「現在、薬価と仕入れ値のいわゆる『薬価差益』は7~8%で、ここから人件費や賃料を引いたものが会社の収益となります。4月の消費税率3%アップで仕入れコストが上がるため、事務員の給料1人分くらいはとられます。粗利は数%で、もはや薬価差益ではほとんど利益は出なくなっていて、薬局経営は『調剤技術料』で持ってるようなもの。しかも、全体的に保険点数は下げられる流れです」
より具体的に、東北地方で現在経営している薬局の収益は、概算で以下のとおりだという。その薬局は、ある整形外科からの処方せんが全体の9割を占め、開局1年目からずっと黒字。1日約50枚を処方し、薬剤師は経営者含め2人体制だ。
月次では約1100枚の処方せんをこなし、1000万円弱の売上。整形外科は単価が低いほうだという(※1割負担の高齢者と3割負担の若年者で患者側の負担額は異なるが、保険点数なので売上額はどちらも同じになる)。
次に大きいのが人件費で、薬剤師2(自分含め)、事務1、パート0.5の、計3.5人で月に計百数十万円ほど。薬局のテナント料が.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
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