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記者クラブ訴訟、フリージャーナリスト山岡氏が証言
 裁判取材における記者クラブ所属記者との差別的待遇をめぐり、フリージャーナリスト・寺澤有氏が国を訴えている裁判で、7月20日、同じくフリーの山岡俊介氏の証人尋問が、東京地裁で開かれた。山岡氏は寺澤氏と同様に退去させられた経過などを証言した。これに先立ち、前外国特派員協会会長の「法律的な根拠を示してください」との陳述書も提出された。

 今回の証人尋問に先立ち13日付で提出されたのは、前外国特派員協会の会長、ハンス・ヴァン・デル・ルフト氏(『NRC-ハンデルス・ブラッド』紙記者)の陳述書。ルフト氏は2003年6月まで外国特派員協会の会長を1年間務めたあと、今年6月まで2年間、在日外国報道協会の会長も務めた、海外メディア日本特派員の中心的人物である。

ハンス・ヴァン・デル・ルフト氏の陳述書
 陳述書では、寺澤氏とハンス記者が警察取材で出会った経緯、記者クラブ問題への自身のこれまでの取り組み、などが書かれている。

法的根拠を示せ、全世界へ配信する
 陳述書は結論として次のように述べている。

  「日本では、「ジャーナリスト」という概念が公的機関に理解されていません。
 だから、本来、ジャーナリストならば、誰でも公的機関を取材できるはずなのに、特定少数のメディアだけが独占的に便宜供与を受けられる記者クラブなるものが存在します。

 公的機関は税金で運営されている以上、このようないわれない差別は許されません。
 もし、許されるというのであれば、法律的な根拠を示してください。私たち特派員が全世界へ配信します」


大手メディアが報じなかった武富士告訴
 証言台に立った山岡氏は、今回の訴訟で問題となっている寺澤氏が排除された裁判のひとつ、2003年7月の武富士恐喝未遂事件の裁判で、寺澤氏と同様に記者席で傍聴しようと着席していたところ、開廷間際にクラブ所属の記者が来たために職員に取り囲まれ、法廷から退去させられていた。

 まず原告側(=寺澤氏側)は山岡氏への尋問で、山岡氏が武富士による盗聴事件の被害者であり、武富士をめぐる裁判が氏にとっていかに重要な意味を持っていたかを確認。

 さらに山岡氏が武富士を刑事告訴した記者会見には、大手メディア所属の記者を含め、記者100名近くが集まったにもかかわらず、大手メディアは一切それを報じなかったことを聞き出した。

 さらに退去させられたときの経過を質問。山岡氏は裁判所側に退去を促された際、開廷を遅らせて迷惑をかけてはいけない、ということでやむなく退廷したと証言した。

 この後、原告側は、7月3日の山岡氏自宅放火事件の状況を聞きだし、山岡氏は事件はこれまでのジャーナリストとしての仕事の結果として引き起こされたと確信している、とした。

 次に行われた被告側(=国側)の尋問は、問題となった法廷での状況の事実確認にほぼ終始。退廷を促された際の裁判所側職員は誰であったのか、山岡氏は退廷直後にその職員と法廷の外で顔を会わせたのかなど、瑣末な質問が多かった。

 答えるなかで山岡氏は、退廷させられた裁判の傍聴を、二回目以降も続けたが、取材していたのはフリーランスばかりで、記者席はガラ空きだったことを証言した。

 最後に奥田隆文裁判長から、司法記者クラブと取材席確保・判決要旨交付について話し合いをもったことはあるか、との質問があった。

 山岡氏は、「ない」と答え、司法記者クラブに属するような大手メディアの記者は自らのように個人的リスクを背負ってまで報道の使命をまっとうしようとしているジャーナリストと同業者とは思えない、と述べた。

 次回公判は9月28日、午前11時から、第527号法廷で開かれる。.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



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記者コメント
 山岡氏の自負はいささか気負って映るかもしれない。しかし先のハンス記者は陳述書の中で、寺澤氏が武富士裁判の傍聴から排除されていることについて書いたくだりで、「司法記者クラブ加盟各社は、武富士からの高額名誉毀損訴訟や広告引き上げを恐れ、武井元会長が逮捕されるまで、ほとんど何も報道してきませんでした。どうして、このような「記者」とは名ばかりの人たちに傍聴席と判決要旨が交付され、寺澤氏に用意されないのでしょうか。」と疑問を投げかけている。フリーランスがクラブ加盟記者を同業者であると思えない実態は、海外の記者から客観的に指摘されていることなのだ。
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林克明  13:48 07/25 2005
岡崎新氏が伝える「山岡証言」は、まったく正当でまともである。当たり前のことを当たり前に表明していくのは、簡単だけれども難しい。寺澤氏や山岡氏の奮闘を支持する。