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松下電器産業(元社員)

情報提供
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動機(モチベーション)チャート
 最優秀表彰を受ける社員がハーレーダビットソンにまたがって登場する日本IBMの社内イベント。大歳社長にゲストスピーカーとして招かれ、「爽やかな感動を覚えた」と評し、働く人びとにとって「わくわくする企業」への変貌を給与明細に添付される「社員のみなさんへ」で訴えた中村社長。強力なブランド力に依存し、家族的なカルチャー・会社主導のキャリア形成などが染み付いた同社にとって、かつてのIBMのような大変革がいかに難しいかは、「影響はあまり感じなかった」という現場社員の声を聞いてもよくわかる。
Digest
  • 関西で一目置かれる松下ブランド
  • 周りは10年で半分辞めた
  • 上司と部下で年齢の逆転
  • 異動できるのは稀
  • 身についたのは社内向けのスキル
  • 200人の前で所感を述べる朝会
  • 有休は容易に消化
  • 家族的な人間関係
  • 10年目で最低600万円強
  • 社員に優しい会社
  • 松下ブランドによるステイタス感
  • 横の連携多くチーム行動は必須
  • 「出る杭」を育てる人事制度は、まだまだ
  • 転職者は、まだ例外的
  • 古い松下のイメージ通り

【Digest】(本文内へジャンプします)

総論「仕事」「生活」「対価」

 ◇関西で一目置かれる松下ブランド
 ◇周りは10年で半分辞めた
 ◇上司と部下で年齢の逆転
 ◇異動できるのは稀
 ◇身についたのは社内向けのスキル
 ◇200人の前で所感を述べる朝会
 ◇有休は容易に消化
 ◇家族的な人間関係
 ◇10年目で最低600万円強
 ◇社員に優しい会社

向いている人・向いていない人

 ◇松下ブランドによるステイタス感
 ◇横の連携多くチーム行動は必須

会社発表の「白い嘘」

 ◇「出る杭」を育てる人事制度は、まだまだ
 ◇転職者は、まだ例外的



 90年代のはじめに入社し、一昨年(2003年)まで在籍していました。現在は自活すべく個人事業を進めています。


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上:給与明細に添付される中村社長のメッセージ。日本IBMのコンベンションで講演。
下:10年目社員。下半分が手厚かった福利厚生を物語る。4分の1のスペースを使って「住宅積立金」の年7.5%という破格の金利分と元金の合計金額が毎月、明細に明記されていた(上記例では元金に対し約4割も金利がついている!)が、中村改革で廃止され大ブーイング。

自分が入社した時代はバブル末期だったので、同期は大卒以上だけで1000人以上いました。全体では2000人くらいいたと思います。それが松下の枚方市にある体育館に一堂に会して、入社式をやる。

その後、50班くらいに分かれて、2週間にわたって、松下幸之助の教えや会社の制度的なことを研修で学びます。

それが終わって各部門に散らばると、自分の部門以外に配属された人たちとは全く接点がなくなるため、消息が分からなくなります。事業部制なので、別会社のようなものです。他は見えません。

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【企画趣旨】
 会社員はしがらみだらけ。働く現場についての本当のことを教えてくれるのは、会社を辞めた人たちだけかもしれない。どういうスキルが身につくのか?中途採用者の扱いは?どういう人が向いている?…。「企業ミシュラン」のサブ企画として、離職率や本当の残業時間、社員の人柄から年収水準に至るまで、企業側からは言えないけれど重要なこと(= 白い嘘 )も、率直にお話しいただく。
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