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シューカツ敗者の僕が朝日・日経内定者を取材して分かった、マスコミに受かる人の特徴とインターン&就活対策
新聞社から支給される交通費。中日新聞社の本社面接は全額支給で2万円ほどの金額が貰えた。

 若者の新聞・テレビ離れが指摘されて久しいが、学生にとって、マスコミ業界はいまだに人気の就職先だ。当然ながら選考はそれなりに厳しい。現在、早稲田大学の学生である私は今年、新聞やテレビなど大手メディアを中心に10社ほど受験したものの、あえなく全敗した。どうすればマスコミに受かるのか――。やはり内定者の体験談を聞くのがよいだろう。彼らの実体験が、より具体的な成功へのイメージを与えてくれるはずだ。今回、朝日・日経など、複数の大手マスコミ内定者を取材する機会を得た。彼らに聞いたノウハウにくわえ、私自身の反省点、および8月の面接解禁という特殊なスケジュール下での就活を経験するなかで気づいたことなどを、この機会に書き残しておきたい。この記事が、来年以降にマスコミ就活や再受験を考えている人たちの一助になればうれしい。

【Digest】
◇「インターンで早期内定を」――事前選考で日経に内定のAさん(男性)
◇「綿密に対策し、明確な戦略を」――朝日と日経に内定のBさん(男性)
◇苦節3年で、やっと得られた内定――大手出版社内定のCさん(女性)
◇内定者たちに聞いてわかった、マスコミ就活の心得
◇就活を考える――マスコミ10社に落ちた私がいま思うこと

 つめたい秋の風は、春夏用のリクルートスーツには堪える。比較的あたたかい日が続いていたとはいえ、すでに11月も後半。半年前に同じスーツを着てハンカチで汗をぬぐいながら東京のオフィス街を闊歩していた私だが、もはや、寒さに身をよじりながら早朝の地方都市を歩く羽目になっていた。

 東京在住の私だが、この日は中日新聞の面接(秋採用)を受けるため、遠路はるばる名古屋までやってきた。集合時間が早朝だったため、移動は前の夜に済ませ、市内のホテルに前泊した。少し時間に余裕を持って会場に到着したが、受付のソファにはすでに先客がおり、辞書みたいに分厚い本を、しかめ面で読みふけっていた。

 くせ毛で小太り、細く四角い眼鏡をかけた彼は、マスコミ浪人をした既卒生。彼が手にしていたのは、全国の地方紙に掲載されたルポ記事が収録された書籍(すでに絶版)だという。昨年の就活を経験しており、もはやベテランの風格すら漂わせる彼に、面接解禁時期の変更について聞いてみた。

 「今年は面接解禁の8月に、様々な業界の選考が集中したので、マスコミと銀行の日程がかぶったりした。新聞業界のなかでも、去年までであれば、まず全国紙の選考があり、その後にブロック紙、そして地方紙となっていたが、今年はどれもほぼ同じ時期に試験があり、就活生としてはスケジュールを組みづらかった」

◇全国紙とブロック紙が同時期に
 彼の指摘する通り、マスコミ塾の合格体験記などを見ても、例年であれば全国紙は4月で、ブロック紙や地方紙などは5月という流れになっており、全国紙の試験に落ちた学生が、この1か月の間に気持ちを切り替え、地方紙に挑戦して成功したという体験談もいくつか見つけた。

 一方、今年(2015年)は、全国紙の朝日新聞の筆記試験が8月2日であるのに対して、ブロック紙の中日新聞は8月8日となっており、1週間しか期間がない。これでは当初からブロック紙や地方紙も視野にいれ、あらかじめエントリーしていた学生でない限り、全国紙と連続して受験することはできない。

 また、様々な業界の選考が8月に一斉に行われたため、マスコミ受験に失敗した学生が、9月以降に他業種に目を向けたときの選択肢も、例年に比べて少なかった可能性がある。就活生の立場としては、業界ごとに選考日程をある程度は分散させてもらったほうが、落ちた時のリスクを分散させやすい。

◇「インターンで早期内定を」――事前選考で日経に内定したAさん(男性)
 朝だというのに、甲高い声で喋り続ける“就活ベテラン”の彼に辟易しながら、私はどこで間違ったのか――と自問自答していた。

 報われない就活を半年以上も続けている私のようなしみったれた人間もいる一方、面接解禁の8月よりも以前に、早々と大手メディアから内定を貰い、卒業を前に最後のバカンスを楽しむ学生もいる。これが人生である。

経団連のおひざ元に位置する日経新聞。面接の8月解禁はどこ吹く風と、インターン採用に励んでいた。
 若いときの苦労は買ってでもしろというが、無駄な苦労をしないように正しい努力をするほうが重要である。選考方法の是非は別として、マスコミ志望の学生はまずはインターンシップに参加し、早期内定を目指したほうがいい。

 以下は、経団連が8月解禁と決めても従わず、7月までに内定を出してしまっている日本経済新聞社の内定者(Aさん)談だ。

 日経新聞は、インターンシップに参加した学生を対象に、「模擬試験」と「模擬面接」を4月18日に実施しており、これが実質の選考となっていた。2014年10月に全5日間のインターンに参加した都内大学に通う男子学生のAさんは、上記の選考過程を経て、面接が解禁される8月より前に早々と内定を獲得していた。

 事前のESと面接による選考を経て、夏・冬・春という3回のインターンシップに参加した学生の総数は、150人程度。その中で内定を獲得したのは20名程度だったと、Aさんは記憶している。留学経験は必須ではないものの、内定者の8割以上がTOEICで900点以上をとっていた。Aさん自身も、英語圏への留学経験だけでなく、第二外国語の検定資格を持っており、この点を面接で評価されたという。

 日本で唯一といってもいい経済専門紙の日経新聞だが、面接では経済知識はそれほど問われない。「気になった記事を3つ挙げてください」と質問された程度で、Aさんは企業の海外戦略を扱った記事について話したという。志望順位が高いことを伝えていたため、面接は和やかな雰囲気で進行した。

 「とにかく早く動くことと、日経新聞をよく読むこと」が重要だというAさん。日経電子版の有料会員になれば、過去記事も検索して読むことが可能だ。高い語学力、インターンへの参加、そして丹念な新聞研究――これがAさんの勝因だった。

日経のインターン概要を知らせるメール。書類と面接による選考があるが、通常選考の面接回数(3回)に比べれば少ない。
 こうしたインターンによる事前選考は、他社でも行われていた。建前上は「選考とは無関係です」となっていても、実質的には選考になっている場合もあるので、要注意である。今年は、朝日新聞もインターン参加者を対象にした「模擬試験」を実施し、70点以上を獲得した学生は.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



朝日新聞内定者に配布される社史と社内報。設立は1879年(明治12年)と長い歴史を持つ。
時事問題対策でメジャーな「新聞ダイジェスト」のツイッターアカウント。
経団連による面接解禁時期の後ろ倒しは、学生に負担しかもたらさなかった。

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   09:02 01/01 2016
今から構造不況業種である新聞・大手出版に入社せんという若者はよほどの覚悟が必要だ。とかつて渡邊編集長も指摘していた。ニュース聞いていても明るい要素がない。小歩危康さんも逆に救われたのではないか。まあ、就活はどうしても運、縁も必要だなと改めて思った。