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東進ハイスクール運営のナガセが「訴訟テロ」実行! 記事削除して3000万円の賠償金払えとMNJを名誉毀損で提訴
1月29日、株式会社ナガセはマイニュースジャパンを訴えた。記事を削除したうえで3000万円の賠償金を払えという。恫喝訴訟、SLAPP(スラップ)の可能性が高い。

 直営校やフランチャイズ方式で全国展開する学習塾大手(株)ナガセが1月29日、マイニュースジャパンに対して、3000万円の損害賠償と記事削除などを求める名誉毀損訴訟を東京地裁に起こした。3月14日午前10時30分から東京地裁705号法廷で第1回口頭弁論が開かれる。問題にされたのは、ナガセとFC契約のある某中小企業に就職し、その社が経営する東進衛星予備校で働いた男性の過酷な労働体験記。「私は」という一人称の記事だが、ナガセは、直営校やFC校全体での事のように書いており虚偽だという。どの表現がどう「虚偽」なのか、提訴前のやり取りでも説得力ある説明はなく、取材や原稿依頼を完全拒否した末の高額訴訟。カネのかかる裁判をあえて起こした態度は、批判記事を訴えまくって世のひんしゅくを買った「訴訟テロ」の元祖「武富士」を彷彿とさせ、恫喝訴訟、SLAPP(スラップ)、訴訟テロである可能性が高い。(文末で訴状およびナガセが「虚偽」だと指摘する記述一覧ダウンロード可)

【Digest】
◇3000万円払え――と訴状届く
◇どこがどう虚偽なのか曖昧な「通知文」
◇どの記述をさして「虚偽」なのか、特定に3ヶ月
◇特定FC校での体験が「ナガセ全体」になる不可解
◇批判記事を訴えまくった武富士に態度が酷似

◇3000万円払え――と訴状届く
 2月はじめ、マイニュースジャパンに東京地方裁判所から訴状が届いた。原告は株式会社ナガセ(永瀬昭幸社長)、被告はマイニュースジャパン(MNJ)。1月29日付の提訴である。

 代理人は小原健・齋藤雄司両弁護士。小原弁護士は、いわゆる「ロス疑惑」によって深刻なマスコミ報道被害にさらされた三浦和義さん(故人)がスポーツ新聞を名誉毀損で訴えた裁判でスポーツ紙側の代理人をつとめた経験がある。つまり、報道被害を訴える個人の前に立ちはだかって大マスコミを守る仕事をしていたわけだが、今回は、MNJという零細メディアの報道に対して上場企業を「守る」という、まったく逆の構図の仕事のようだ。

 もっとも「報道」と「名誉毀損」という関係では逆であっても、つねに大会社の側につくという点では首尾一貫しているともいえる。

株式会社ナガセの創業者で社長の永瀬昭幸氏。武富士の社外取締役をしたこともある(ナガセホームページより)。
◇どこがどう虚偽なのか曖昧な「通知文」
 さて、訴状の内容はおおむね次のとおりである。

 〈2014年10月15日掲載の記事「『東進』はワタミのような職場でしたーーある新卒社員が半年で鬱病を発症、退職後1年半で公務員として社会復帰するまで」は虚偽でありナガセの名誉・信用を著しく毀損した。3000万円の損害賠償の支払い、ならびに記事を削除したうえでMNJに謝罪広告を1年間掲載せよ〉(趣旨)

 記事は「虚偽」である、だから削除せよ――。

 この要求を、ナガセは昨年夏以来、内容証明郵便や配達証明郵便の「通知」という方法で再三、行ってきた。訴訟に記載された内容もほぼこれと同じだ。3000万円という賠償要求額のほか、目あたらしいものはない。

 しかし、なぜ訴える必要があったのかについては、多いに疑問がある。ナガセの「通知」内容には、意味をはっきりとりづらいあいまいな部分が多数あった。記事は虚偽だから削除せよという結論部分は理解できるものの、具体的に記事のどこがどう「虚偽」だというのか、なぜ「虚偽」なのか、肝心の部分が不明瞭なのだ。

 意思の疎通を目的とした事務文書としては失格ではないか、ナガセが本業で展開している日本語や英語の教育は本当に大丈夫なのかと、ナガセ代理人の通知文を読みながら筆者は率直にそう思った。

 やむを得ず、ナガセの言いたいことを明確に確認すべく、MNJは書簡のやりとりをはじめ、筆者も助言者としてかかわった。以下に述べるとおり、なんどかのやりとりを通じて、どこの記述をさして「虚偽」だといっているのかという点は、ひとまずわかった。その上で、どうして「虚偽」なのか、論拠を詰めるべくMNJ側から質問を行っていた。

 今回の提訴は、この質問に対する回答を待っていた矢先のことだった.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



ナガセ本社に掲げられた宣伝のノボリ。

 読者各位のご支援を呼びかける次第である。

■訴状
■ナガセの主張一覧
東京都武蔵野市にあるナガセ本社。
ナガセ直営の「東進ハイスクール」とフランチャイズ方式の「東進衛星予備校」がある。問題の記事は後者で、ナガセではない特定の会社における個人的な体験であることが誤解なく記述されていたが、直営校・FC校の全体かその多くで起きているかのように書いているとナガセは解釈し、「虚偽」だと難じている(高松市にある東進衛星予備校)。
路線バスに描かれたナガセの宣伝。

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記者コメント
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本文:全約5400字のうち約4200字が
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ウォール  11:22 03/26 2016
マイニュースジャパンは逆にナガセ側に対して、虚偽告訴の罪で逆刑事告訴してやれば宜しい。
    00:47 03/15 2016
東進ハイスクールに勤めている有名予備校講師の方々は自分自身が勤める予備校の正体を知った上でもこの東進ハイスクールを肯定する気持はあるのだろうか。恫喝訴訟を行うなどまともな企業、会社ではないことを自ら証明したようなものだ。MyNewsJapanはこのような卑劣な恫喝訴訟に負けることなく事実を報道し続けて欲しい。
三宅勝久  09:46 03/12 2016
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第1回口頭弁論は3月14日午前10時30分から東京地裁705号法廷で開かれます。事件番号:平成28年(ワ)2844号 民事33部