 Caa 不良企業
(仕事1.5、生活2.3、対価2.8)
|
トヨタ自動車は毎年、400~700名程度の「技能職」(高専卒)を採用しており、新人の多くが工場に配属される。最初に行うのは「規律訓練」だ。一列に並び、「構え!」「走れ!」の命令に従う。そして、後ろ手に組んで大きな声で自己紹介。規律を守れない者には、30代半ばのリーダーから「オマエらぁ!しっかりやれぃ!」といった容赦ない指導が入る。
【Digest】
◇厳しい規律、一目置かれる生産現場
◇寮はカイゼンされず
◇「お願いします」という感じ
◇村八分を恐れるプレッシャー
◇大きなピラミッドの中の自分の位置で…
◇とりあえず10年
◇長期雇用を前提とした報酬制度
◇福利厚生は渋い
◇カネではなく、雇用
厳しい規律、一目置かれる生産現場 これを、導入教育を含めた1ヶ月間、毎日続ける。日々の仕事に入ると、提案内容によって500円以上の報奨金が与えられる「創意工夫制度」や、業務品質を小集団グループ単位で向上させる「QC(=Quality Control)サークル」といった様々な仕組みで「カイゼン」活動の教育を受ける。規律、改善、育成、コミュニケーションがキーワードで、現場では徹底した教育が行われる。
現場では、インフォーマルなコミュニケーションも重視されている。1年に1度、トヨタ市内で、会社主催の駅伝大会がある。全部署から駅伝チームが編成されるのだ。選手として出場しない職場の人たちも、応援のためにほぼ全員が参加するため、1~2万人の大規模なイベントとなる。また、バーベキュー大会も随時、開催される。社外での交流を通じて、より結束力を高める意図があるのだという。
「生産部門会議」は、工場の一大イベントだ。これは、生産部門の役員(専務クラス)が視察に来るため、数十人の製造部長が現場を案内して回るものだ。各工場のローテーションで、年に1回くらい順番が回ってくる。日付が決まると、何ヶ月も前から準備し、見学ルートを決め、ペンキを塗り替えて通路をピカピカにし、カイゼンの取組み状況を説明するボードを作成して設置し、直前になると、プレゼンの練習までする。これは、規律を保つのが目的と考えられる。
◇寮はカイゼンされず
|
トヨタ自動車の組織 |
|
技能職は、本社(豊田市)周辺の8工場を中心に配属され、歩いて15分くらいのところにある独身寮で暮らすのが普通。寮は総じて古く、ある豊田町の寮は、4畳半と狭い。窓に隙間があるような老朽化
.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
|
トヨタ自動車のキャリアパス |
|
|
トヨタ自動車の年収推移 |
|
