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上司のパワハラを許せず辞めたNHK元職員が分析「組織に魂を売った人だけが残り、ジャーナリズムに理想を持っていた人ほど去っていきます」
インタビュイーは学生時代からの『若者はなぜ会社選びに失敗するのか』愛読者

 就活時に単行本「若者はなぜ『会社選び』に失敗するのか」をバイブルとして熟読して就職活動に挑んで以来、10年以上愛読していたという、元NHK職員(2018年退職、東大卒)。理想を抱いてNHKに入ったものの、実際に3つの拠点で働いてみて分かったことは、「NHKとかジャーナリズムに理想を持っていた人ほど、会社を去って行っているように見えましたし、逆に言えば、組織に魂を売った人だけが残っているように見えました」。そんなNHKで感じた理想と現実、退職に至った理由等について、現場で見聞きした話を、率直に話して貰った。

【Digest】
◇飼い慣らされるか、飛び出すか
◇原発報道で止められて揉めていた
◇「報道以外」をやりたい人にはすごくよい組織
◇上司が後輩にパワハラ、歯止めなし
◇セクハラ・パワハラに甘く、登坂淳一を生み出す

◇飼い慣らされるか、飛び出すか
 NHKは、建前上は「公共放送」であり、民間企業の介入を受けない。ところが「公共」を履き違えているため、「影響力が大きすぎる」という理由から、具体的な企業名を入れたファクトジャーナリズムができない。また、毎年の予算承認を国会で得なければならないため、客観的な政治ジャーナリズムもできない構造にある。総務省の認可がないとニュースのネット配信すら自由にできないので政府の言いなりだ。政府にとって都合の悪いニュースは、忖度によって潰される。

 森友事件をスクープした相澤冬樹記者に上層部から圧力がかかって、2018年5月、相澤氏が考査部への異動を命じられて辞めた件が典型である。

 客観的にみて、こと報道部門に関しては、やりがいゼロ(むしろマイナス)で、ストレスが溜まるだけ、記者が死に際に後悔する組織にしかみえない。

「どこにも依存していないのに、政府への忖度は求められる。理想をもって入ってくる人ほど、辞める組織です。これは、すごいジレンマだと思う。相澤さんだけでなく、堀潤さんが辞めた背景も、そうだと思います」

 公共放送は本来、高い理想を持った人たちの集団、であることが求められる。ところが実際のNHKの体質やカルチャーが、裏金や横領など不正が横行する腐敗した組織だったら、幻滅し、そのギャップから、立花孝志氏のように「心の病」を患う者も出てくる。理想が高いほど、ギャップに悩むのは当然である。

 立花氏は、18歳時の採用面接を振り返って、こう語っている。「NHKがなければ、また戦争が起きてしまうかもわからない。国民に等しく受信料を負担してもらうことで、公平な放送ができる。権力が暴走する戦争を止めることができる。それがNHKだ。だから受信料を払ってくれ、と言って各家庭をまわりたいんだ、と言った記憶がある」

 キャリアとしては、和歌山5年→大阪(経理部)7年→東京(報道局と編成局の経理)7年の、計19年余り。大阪でバリバリ仕事をこなし、阪神大震災で知名度が上がり、31歳で東京へ。NHK在籍は計19年4か月。東京では、海老沢会長が主催するパーティーを5年連続で仕切っていた。辞める前の年、37歳時に、紅白歌合戦のチーフプロデューサーが2億円を横領して愛人に貢いでいた事件が発覚。立花氏は、心の病を発症し、良心の呵責に悩み、2005年、自身が手を染めていたソルトレイクオリンピックでの裏金作りについて、週刊文春への告発に至る。

「公共放送NHKに入ったら、公のために尽くす。その魂があったから、もしNHKが悪いことをしたら、国民を裏切るようなことがあったら、僕は会長室に立てこもってでも、自決してでも、国民のために働かなければいけない。だからNHKの職員は給料が高いんだ、そう思っている。そんな僕でも、心の病に苦しんで、内部告発まで、半年くらいかかった」(立花孝志51歳の過去と未来についてより)

 NHKのカルチャーや仕組みを、入社前に詳しく知るのは難しい。インタビュイーがNHKを選んだ経緯は、どのようなものだったのか。

「私はジャーナリズムに興味があったので、大学3年次から、バイトとしてNHKに出入りしていました。社内で職員たちの仕事ぶりを見ていて、記者やディレクターの現場仕事は.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



やりたい仕事をやらせる会社の見分け方(やりたい仕事ができる会社、会社が決めてくれる会社)
企業名のマッピング(NHK入り)

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   09:06 11/30 2019
BCCのような公共放送を目指してくれたら良いのに。NHKはもったいない組織だ。選挙速報で間違えたら降格人事、左遷をするような発表モノでは無く、調査報道に力を入れて欲しいのに。