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『35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書』発売
266ページ、820円+税。
→アマゾン:35歳までに読むキャリアの教科書

 当サイトで連載中の「ポスト戦後のキャリア論」が、『35歳までに読むキャリアの教科書-就・転職の絶対原則を知る』と題して、ちくま新書より7日、発売となった。名前のとおり、教科書的に基本的なセオリーを伝える内容であり、従来の戦後昭和型のキャリア論とは一線を画した、今を生きる20代、30代向けの現実的なものとなっている。特に、自分が20代半ば~30歳前後でキャリアに迷っていた時期に知っておきたかったことを、体系だって満載した。大学生の段階で、すべからく読んでおくべき内容だ。類書は存在しない。

 私自身のキャリアでいえば、初期(30代)の代表作にするつもりで情念を燃やして書いた。タイトル、副題、帯も含め、パッケージ全体を総合プロデュース。個人的には、満足のいく最高の仕上がりとなった。ぜひ手にとってみていただきたい。


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まえがき
◇「動機・能力モデル」で満足度の高いキャリアを
 つい十数年前まで、つまり90年代の後半までは、キャリア(仕事人生)の成功とは、すなわち「大企業に入ること」とされていた。ところが、1997年に山一證券や北海道拓殖銀行が倒産したあたりから、そうでもなくなってきた。

 たとえばケース①で取り上げるAさんは、95年の就活でJALにエントリーしていたが、もし入社して規制業種の「ぬるま湯」に浸かったまま30代後半を迎えたところで今回の倒産(2010年1月)にぶち当たったら、仕事人生をやり直せなかっただろう。そうでなくとも、実際にAさんが働いた勤務先は行く先々で業績が悪化し、合併や消滅を迎えている。そういう不安定な時代になったのだ。

 2000年のITバブル崩壊にともなう2002年前後の大手電機メーカーの一斉リストラ(人員削減)で終身雇用の崩壊は顕著になり、その後は一気に「転職が当り前」「3年で3割が辞める」時代に突入した。2009年には三越のような大企業も約1500人ものリストラを余儀なくされ、対象も35才以上に下げられた。JALのリストラも35才以上だ。30代ならまだ先は長く、50代と違って逃げ切れない。40代以降の「次のキャリア」への準備を35才までに完了させておくことは、ビジネスパーソンにとっての必須事項になった。

 会社分割制度(2001年)など、企業の合併・買収の法制度も整い、日本IBMから中国企業(レノボ)にパソコン事業ごと約6百人の社員が売却されたり、2010年には三洋電機のような一昔前の優良企業で、半導体部門の社員約8千人ごと米国企業に売却されるなど、社員がいつ外資に“人身売買”されてもおかしくない時代である。ケース④のCさんは就活で内定した会社が、入社する前に合併が決まったし、ケース⑥のEさんは自分が在籍する事業ごと売却され、カルチャーギャップに苦しんだ末に退職せざるを得なくなっている。

 公務員も安泰ではない。ギリシャ危機では公務員の給与3割カットや年金凍結が打ち出され、激しいデモで死人も出た。日本の財政状況を考えると、同じ事態に陥る可能性は十分にありうる。なにしろ、日本の首相が自らギリシャを例にあげ、危機感を公言しているのだ。

 大企業神話は今なお残るが、時代は明らかに新しい成功のセオリーを求めている。だが、そのセオリーは、どこでも語られていない。まだ新しい時代に入って10年余りしか経っておらず、事実の蓄積も検証も不十分だからだろう。

 本書は、戦後日本の一般的なキャリアモデルが崩壊しつつある今、その渦中で、先達のロールモデルもないまま迷うことを余儀なくされている20代、30代のビジネスパーソンに対して、より満足度の高い充実した仕事人生を送るための指針や座標軸を与える目的で書いた。

折り返し
 ベースとなっているのは、私自身が過去6年の間に行ってきた、平均3時間×300人強にわたる20代、30代のビジネスパーソンへの執拗なインタビュー取材である。従って、具体的な個人のストーリーや個別企業事例をふんだんに盛り込み、読者が自分の側の話としてリアルにイメージしやすいよう、心がけた。

 従前、学者が書いたキャリア論は海外の研究結果の紹介に偏り、一方で、著名人が自身の成功ストーリーを開陳するキャリア論は、汎用性がなかった。本書はいずれでもなく、特に10年超の社会人キャリアを積んだ一般の30代ビジネスパーソンへのヒアリングとディスカッションというフィールドワークが中心である。

 本書にかける私の思いとしては、「ポスト戦後」時代における新しいキャリアモデルが浸透し、多くの若者が無駄に迷うことなく仕事人生を送れるようになってほしい、ということだ。仕事がつまらないのなら、人生はきっと、つまらない。


◇本書の構成
 第1章では、ビジネスパーソンを取り巻く環境の変化を解説した。これは背景説明なので「そんなの分かってるよ」という人は読み飛ばしてよい。第2章では.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



動機・能力モデル
まえがき

 

 

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キャリア  14:13 10/11 2010
外資系企業に新卒で入社し、その後、中小企業に入社した私の経験では、「まだ」大企業神話は続いており、大学生にとっても、最も正しい選択肢と考える。