MyNewsJapanとは
書く・読む 記者 登録・変更

記事の出稿

情報提供

読者コメント

ランキング

メルマガ 登録・変更

お知らせ

HOME
会員ID :
パスワード:
会員登録・解除 お気に入り記事
マイニュース
広告代理店が折込チラシ5万枚を「中抜き」、大阪地裁が(株)マーケティング読宣など3社に情報開示求める
画像1:読売系の(株)マーケティング読宣のホームページ。同社をはじめ、(株)アルファトレンドと(株)読宣に対して、大阪地裁は折込チラシの扱い枚数に関する情報開示を求めた。現段階では、読宣の「潔白」は立証されたが、アルファトレンドとマーケティング読宣に対する検証が残されている。

 大阪・兵庫地区でクリニックを経営する医師がPRのため折込チラシ35万枚を発注したが、配布委託を受けた新聞販売店には、30万枚しか搬入されていない、という“広告詐欺”事件が発覚した。チラシの物流過程には、広告代理店が3社も介在しており、消えた5万枚のチラシはいずれかで「中抜き」されたか、そもそも印刷されていなかったことになる。疑いを持った医師がチラシ手数料の支払いをストップしたところ、2010年7月、広告代理店「アルファトレンド」が医師に対して35万枚分の手数料を支払うよう求めて訴訟を起こし、その裁判の過程で、請求書での枚数が「30万枚」に減らされていたことが発覚した(画像5参照)。大阪地裁は、読売系の(株)マーケティング読宣など3社に対し、問題のチラシの扱い枚数を示す書類を開示するよう求めている。新聞とその系列テレビが絶対に報道できない、新聞折込チラシをめぐる不正の実態に迫った。

【Digest】
◇「押し紙」で偽装された新聞部数
◇読宣の関係会社に情報開示命令
◇1枚の伝票から不正が発覚
◇3つの広告代理店が介在
◇チラシ水増しから「中抜き」の手口へ
◇「中抜き」5万枚の手数料は誰の手に?
◇広告代理店の言い分

 広告主の医師が発注した35万枚の折込チラシのうち、5万枚が新聞販売店に搬入される前段で消えていた事実が発覚した。チラシ手数料の不正取得をめぐる新しい手口が登場したようだ。

画像2:新聞社は、「押し紙」(新聞社が販売店に対して、購読者数を超えて搬入する新聞部数)により、公称部数を偽装している。写真は、人目を避けるためにコンテナ型のトラックを使って「押し紙」を回収している場面。撮影場所は、東京都三鷹市。
 松岡潔医師(仮名)は、みずからが経営するクリニックのPR手段として、たびたび折込チラシを採用していた。2008年11月、広告代理店を通じて大阪府と兵庫県下の新聞販売店に新聞折り込みを依頼したチラシの枚数は合計35万枚だった。しかし、新聞販売店には、30万枚しか搬入されていなかったことが分かった。

 大胆にも5万枚の「中抜き」。これらのチラシは、最初から印刷所へ発注されていなかった可能性もある。

 これまで筆者は、水増しされた折込チラシが梱包状態のまま、街角のゴミ収集場に捨てられていたという話を何度か聞いたことがある。しかし、破棄されたチラシの枚数が帳簿上の数字で公式に明らかになったのは今回が初めてだ。

 事件が発覚した舞台は大阪地裁の民事法廷。広告代理店が松岡医師に対して起こした裁判の中で、判明したのである。

 松岡医師が折込チラシをめぐる不正行為が慣行化していることを疑うようになったのは、2008年ごろであった。高い広告宣伝費を投入しているにしては、効果がほとんどない。発注したチラシが本当に配布されているのかを確認する方法もない。

 たとえチラシが配布されずに捨てられていても、確たる証拠を入手しない限り、広告主は広告代理店の責任を問うことができない。にもかかわらず、松岡医師がPRの手段として折込チラシを選択してきたのは、新聞社に限って不正を黙認するようなことはあり得ないだろう、と考えていたからである。

画像3:新聞販売店で過剰になり、段ボール箱に入れて捨てられる折込チラシ。広告主は民主党と自民党。
 そのうち松岡医師は、インターネットや週刊誌の記事で、チラシの不正と表裏関係にある「押し紙」問題について知るようになった。

