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三菱東京UFJ銀 UFJは“最後の宴” 国策に翻弄される行員たち(対価/生活)

情報提供
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Caa 不良企業
(仕事2.0、生活1.7、対価3.2)
 東京三菱銀の給与は業界トップで、トップ昇格組の「30歳1,000万円」は本当だ。実はつい一昨年までUFJも肩を並べる水準だったが、昨年の検査忌避による金融庁のプレッシャーでボーナス8割カット(年収ベースで2割カット)に追い込まれ、みずほ銀並みの2番手グループに落ち着いた経緯がある。UFJは業績回復を理由に今冬ボーナスを100%に戻したが、これはまさに“最後の宴”。買収や吸収合併で高いほうに合わせることはないからだ。
Digest
  • 同期の2割前後が30歳1,000万円
  • これまでは全員1000万超だったが…
  • 上司に中元・歳暮・年賀状を贈る三菱のカルチャー
  • 部署の序列主義で敗者復活が難しい
  • 普通になった福利厚生
  • 「変な噂を立てられたら大変」なカルチャー
  • 合併前に年収2割カット
  • 「国有化されるよりマシ」
  • UFJは実力主義の人事評価
  • 40代からのキャリアプランが必須に
  • 新人はトバッチリを受ける可能性大
  • 予定外の合併で採用も3分の1に
  • 辞令が前日の東京三菱、当日のUFJ
  • 「ダラダラ残業」の三菱
  • 無駄のないUFJ
  • IT化遅れる東京三菱方式に統合
  • 女性は学歴で足きり

同期の2割前後が30歳1,000万円

今冬、30代前半のUFJ行員(=部長代理)、同じく30代前半の東京三菱行員(=課長)は、ともに約150万円のボーナスを受け取る予定だ。だが来年以降がどうなるか、現場では誰も分からない。吸収される側の行員は搾取され、東京三菱の行員も今より上がることは考えられないため、どちらの行員も心中穏やかでない。

都銀の報酬体系は階段式で、20代前半は低く、役付きになると一気に引き上げられるのが特徴だ。東京三菱では、2店舗目(3~5年目くらい)でノルマを達成している高業績者は、入社7年目に3店舗目(または本部)にいる頃、ヒラから「主事補」に昇格し、年収が150万円ほど引き上げられ、850万円程度となる。

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東京三菱銀のキャリアパス

序列を重視するため、同時にハンコと椅子のグレードがアップする時代錯誤ぶりも興味深い。昇格者は、全体で同期の40~50人ほど、上位2~3割だ。ここで昇格できない人は、

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UFJ銀のキャリアパス

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目覚まし役2008/10/05 22:46
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