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滋賀医科大病院の岡本圭生医師に対するパワハラが頂点に、患者カルテ20通を無断で外部へ漏洩
マイニュースジャパンでの連載に加筆して書籍化した新刊『名医の追放』(黒薮哲哉著、緑風出版)。大学病院における医療への関心の高さを反映し、増刷がかかった。

 滋賀医科大病院の岡本圭生医師に対するパワハラがヒートアップしている。既報のように、岡本医師は岡本メソッドと呼ばれる高度な小線源治療で、前立腺癌の卓越した治療成績を残してきたが、同病院の泌尿器科医による未経験手術への参加・協力を断ったことなどが引き金になり、今年12月末で大学病院から追放される。追放を対外的に正当化するために大学病院は、岡本医師の評価を失墜させる工作を行った。岡本医師の患者のカルテを無断で閲覧し、その一部を外部の医師に郵送し、岡本メソッドで生じた合併症を血眼になって探っていたことが明らかになった。岡本メソッドは針生検が出来る医師であれば誰でも実施可能――という嘘のプロパガンダも繰り返されている。本来は客観的に評価されねばならない医療や学術の業績が、村社会の「掟」に背くと組織の力で捻じ曲げられる。「黒い巨塔」の最新実態をレポートする。(患者からの手紙をPDFダウンロード可)

【Digest】
◇2015年に始まる事件の経緯
◇岡本医師追放へ動いた大学病院
◇発端は朝日新聞の裁判報道
◇ブラックボックスの中で作成された報告書
◇泌尿器科による誤診の疑惑も
◇小線源治療は誰にでも出来るのか?
◇事実との整合性を欠いた陳述書
◇事件の終わりと始まり

11月26日で、滋賀医科大学での小線源治療を終えた岡本圭生医師。手術件数は1200件を超えている。
 11月19日付け朝日新聞は、「患者同意なくカルテを示す 滋賀医大、外部の医師に」と題する出河雅彦記者の署名記事を掲載した。それによると滋賀医科大病院が、前立腺癌の小線源治療を受けた患者らのカルテ(20症例、21事例)を、主治医の岡本圭生医師や患者本人に、秘密裏のうちに外部の医師へ郵送し、「治療による合併症の有無を評価させていた」という。プライバシーにかかわる情報を漏洩することが個人情報保護法に違反することはいうまでもない。

 この違法行為に先立って、大学病院の河内明宏教授成田充弘准教授を筆頭とする泌尿器科の医師や松末吉隆院長、それに、病院職員らは、1000名を超える岡本医師の患者のカルテを、主治医と患者に無断で閲覧していた。これも違法行為に該当することは言うまでもない。カルテを第3者が閲覧するためには、主治医か患者の許可を得なければならない。この件については、マイニュースジャパン(5月29日付け記事)で既報した通りだ。

◇2015年に始まる事件の経緯
 滋賀医科大病院による岡本圭生医師に対する誹謗中傷(パワハラ)は、日増しにエスカレート。岡本医師を大学病院から追放するための口実づくりが組織的に進行している。カルテ漏洩事件も、その一端と解釈される。岡本医師が行ってきた小線源治療の評価を失墜させることで、「名医の追放」を正当化しようとしているのだ。

 こうした状況の下で、11月26日、岡本医師は、滋賀医科大での最後の小線源治療を終えた。

 岡本医師が開発した岡本メソッドと呼ばれる小線源治療は、前立腺癌の治療で卓越した治療成果を上げてきた。特に高リスクと呼ばれる難治性前立腺癌患者についてはPSA値が100ng/mL(注:4ng/mLを超えると精密検査の対象になる)を超える症例も手掛けながら、非再発率95.2%という世界でも傑出した治療成績を論文発表している。

 このため滋賀医科大病院には、岡本医師の治療を受けるために全国から患者が集まっていた。

『『滋賀医科大医学部附属病院の最新治療がわかる本』の中で、松末吉隆院長は岡本メッソドは高く評価していた。その後、バッシングに転じた。
.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



滋賀医科大病院の泌尿器科の「担当医師案内」。成田充弘医師の名前もある。
大学病院前で、岡本医師の追放に抗議する人々。(写真提供=田所敏夫氏)
岡本医師の治療を受けた患者が塩田学長へ送った感謝の手紙に対して、松末院長が書いた返事。岡本メソッドについて「世界的にも誇れるものです」と述べている。

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NAO  23:50 01/04 2020
被告は小線源治療に高度な技術は必要なく未経験であることを患者に伝える義務はないと主張していますが、滋賀医大自ら寄付講座の概要に「当院はトップレベルの小線源治療技術を有する」と明記している。トップレベルの治療に高度な技術が必要無いとは医師として明らかに支離滅裂な証言です。被告は岡本医師とは別に泌尿器科独自の危険な小線源治療を実施したと証言しているも同然です。
SHOU  22:27 12/14 2019
松末院長は岡本医師の治療は10年以上も滋賀医大病院でトップレベルの治療実績を残している中で、なぜ今になって何のために有害事象の調査を行なう必要があったのか。(無断で個人情報を使用してまで)その専門家とは誰なのか。最近小線源治療において危険であるという証拠が医学界で明らかになったのか。医師の一人として明らかにしていただきたいと思います。
SHOU  22:25 12/14 2019
松末院長の証言については、岡本医師の治療について評価していたことについて認めたものの、いつ、何を根拠に評価が変わったのか全く回答できていません。泌尿器科は自分の専門外であり最近になり専門家の意見を聞いたからと言っているように聞こえましたが、岡本医師の治療は10年以上も滋賀医大病院でトップレベルの治療実績を残している中で、なぜ今になって何のために有害事象の調査を行なう必要があったのか。
SHOU  22:23 12/14 2019
塩田学長の証言については、問題の原因が岡本医師の性格等にあることに終始しており、裏を返せば組織に従わない人間に問題があると言っているだけであり、問題の本質からずれています。滋賀医大のトップの倫理観の欠如を改めて感じました。
SHOU  22:22 12/14 2019
まして岡本医師の治療は精嚢やリンパ節にわたる超ハイリスク患者の治療まで行っているのであるから、放射線科医が主導で治療を行えるはずがありません。私は岡本医師と河野医師に治療していただいたので河野医師に感謝しているのですが、この証言はあまりにも幼稚なもので悲しくなります。
SHOU  22:21 12/14 2019
河野医師の治療についての証言は、米国・マウントサイナイ大学のネルソンストーン教授の教えを岡本医師と一緒に受けたことをよいことに、その知識に基づいて自身の主導で行っていると述べているように感じました。前立腺のどこにどれだけの線源を置くことについては泌尿器科医の領域であり、放射線医師の役割は当該計画に基づき副作用が出ない放射線量になっているか検証することであることは素人でも容易に想像できます。
須磨の関守  20:52 12/13 2019
会員
河野医師の証言は何とも不自然だ。マニュアル通りにすれば事足りるのは、机上作業である御自身のプランニングであり、前立腺の刻々の変形を読みながら小線源を埋め込む岡本医師の精密作業には高度のテクニックを要する、と考えるのが常識だろう。河野医師にとっては、高度の技術で難手術を成し遂げるゴッドハンドなど存在しないらしい。