東京メトロ全168駅を騒音計で実測した結果のワースト10
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大音量「バカ放送」で騒音性難聴になる危険に対し、医師の筆者が大手私鉄15社に、発車ベル・拡声器放送の音量を85dB以下に下げる提案をしたところ7社が回答。西鉄が対策に積極的だった一方、東京メトロは改善拒否を続けている。東京メトロ全168駅を騒音計で実測したところ、東西線・西船橋、銀座線・虎ノ門、丸ノ内線・新宿がワースト3で、西船橋駅の発車ベルは、暴走族、パチンコ屋、街宣車以上のうるささ。85dBを超える駅の比率ワースト路線は日比谷線で76%に上った。
【Digest】
◇大手私鉄15社に85dB以下を提案
◇西船橋駅は暴走族、パチンコ屋、街宣車以上
◇日比谷線脱線事故を社史から抹消、JRは「お詫び」
◇「聴覚障害者のため大音量を維持」の誤解
◇発車ベルを20年前に全面廃止したJR千葉駅
◇大手私鉄15社に85dB以下を提案
前回の「大音量『バカ放送』で騒音性難聴の危険、救急車の10倍でも東京メトロは改善拒否」に関する騒音公害の記事の紹介と一緒に、(社)日本民営鉄道協会に加盟する(東京メトロを除く)大手私鉄15社に2月24日、「貴社(各社ごとの全駅数)駅の発車ベル・拡声器放送の音量も85dB以下に下げることをお勧めします。」というメールを送ったところ、6社(近畿日本鉄道、京成電鉄、京阪電車、東急電鉄、西武鉄道、阪急電鉄)から回答がきました(回答は画像にて表示)。
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大手私鉄15社に「発車ベル・拡声器放送の音量も85dB以下に下げることをお勧めします。」というメールを送ったところ、6社(近畿日本鉄道、京成電鉄、京阪電車、東急電鉄、西武鉄道、阪急電鉄)から回答がきた。
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回答が届いたとはいえ、ほとんどは通り一遍のご挨拶程度の返信メールだったにもかかわらず、もう1社、西日本鉄道(株)は電話でわざわざMyNewsJapanの記事を読んだこと、周辺住民や利用客から音量の苦情があればすぐに下げていること、夜8時以降は発車ベルを鳴らさないことなどを説明し、騒音対策に積極的な印象を受けました。
◇西船橋駅は暴走族、
パチンコ屋、街宣車以上 以下のような対応しか取り続けない東京メトロとは大違いです。
■東京メトロからの昨年の回答「駅の発車ベルや構内放送については、前回もご説明いたしましたが特に音量基準等はなく、ご利用になられるお客様に注意喚起を促す為に行っており、適切な音量での放送に努めております。ご指摘の赤坂見附駅に確認いたしましたが、発車ベル・構内放送とも特に音量が大きいということはございませんでした。
今後ともご利用になられるお客様に配慮した音量での放送に努めてまいります。」
(筆者注:日付は不明。誤って削除し、一部残っていたので掲載します。)
■2月12日東京メトロに送ったメール1日乗車券(710円)を買って「休日返上」で、2月11日 8時30分から15時30分まで、東京メトロ168駅中91駅で、発車ベル・アナウンスの音量を測定しました(編集部注:測定結果は前回の記事で紹介済み)。
本来なら、貴社の産業医が労働安全衛生法で義務づけられた職場巡視で測定して改善勧告し、すぐに音量を85dB未満に下げるべきことであります。
このような状況を放置しておくことは、利用客の聴覚障害発生の危険を考えれば、極めて恥ずべきことです。
近々残りの駅でも測定し、東京メトロ全168駅の結果を報告します。
■2月15日東京メトロからの回答東京地下鉄お客様センターです。
この度はお忙しい中、弊社一日乗車券をお求めいただいた上、各駅の音量測定の結果をご報告いただきありがとうございます。
ご報告いただいた内容を関係箇所に申し伝えるとともに、各駅の放送音量については現在、関係箇所と協議を進めております。
また、著書についての内容をご連絡いただきありがとうございました。
(編集部注:前回のメールのなかで参考図書を記して送っている)
■2月17日東京メトロに送ったメール東京メトロ 全168駅 測定結果(編集部注:画像参照)
東西線・西船橋駅の発車ベルは、貴社の168駅の中で、最も音量が大きく、104.5dBでした。うかつにも耳栓をはずして測定したため、音響性外傷 (ディスコ難聴)になりかけています。
このレベルですと、1回の被爆で、騒音性難聴を発症し治療できないため、加害者として損害賠償責任も生じます。104.5dBは、騒音性難聴の危険限界として世界共通の 85dB の100倍です。
この西船橋駅の発車ベルは、暴走族(85dB)・パチンコ屋・右翼街宣車(90dB)を遥かに上まわり、このレベルは、労働安全衛生法の危険作業場を除くと、ロックコンサート以外にはありません。現状のまま放置するのは、損害賠償リスクだけでなく、業務上過失傷害罪などの刑事責任も生じるおそれがあります。一刻も早く音量を下げることをおすすめします。
(編集部注:筆者実測で、暴走族は3m離れて83.6dB、パチンコ店は約90dB、 街宣車は5m離れて95dB)
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東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線)の168駅測定結果
注釈がないのは発車ベルの音量
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東京メトロ全168駅のうち、ワースト30駅のランキングを出してみたところ、東西線・西船橋、銀座線・虎ノ門、丸ノ内線・新宿と続き、ワースト30はすべて90dBを超えています。
また、路線別で、85dBを超える駅の割合(有楽町線・池袋駅と新線・池袋駅は2駅でカウント。千代田線・綾瀬駅は北綾瀬行き0番線も含めて1駅としてカウント)を調べてみると、ワースト路線は日比谷線(76.2%)でした。
路線別 dB差 (最大値の駅・最小値の駅)では、丸ノ内線の新宿と荻窪の差が34.9dBと3,090 倍の差があることがわかりました(いずれもランキングは画像参照)。
◇日比谷線脱線事故を社史から抹消、JRは「お詫び」 東京メトロがいかに酷い会社であるかは、日比谷線脱線死亡事故の扱いを見るとよくわかります。東京メトロにとって、日比谷線脱線死亡事故などは「パスネット導入」に比べれば、些細な出来事ということなのでしょう。
この事故に対して、東京メトロはホームページに「お詫び」の掲載もなく、沿革でも触れず、
社史から抹消しています。
JR西日本、JR東日本は、3年前の事故について、ホームページの冒頭で、「お詫び」をし、さらに事故の反省を踏まえて、その後の対策を公表しています。
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JR西日本 ■
JR東日本 JR西日本は「
沿革」に、福知山線の事故を載せています
.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
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■ワースト 30 駅
■路線別 85dBを超える駅の割合
■路線別 dB差 (最大値の駅・最小値の駅)

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