた頃、「ケンブリッジ・リサーチ 」という老舗の人材紹介会社に、WEBサイトから登録しました。日本系の、金融・製造業界に強いようでした。最初の面接に行くと、40代とみられる素人っぽいオジちゃんが出てきた。やりたいことを聞かれ、自分はやはり、コンサルタントをやっていきたい、という話をしました。

 その後、3年も経って、2006年5月、突然、メールで案件の紹介が来ました。国内金融関連会社のリサーチ職でしたが、たまたま友人がそこに勤めていて、社風を聞く機会もあり、自分には合わなそうなので面接も受けずじまいでした。

 ケンブリッジの人は、「あなたのスキルでは日系しか行けない。外資は即戦力を求めますから」というのですが、要するに、日本系企業の案件しか持っていないから、それをさばくために言っているだけじゃないか、と思います。

 今年(2006年)に入ってからは、日本で働くなら金融、海外ならコンサルティング、といった方向性を漠然と持つようになり、コンサル系に強い人材紹介会社を中心に動きました。

◇ムービン(○) 役に立つ面接の訓練
ムービンといっても引越し業者ではない。その実態は…
 2006年2月に登録したのが、「ムービン」。これはボストンコンサルティンググループ(BCG)にいたコンサルタントが兄弟で経営しているそうで、紹介先もコンサルティング会社に特化しています。

 WEBで登録して、案内に従ってムービンのオフィスを訪問すると、すごいダサいオフィス。場所も新橋のさびれた感じのところでした。元SAPという40代前半くらいのおっちゃんが出てきて、ちゃんとレジメをみてくれた。面接でアピールするポイントなんかも教えてくれた。

 即興の頭の回転の速さやロジカルシンキングを試す「ケース」がある、という話や、面接の訓練をしてくれて、レジメも見てくれた。これは非常に役に立つので、行って良かったと思いました。

 案件も、コンサルに特化しているので詳しくて、たとえば日立がコンサル事業を立ち上げようとしているからどう?とか、他にもいろんな選択肢をあげながら、相談に乗ってくれました。

 ただ、BCGやマッキンゼーは、学歴で駄目だと言われました。日本の最終学歴を見る、というのです。これにはちょっとむかつきましたが、しかたがないとも思いました。今はまたここにお世話になろうかと思っていますが、カウセリング後はしばらくキャリアについて、悶々と悩んでいました。

◇早稲田では政経と法は可、商学部以下はダメ
 BCG・マッキンゼーと人材紹介で付き合いがあったTさんによれば、この両社は、日本市場での戦略として、クライアント企業のトップマネジメントに合わせるために、紹介する人材は学歴で足切りをするよう指示されていたそうです。

 「東大、京大、一橋大、東工大はOK。早稲田だったら、政経と法はOKだが、商学部は×。慶応だと、経済・法はOKだが、商学部は微妙。あと、学生の時の就職活動で適性検査を受けて×だった人は、その記録が残っていて、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



「ボクのこと、見てる?」と聞きたかったアンテロープ

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通りすがり  22:50 09/06 2008
丸の内のインテリジェンスは、ここに書いてあるとおり。人材紹介会社なんてどこも似たようなものですよ。 少しは違うかな、というのはリテーナー(前金制)で特定の人材をサーチする会社。世界的なブランド力を持っているということもあり、余裕が違います。ただし、こういうところは「こんな仕事ありませんか?」と求職者が門を叩いても、そのとき余程ピッタリの仕事があるのでない限り、あれこれ紹介してはくれません。
匿名  23:54 07/03 2008
ジェイックという人材サービスのセミナーに3日間参加しました。集団洗脳というか自己暗示でムリヤリ士気を高めている感じです。ちなみに案件はほとんどが営業職です。ひたすら根性論を叩き込まれ飛び込みもさせられます。安保というCAが熱弁をふるっていますが、前職で会社の車のロゴを隠し仕事をサボっていたことや、大学では替え玉で単位を取ったことを自慢したりと、人格に問題ありなので注意願います。
通りすがり  18:25 06/21 2008
キャリアプランネットワークという会社もIT専門を唄った会社ですが、ここはCAは代表1人のみ。メールに返信がない、段取りが下手、メールは誤字脱字だらけなど、ビジネススキルがゼロ。さらに応募を依頼したのに2ヶ月ほったらかしにされた。 人は悪くないのですが、はっきり言って頭は悪いです。
匿名  18:18 06/21 2008
IT専門を売り物にした中小は要注意。所詮、ITができなかった連中がCAやっている。 特にリーベルという会社はひどい。小塚(取締役)というCAはメールに返信がないなど不備を指摘されるとすぐキレる。そして最後は謝る。 元アクセンチュアらしいが、ITの知識はない。
匿名  08:46 05/20 2008
企業に確実に入る条件はただひとつ、経験学歴よりもタフが自慢なことです。 鬱病が流行る訳です。 スカウトは実はコンサルが企業から来たように書いていますし、企業も減点評価して圧迫面接し、違う採用条件を出すのが常態化しています。
事情通  17:30 05/01 2008
インテリジェンスに×が付けられているのは、当然の結果です。なるべくしてなった、社会からの評価です。あなたは無知ですね。
通りすがり  15:40 04/27 2008
インテリジェンスでさえ、×がつけられているのは衝撃だ。