参考ビデオ:秘密裏に大量破棄されるイトーヨーカドーの折込チラシ.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



画像4:新聞販売店で一時保管されている「押し紙」(ビニール包装)、と折込チラシ(新聞とガムテープで包装)。

 

画像5:(表上・中)読宣が作成したチラシの「配布数合計表」。松岡医師が発注した枚数は、兵庫県が74,650枚、大阪府が275,350枚。総計で35万枚になる。ところが読宣が裁判所に提出した「請求書」(図下)に記されたチラシの数量は、30万枚になっている。
画像6:販売会社六社会 仙台会議」の報告書

関連記事
記者コメント
本文:全約6000字のうち約5100字が
会員登録をご希望の方はここでご登録下さい

新着のお知らせをメールで受けたい方はここでご登録下さい(無料)

企画「えっ?まだ新聞、定価で読んでるんですか!?」トップページへ
企画「CMリテラシー」トップページへ
本企画趣旨に賛同いただき、取材協力いただけるかたは、info@mynewsjapan.comまでご連絡下さい。会員ID(1年分)進呈します。

アクセス数 4435 続報望むポイント
35
→ランキングを見る
続報望む
この記事について続報を望むかたは、以下の評価をお願いいたします。
続報を強く望む(100point〜) 強く望む(20point) 望む(3point)
(※今後の調査報道テーマ設定の優先順位付けにおいて重要な参考値となります)
読者による追加情報
お名前:
(会員の方はログインして書き込んで下さい)
コメント:
  注意事項
l  23:06 09/02 2012
黒藪さん そろそろいいんしゃないですか、東京駅で新聞業界のチラシをまいても。 クロスオーナー制度にっついて、新聞社の裏の顔を暴けば逃げられないですよ。 政治家がやらなければ民衆で、ちょっと教えれば誰でもわかりますよ みんなでさわけば怖くない。裁判不必要。
元ASA関係者  06:22 08/25 2012
地域独占という権利にはそれに見合う成果を出す責任がついてきます。部数を大きく減らすような人材は入れ替えられて当然です、そのために契約は数年ごとの更新制になっている。販売店網が怠け者だらけになると新聞社が経営危機に陥りますし、架空部数を計上していると真っ当な販売店が稼ぎ出した利益が詐欺販売店に吸い上げられるということになる。むしろ新聞社は犯罪者などに毅然とした態度で臨み前向きな人材をサポートすべき。
f  16:45 08/22 2012
黒藪さんへ、新聞販売店主は新聞社の社員ではありません。かってに販売の権利を取り上げることは出来ないはず。うちの販売店も有限会社になっております会社の取引の権利を一方的に解除は出来ないはずです。裁判所も何か勘違いをしているんでは。
元ASA関係者  17:42 07/04 2012
黒薮氏が引き込んだ読売の詐欺店主は裁判で負けたし追放されたけどな。そもそも新聞社が全販売店に何割もノルマの上乗せをしたというのは妄想で、詐欺部分はダメ店主の能力欠如分だからな。昔ならセールス団が拡材・脅し・泣き落しで取ってきたり、無代紙で実配部数を稼いでいた部分を架空部数に置き換えただけ。コストが高い配達していた分を店に積むようにしたから積み紙。
>元ASA関係者  16:49 07/03 2012
>粉飾報告をして積み紙詐欺をやった人間を調べ上げて業界から追放することができれば じゃあ、読売を始め全国紙などを追放しろよ。
元ASA関係者  16:48 07/02 2012
業界の未来を考えるのなら一番重要な部分は電子化・無料化の影響だと思うが、押し紙キャンペーンというのはネット普及前や店主が怠けた影響もごっちゃにされたものだ。それは味噌にクソを混ぜて味噌として売るような行為で、マトモな業界人なら絶対に許せない行為だろう。粉飾報告をして積み紙詐欺をやった人間を調べ上げて業界から追放することができれば、正常化された適正規模になりあと何十年か破滅が遠のくかもしれない。
現役販売店主  06:48 07/02 2012
元ASA関係者って馬鹿なのか?いい加減にしてくれよ!! お前たちのそういう考え方がこの業界で働いてるものたちの未来をつぶすのに・・・