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ネパールで働く(1)ゲストハウス、トレッキング、漫喫...「初期投資少なく法も厳しくない、やりたいことを実現しやすい国」
ポカラにある日本人宿サンタナロッジ(左)。その管理運営を任されている善家家族(右)

 ヒマラヤ山脈を擁する国際的な観光地、ネパール。物価が安く治安や国民性も悪くない。停電はあるがウェブ環境は普及し、日本食屋も多く住みやすいため、タイや中国などの物価高騰から逃れて長期滞在する日本人も増えているという。ただタイやインドのようなリタイアメントビザの支給はなく、ビジネスビザの取得には費用や手間が掛かるため、起業して1年を通して滞在するのは難しい国だ。初期投資は少なくてすみ、日本のように法律が厳しくない為、大儲けは難しいものの、自身のやりたい事を日本よりも簡単に実行しやすい魅力があるのだという。日本人向けゲストハウスを運営する若い日本人夫婦と、トレッキング会社や漫画喫茶を経営するアラフォー日本人男性に、「ネパールで働くこと」のリアルな姿を現地で聞いた。

【Digest】
◇ヒマラヤの麓、家賃25000円の快適な生活
◇初期投資が安く、簡単に自分の店が始められる
◇「支店をやりませんか?」と社長に申し出て夢の1つが実現
◇経験なしでも、菜食レストランでお客を増やす
◇お金は儲からないけど、自分自身でやる経験を楽しむ
◇夢の実現は、まずやりたいことを実際にやってみる事
◇ネパールでの会社設立は、時間的にも費用的にも大変
◇ビジネス・ビザの相場は600$
◇儲けたいだけならネパールでビジネスはしない
◇ネパールでの不便さより日本の便利さに違和感

◇ヒマラヤの麓、家賃25000円の快適な生活
 2014年春、25年ぶりにネパールを訪れ、まず感じたのは、以前より空気が悪くなったことだった。当時は人力車が走り、静かだったカトマンズの街中も、車の増加で排気ガスがひどく、盆地であるという地理条件も重なって、もはや大気汚染と言えるレベルだ。

 中国由来のPM2,5や日本の放射能、マレーシアとタイの「ヘイズ(haze) 」と呼ばれる焼き畑農業による煙霧など、アジア全体で空気が悪化していると感じる。

 カトマンズは車やバイクの騒音もうるさいので、ヒマラヤ山脈の麓にある観光地でもありネパール第2の街であるポカラに滞在した。宿として選んだのは湖にも近い「Mountain Villa」(マウンテン・ビラ)というホテル。理由は以下5つだ。

1)テラス付きの部屋10畳が25000円/月。
2)浴室にバスタブがあり、温かいお湯のお風呂に浸かれる。
3)部屋に薄型TV20インチがあり、欧州サッカーが視聴できる。
4)1Fに日本食屋がありルームサービスも頼める。
5)日当りの良いテラスでヒマラヤの雪山を楽しめる。

ヒマラヤの麓にあるポカラの街では800円でホテル暮らし
 カトマンズもそうだが、ポカラには日本食屋がいくつもある。蕎麦、うどん、ラーメンといった麺類をはじめ、豆腐や味噌、日本米なども現地で作られ、値段も日本より安い。ラーメン1杯は300円弱だ。また、イタリアンや韓国料理、中華など他の国の料理も手頃な値段で食べられる。マサラ味を中心とした辛い地元料理があまり好きではない僕にとっては、ありがたいことだ。

ネパールでは日本食屋が多く、料理は地元の素材を使った手作りで美味しい
 ネパール人は隣の大国であるインド人や中国人のような「我」が強くなく、容姿や気質が日本人と似ていて、気が休まる。その国民性ゆえ治安も良い。晴れた日には雪山のヒマラヤが見えるポカラがすっかり気に入り、年間、数ヶ月はここに滞在してもよい、と思えてきた。

 かつてヒマラヤ・トレッキングをする日本人観光客が多かったポカラの街も、現在は韓国人や中国人の観光客が目立つ。ナガルコットという、エベレストも見える丘に行った時、夕日に染まるヒマラヤの雪山を写真に収めようとする中国人の団体や韓国人の若者達は、ニコンやキャノンの一眼レフを三脚に備え付けて撮影していた。それに比べ日本人の僕はスマートフォンのカメラ。以前は日本人がしていた事を、今は中国人や韓国人がやっており、時代の流れを感じる。

◇初期投資が安く、簡単に自分の店が始められる。
 トレッキング以外には大してやることもないポカラに滞在していると、日本人宿や日本人がやっているカフェが幾つかある事が分かり、話を聞くことにした。

 長期旅行中に訪れたポカラが気に入ってチャイ(インド式ミルクティー)屋を始めた東京出身の若者や、原発事故後に移住してきて、今では日本の家庭料理を提供するご夫婦。物価が安いネパールでは店を始める資金が安くて済むし、日本と違って店を営業する手続きや法律が厳しくなく、手軽に自分のお店を始めることが出来るそうだ。

 なかでも、奥さんの作るビーガン(VEGAN、卵も乳製品も食べない菜食)料理がおいしい日本人宿「サンタナ・ゲストハウス」を管理運営する善家正貴さん(32歳)&もみじさん(27歳)夫妻に、ネパールで働く事の魅力や困難について聞いた。

 ご夫妻は、もうすぐ1歳になる初音ちゃんと一緒に、宿の運営やレストラン営業など、人生でやってみたいと思っていた夢を海外で実行している最中だ。開発途上国ネパールで、初めての経験を楽しみながら、今という時を大切にしつつ、自分のペースで夢に向かって進んでいる印象を受けた。

◇「支店をやりませんか?」と社長に申し出て、夢の1つが実現
ーーーお2人の出会いを含め、ゲストハウスをポカラですることになった経緯を教えてください。

善家「僕たち2人はタイのカオサン周辺にある日本人宿で最初に出会った後、インドや日本で再会し、同じ時期にニュージーランドへワーキング•ホリデーに行ったりしてるうちに仲良くなりました」

もみじ「その時、ニュージーランドで妊娠に気がついて、安定期に入ってからタイに行きました。バンコクのラマ9世病院で3ヶ月だと診断されたんです。そこで、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



カトマンズのタメル地区で漫画喫茶(上)を営業する水出氏(下)はエベレストへのトレッキング会社も運営する

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