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1月の月報

情報提供
◇才の発見システム
◇金融庁、銀行営業時間の規制緩和へ
◇私はパラノイア
◇「民生委員」のお仕事
◇出る杭を打つ人治国家
◇コバリョー氏の替え歌、イタい忘年会
◇検察庁広報部読売課、産経課、日経課
◇なぜ行政はリサイクルしないのか
◇既得権化している私書箱
◇政権に近い人物を逮捕する検察
◇テレビ記者のミッション

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  • 才の発見システム
  • 金融庁、銀行営業時間の規制緩和へ
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才の発見システム

もちろん受信料は払っていないが、NHKで再放送していたフィギュアスケートのグランプリファイナルフランス大会をたまたま視た。浅田真央のショートプログラムの「カルメン」がいい。細かい演技が印象的。

これはプロとしてお金をとれる。フィギュアスケートで、初めてそう思った。しかし、1990年生まれというのが驚きだ。ついこの前ではないか。

15歳というと、どうしてもバルセロナ大会での水泳・平泳ぎで金メダルをとった岩崎恭子を思い出す。当時、わずか14歳の中学生だった。なぜ15歳の浅田が出場できないのか、と思ってしまう。4年後ではピークを過ぎている可能性がある。岩崎が次の大会で、メダルはおろか入賞もできなかった(10位)ように、人それぞれピークは違うのだから。

トリノオリンピックを見ていて考えてしまうのは、「『才人』企業だけが生き残る」(ちくま新書、井原哲夫)に書かれていることだ。以下、抜粋である。

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日本で才人があらわれないのは教育のせいではない。社会システムに問題があるのだ。学校は基礎をきちんと教えるべきである。できそうなことは、まず子供たちに多様な経験をさせ、そのなかで自分の得意な分野を認識させることである。指導者が子供たちの才を見極めることも必要である。

もし、子供たちが自分の得意な分野を認識し、その分野に夢を持つならば、その能力を磨くための方法が見えてくる。そして、高等教育でが必要な分野では教育の効率性が高まることが期待できる。

子供達にとっても人生の目標が明快になり、意欲が高まる。『才の時代』においてもっとも重要なことは『才の発見システム』を構築することなのだ。

…スポーツ大会は『才を発見するシステム』と考えることができる。野球の場合、子供のころから大会が数多く開かれ、そのなかで子供たちは自分の相対的能力を知っていく。

 …企業に就職すると、具体的仕事をすることになるが、そこではじめて自分の向き不向きを実感する。潜在的に得意な分野に配属されれば幸運だが、そうでなければ才の芽がでないことになる。

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つまり、日本では野球の場合、ほとんどの子供が小さい頃から野球を経験し、才能が発見され、甲子園へ、という「才の発見システム」が存在している。

しかし、フィギュアやスキーのジャンプなどは、そもそも一度も経験しない人が大多数で、才能が埋もれてしまっている可能性がきわめて高い。

これは、国の役割だと思う。国民にとっても、国家にとっても、各自がそれぞれの才能を発見し、磨きをかけ、世界に挑戦できるような仕組みがあれば、全員がハッピーだ(旧共産圏のような強制的なものはいけない)。

報道によれば、フィギュアをやろうとすると、リンク貸し切り代、個人レッスン費、衣装代、スケート靴代、クラブ費、遠征費など、1ヶ月およそ20万円かかるという。つまり、現状では、カネ持ちの子供にしか、チャンスがない。

荒川選手は、オリンピック強化選手の第一期生だそうで、これに選ばれると、強化部という部門が選手を支援をする仕組みだそうだが、そもそもの競技人口を増やし、裾野を広げることが一番重要だ。

小泉政権の格差を容認する姿勢はいいのだが、チャンスが平等であることが大前提だ。チャンスが不平等なまま格差が開いているのが現状であり、これは最悪である。

スポーツに限らず、幼少児が、さまざまなことに、コストは国が面倒をみて、ひととおり経験し、そこで発見された才能を伸ばせるような仕組みを整備すべきだ。次の政権でぜひやってほしい。

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金融庁、銀行営業時間の規制緩和へ

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 金融庁は、銀行が設置する支店や出張所の休業日や営業時間の規制を4月から緩和する。現在は営業を休める日を「土日祝日」と規定、店舗を開いておく時間も「午前9時午後3時」と定めているが、住宅ローンの申し込みを主体とする個人向け店舗などで制限をなくす。4月からの流通業者などへの銀行代理店業務解禁で、店舗が多様化するのに対応する。
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午後3時に閉めているのは、規制のせいだったのか、と改めて驚く。消費者を無視した護送船団行政はいいかげん、やめてほしい。流通業なんて24時間営業でがんばってるのに。

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パラノイア

 『起業バカ2 やってみたら地獄だった』を読む。

起業には、ライバルを殺したいくらいの執念・情念が必要である、千3つの世界である…と。確かに

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