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NTT元リクルーターが語る「リクルーターの建前と現実」
NTT西入社3ヶ月目の頃の写真(2007年7月頃)。このとき、大阪の下町エリアで飛び込み営業を担当していた。靴に穴が空き、時計から塩が噴き出るぐらい現場を回っていた。

 就活の解禁時期がいつになろうが、リクルーター制度は関係がない。『現役社員が、採用活動ではなく、ボランティアとして会社の姿を伝える場である』というのが建前だからだ。ところが、現実には、リクルーター制度をメインの採用手段として活用している大企業は多い。そんな会社の1つがNTTグループだ。NTT西日本でリクルーターを3年間やっていた元社員によれば、リクルーターは1月中旬から大学別に組織され活動を開始。面会した学生には漏れなくS、A、B、C、Dと評価を下して、リクルーター専用の情報システムに入力していくという。そして、リクルーター1人の独断で落とされる。本番の面接に行けるのは1割程度だ。では実際に、どのような点を見ているのか?元リクルーターが、自身の入社までのプロセスも含め、学生をどう評価していたのか、具体的に語った。

【Digest】
◇建前だらけのリクルーター制度の実情
◇学生を評価する側としてのリクルーターの動き
◇学生は何をどう見られていたか?
◇面談から内定後までの間で注意すること

 筆者(NTT西日本→アビームコンサルティング→海外企業のキャリア)は大学時代の団体の後輩、および大学時代に家庭教師で教えていた生徒より、就職活動の相談を受けている。11月末に日本に帰国した際、その就活の相談に乗ることがあり自己PR作成を手伝ったところ、私が就活をしていたおよそ8年前、2006年のリーマンショク前の売り手市場時代とほとんど何も変わっていないということに驚いた。

 何よりも、まだ一方的な企業側の新卒採用主義が続いており、企業側と学生側がフェアでない「情報の非対称性」が未だに強いことに強い疑問を感じた。そこで、そのような理不尽な就職活動の実情を伝え、さらには、それを乗り越え、転職活動にまで役立つフレームワークを紹介していきたい。

◇建前だらけのリクルーター制度の実情
 まずは、リクルーターの現実についてお伝えしよう。私自身、学生を見る側であったリクルーターをしたことがあったため、その建前と本音について、異業種の他社の話も交えて記載したい。なお、私がリクルーターを実施していたのは、2007年から2009年の3年間であった。現在は変わっている可能性はあるが、大きな流れを掴んでいただきたい。

 「リクルーターというのは、あくまで学生側には『ボランティアとして、気軽に会社の姿をありのままに伝える場である』ということを伝えてください」

 このように、リクルーターは「建前」を前面に押し出して、学生に接している。これをそもそも馬鹿正直に受け止める学生はいないかと思うが、「どこまでが建前で、どこからが本音なのか」は、私も学生時代を振り返っても全くわからなかった。

 組織人として失格かもしれないが、私は学生を見る立場にいたとき、一方的にフェアでないリクルーターの立場で話をするのが嫌であった。私は普通に、「あなた方を上にあげるか上げないかは、あなたがちゃんとストーリーが語れるか否かで判断します」という姿勢を貫いていた。自分が作り上げた「ストーリーを語れるためのフレームワーク」を使って学生を見ていた。このフレームワークについては後述する。

 私がかつて勤めていたNTT西日本では、組織的にリクルーター活動を実施していた。地域によりばらつきがあるが、リクルーター活動が組織的に編成されるのは1月中旬ぐらいであった。

 そのキックオフではリクルーターマニュアルが配られ、リクルーターとしての振る舞いなどを説明された。この資料は厳守資料で、個人個人に配布されるマニュアルには番号が振られており、後に回収されるぐらいの秘匿性があった。

 NTT西のリクルーター活動では、リクルーター・本採用のための情報システムがわざわざ作られていた。この採用システムでは、採用ホームページから登録した学生の情報を見ることができる。住所、携帯電話番号、大学名学部名、自己PR、志望動機などの記述内容だけでなく、説明会や座談会の参加の有無、採用ホームページをクリックした回数.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



大阪新阪急ホテルのホームページに記載されている喫茶店の案内。就職活動シーズンになると、こういったホテルの喫茶店はどこもリクルートスーツを着た学生と、私服を来たリクルーターが面談をしている様子をよく見ることになる。喫茶店はどこも満員になることが多いので、ノマド的に喫茶店周りをすることにもなる。
リクルーター時に配布された、学生向けの会社パンフレット。泥臭い飛び込み営業は「オフィス営業」と綺麗な様子で説明されていた。これを見て、学生はサービスクリエーションや経営企画がやりたい、と話をしてくるが、私は泥臭い現場営業の話をありのまま伝えていた。
NTT西の本社。学生時代の最終面接での来阪が、人生初の関西入りであった。
2006年当時のNTT東本社ビル。奥にある高いビルが、初台のオペラシティビルで、そこの中華料理屋で内定者懇親会を行った。
11月下旬に日本に帰国した際、大学時代の恩師と食事をするために慶應三田キャンパスの正門で待ち合わせをした際、もらったパンフレット。並んでいる企業を見ると、自分のころ2006年頃)に比べると外資系金融・外資系コンサルの勢いは衰えており、日本の大手商社、金融、メーカーの顔ぶれはほとんど変わっていないように思えた。

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