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パワハラ三昧&解雇通告された社員がレノボを告発、解雇撤回に
画像1:レノボ社から執拗な退職強要、パワハラを受けて解雇通告されたことを告発して、解雇撤回となったA氏。(11月16日、都内の労組集会にて、筆者撮影)

 


 レノボの研究開発部門がある大和事業所では今年に入り、社員30人を執拗に退職強要し、29人が退職。最後の1人であるエンジニアの男性社員(41)に対して、畑違いの翻訳業務を命じ、誰も使っていない10年前の分厚い資料や800ページもの論文を翻訳させ、週3回「進捗状況が遅い」とイビり続けた挙句、解雇通告した。ところが、その社員がそのパワハラを記者会見で告発し地位保全を申し立てた翌日、レノボは突然、解雇を撤回。日本IBMに入社した社員が、部門ごと中国企業に売り飛ばされ、パワハラの挙句に解雇という、これからの日本の大企業社員の誰しもに起こりうる事件の詳細を報告する。(地位保全仮処分の申立書はPDFダウンロード可)

【Digest】
◇いじめの再生産
◇「これが最後通告だ…」
◇島流しで〝翻訳地獄〟
◇〝パワハラ三昧〟の果てに解雇
◇記者会見の翌日、解雇撤回

◇いじめの再生産
 ニュースでは学校内の「いじめ」が問題視されている。だが、問題とされるべきは大人社会のいじめではないのか。例えば、これは氷山の一角だが、都道府県労働局の総合労働相談コーナーという窓口に寄せられた「いじめ」「雇い止め」といった労働紛争に関する相談は、昨年度で24万7,302件となり、過去最多を記録した。大人社会でいじめが増殖し、その親を見て育つ子ども社会でいじめが再生産されているのが、この国の実態だ。まずは大人社会が変わらないといけない。

 そう考え、パワハラの実態を取材したいと考えていた折、なんとIBMのPC部門から2005年に分離した「レノボ・ジャパン」の社員が今年10月に不当解雇通告されていたことが、IBM労組の「全日本金属情報機器労働組合(JMIU)日本アイビーエム支部」のHPで分かった。そこで組合にコンタクトをとってみると、11月9日に東京地裁に地位保全の仮処分を申し立てて、その後、霞が関で記者会見を行うという。現地に向かった。

 その時の記者会見の内容とその後の取材により、解雇通告された本人、担当弁護士、IBM労組委員長、レノボ大和事業所人事部、レノボ本社広報部の話を総括すると、不当解雇の実態は次のようになる。

画像2:レノボ大和事業所(神奈川県大和市)。画像上は、事業所周辺にある標識。画像下は、正門。(11月14日、筆者撮影)
◇「これが最後通告だ…」
 不当解雇を言い渡されたされた人物は、東急田園都市線と小田急江ノ島線沿線の「中央林間」駅から徒歩約10分に位置する、レノボ・ジャパン大和事業所(神奈川県大和市)に務めるA氏(41歳、本名、顔写真は本人の意向により伏せている)である。

 A氏は東京工業大学工学部電気電子工学科電力・電子コースを卒業後、1993年4月に日本アイ・ビー・エム(株)に入社。その後、2005年の会社分割に伴い、レノボの社員となり、ノートパソコンのソフトウェア製品の品質保証試験などに従事し、2008年6月からはサブシステム技術ノートブック開発研究所に配属。そこで新規開発のノートパソコンに搭載するビデオドライバーの仕様を決定し、スケジュールどおりに製品が完成できるようマネジメントする業務に従事していた。

 そうした中、A氏の運命を一変させる事件が起きたのだった。それは、今年2月9日の昼ごろのこと。同社の内藤副社長が全社員に対し、「研究所予算が15%の経費削減されて、そのために人員削減を実施する」と発表したのだ。

 そして、その日のうちに、A氏の部長級の上司にあたるセカンドラインマネージャーの宇野という人物がやってきて、こう言い渡した。

 「職位とスキルを考慮した結果、退職をお願いする結果となった」

 A氏にとって、まさに青天の霹靂である。

 さらに宇野氏は、退職金700万円と割増金として24カ月分の1,668万円の、合計2,368万円を提示してきたが、A氏はキッパリと退職する意志のないことを告げた。

 すると6日後の2月15日、宇野氏はふたたびA氏のところにきて、唐突にこう切り出した。

 「今の仕事はもうないので、次にどんな仕事があるか自分で見つけて『アクションプラン』として提案(プレゼン)するように」

 さらにこう言った。

 「開発費を15%削減するのは、本社からの指示であり、日本には決定権がない。パフォーマンスが出ていない人から切る.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



画像3:レノボ社がパワハラでA氏に翻訳させた800ページ以上もある分厚い論文。(11月9日、筆者撮影)
画像4:画像上から順に、解雇通知、解雇理由を記載したレノボの文書、地位保全仮処分の申立書(全文は記事下からダウンロード可)、解雇撤回通知。

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解雇規制をなくせ  19:57 09/07 2011
解雇規制がなければ こんなムダいじめしなくてすむのに・・・
かずま  16:37 11/17 2010
で、マイニュースジャパンは編集長の発言を読む限り、こうした解雇は日本企業でもあってしかるべきだ、という立場なんですよね?違うなら反論してください。
p  14:09 11/17 2010
学校でのいじめや自殺はニュースに取り上げられるが、あまり取り上げられにくい企業や公官庁でのパワハラ、自殺の方が深刻だ。
ニック  12:30 11/17 2010
レノボのパソコンは安かろう、悪かろうの代表だ。最近、日本の企業をリストラされた日本人技術者が中国企業に転職しているらしいが待遇は最悪らしい。要は技術のみ盗用され後は使い捨てらしい。ひどいものだ