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アドビ ナンバー2がロックアウト解雇され提訴、浮き彫りになった殿様商売「ぬるま湯」体質
アドビシステムズ代表取締役社長クレイグ・ティーゲル氏。アドビの日本法人社長という自分の地位を脅かす『デキるNo.2』を強引にロックアウトして放逐した、として裁判に。

 『フォトショップ』『イラストレーター』『アクロバット』といった定番の画像、映像、ファイルソフトで有名なアドビシステムズ。その日本法人で11年12月、社長に次ぐナンバー2として採用されたダニエル・ルイス氏(現44歳、仮名)は、営業活動でユニクロ、東芝、AIUといった大型顧客を次々と獲得し、全世界のアドビ歴代社員のうち400人ほどしか入会していないアドビ・プラチナムクラブに入会、米国に招かれ豪華客船で表彰された。しかし13年9月、突然、現社長より退職勧奨に遭い、拒否すると11月1日にロックアウト解雇に。その後、ダニエル氏は14年3月に会社を相手取り地位確認を求め東京地裁に提訴した。原告被告の言い分を精査すると、こうしたお家騒動のごとき内向きな権力闘争劇の背景には、アドビ製品が市場に定着し「高くても需要があるので、営業しなくても儲かる」という殿様商売のぬるま湯体質があることが透けて見えてきた。裁判資料に基づき事件を詳報する。

【Digest】
◇IBM在籍中にスカウトメール
◇アドビでの年収、退職条件
◇世界で歴代4百人のアドビプラチナムクラブに入会
◇いきなりロックアウト解雇→地位確認求め提訴
◇会社側の主張
◇被告主張の腑に落ちない点、アドビは無回答

◇IBM在籍中にスカウトメール
 まず、原告の主張からみてみよう。訴状や準備書面によれば、原告の訴えは以下の通り。原告のダニエル・ルイス氏(現44歳、仮名)は、日本国内で統計を中心としたIT会社「SPSS Japan」の社長をしていたが、09年にIBMに買収されたため、IBM SPSS事業部門の最高責任者として勤務するようになった。

 それから約2年後の11年5月19日、転機が訪れた。この日、ダニエル氏のメールボックスに、アドビシステムズ米国本社アジア地区人材獲得担当ディレクターなる者から、勧誘メールが来たのだ。

 メールの内容は以下のものだった。

 「直接ご連絡をとる失礼をお許し下さい。あなたのプロフィールをLinkedin(米国のSNS)で拝見し、あなたも興味を持たれるのではないかと思われる事項について、内密にお話できればと思っています。お電話で、これ以上の内容をお話できるようでしたら、ぜひご連絡下さい」

 その後、ダニエル氏は連絡をとり、面談した。このとき繰り返しアドビシステムズから言われたのは、日本オフィスのアドビシステムズ(本社東京都品川区)の社長クレイグ・ティーゲル氏を、本社はそろそろ引退させる予定なので、後継者を探しており、メールを送った、あなたの他にも多数に同様のメール送っており、結果は選考次第、ということだった。ティーゲル社長をなぜ引退させようとしているかは言及していなかったという。

 その後、ダニエル氏は、アドビシステムズ本社の幹部たちとの面接を求められ、最終的に、ダニエル氏が選抜された。理由は、経営者としての遜色ない経歴と、日本語、日本的心情に通じているからではないか、とダニエル氏は考えている。なにしろダニエル氏は、英語を母国語としながらも、大阪弁による日本語を理解する能力があり、日本人の人情の機微にも通じているという、異色の存在なのだった。

◇アドビでの年収、退職条件
 こうして11年12月1日、ダニエル氏はアドビシステムズに入社した。

 待遇は、住宅手当だけで年間850万円、年俸は.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



アドビシステムズ米国本社社長兼CEOのシャンタヌ・ナラヤン氏(同社HPより)。原告によると米国本社は日本オフィス社長の生殺与奪権を握っているため、米国本社に顔を向けて経営している
アドビシステムズ本社の入るゲートシティ大崎イーストタワー(東京都品川区大崎1-11-2、同HPより)
11年発売のアドビソフトが一式揃った「Adobe CS5.5 Master Collection」は397,950円もした。12年からは廉価なソフトを出す競合他社の影響などにより、Creative Cloudと称し、アドビ製品が月額で使用できるようになったが、長年の殿様商売による「ぬるま湯体質」は続いている

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    22:35 07/26 2014
名ばかりNo.2やな。実質トップ以外は奴隷だ。その奴隷のランクがあるだけ。