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「広末浄化計画」失敗の裏に、健康食品コピーのイタチゴッコ
「あくまでもイメージなんでございますが…」(日本コカ・コーラ)最新CMより

 

 


 日本コカ・コーラの「広末涼子、浄化計画」というCMが、薬事法抵触の恐れがあると東京都から指導され、内容が変更になった。「浄化」の何がいけないのか?また「いっぱい出た~」とすっきり顔で言う広末さんからは、いったい何が出たのか?健康食品とキャッチコピーの謎に迫った。

 問題とされたのは、日本コカ・コーラのペットボトル飲料「からだ巡茶」という商品のCMだ。メーカーの日本コカ・コーラは、東京都の指摘を受けて「広末涼子 気分浄浄」と変更したが、東京都はまだ「浄」と言う字が使われているので問題視しているという。

 まずメーカーであるコカ・コーラお客様相談室へ聞いてみた。

--東京都から指導が入ったと聞いたんですが。

 「2006年6月8日に、東京都の担当課よりからだ巡茶のコピーである「広末涼子、浄化計画」というコピーについて、薬事法違反では有りませんが、デトックスや毒素排出などを暗示する恐れがあるために、次回のテレビコマーシャルではその点を配慮するように、という要請がございました」

◇「飲めば効果がある、という製品ではない」
2006年8月3日朝日新聞より
--実際は毒素を出すんですか。

 「あくまでも清涼飲料水ですので、特定の効能効果をうたうことはできません」

--変更後のコマーシャルでも、広末涼子は「いっぱい出ちゃった」と言ってますが、何が出たと言ってるんでしょうか?

 「あくまでもイメージなんでございますが…」

--つまりデトックス効果などを期待して飲んではいけないというものなんですね。

 「飲めば効果がある、という製品ではございませんので」

--東京都は今のコマーシャルは良いと言っているんですか?

 「最初の要請を受けて、「気分浄浄」と変更しまして、その最終テレビコマーシャルは都の方に提示して、事前に確認を受けております。

--問題ないと言われた、と。

 「はい」

 現在のコマーシャルでもデトックス効果を暗示しているように見えるのだが、本当に東京都はOKを出したのか?

 東京都の薬事監視課に聞いた。

◇「浄浄」の回答なし
 「確かに、『からだ巡茶』という商品名と『浄化計画』というコピーを合わせると、デトックスを暗示した表現ではないのかということで、内容の説明を求めました。そういうことを暗示させようとしているのであれば、一考を願いますというお話をしました」

--コカコーラ社は、要請を受けて「気分浄浄」に変更して、今の新しいコマーシャルは東京都からOKを受けたと言っていますが。

 「OKは出してないですね。普通、気分上々というのは「上々」という字ですよね。それがこれは『浄浄』となっているので、どういう意味ですか、とは聞きましたが、まだ回答はないです。回答の中身によっては問題があるんじゃないかと話しています」

--今回コカコーラ社を指導した理由は?

 「私たちも限られた人数で、できるだけ多く、問題のある広告については指導したいと思っています。となると、やはり多くの目にふれるものからということになります。あと、健康被害の可能性の有るものも優先してやっています。コカコーラさんが広告されると、テレビ、ラジオ、新聞といろんな媒体でされますよね。規模も大きいし、全国的に流れるし、頻度も多い。かなり目立つものなので、法律的に直してもらった方がいいものは、できるだけ早めに、ということになりますね」

--コカコーラ社が最終的にきちんと説明できなかった場合、告発ということになるんでしょうか?

 「理屈的にはあり得ますが、ただ一回目の指導で、直すという意思を示してますんで、その間は、行政指導の範囲内ですね」

--過去に告発まで行った例はあるんですか?

 「無いですね。たいていは改善の対応をしてくれますから」

--改善する態度を示し続ける間は指導が続くということですね。となると「浄化」を「浄浄」にして、それでもだめならまたちょっと変更して、商品のライフサイクルが終わるまで売り続けるということになるんですかね。

 「まあ、そういうこともありえるんでしょうかね、完全な違反であれば、もっと強く指導できるんですけどね」

◇「治療」「予防」は明確な違反だが…
--今の段階では薬事法違反とは言い切れない?

 「治療とか予防とか言っていれば、はっきり違反と言えます。医薬品の範囲に関する基準の中で、医薬品的効能・効果は暗示でもだめだという規定があるんですよ。どこまで暗示とみなすのかが難しいんですよね。それで今回の場合も「浄化」とか「浄浄」と言う言葉で、何を意味したいのかという説明を聞かないと、はっきりしてこないじゃないですか。

--暗示していない、という説明をしてくるかもしれないと。

 「たとえば『浄化計画』というのは、このお茶をできるだけおいしく飲んでもらうために、水源の浄化計画に着手しましたという意味です、と説明されれれば、薬事法には抵触しないので」

--そういう説明をしたんですか?

 「そういう説明は無かったですけどね、まあ『からだ巡茶』で『浄化』っていったらやはり、水源の浄化じゃなくて体の浄化だと一般の多くの人は思いますよね。それで水源の浄化だと回答してきたら、だったらはっきり水源の浄化と書きなさい、という指導になるんでしょうね」

◇実は違反だらけ
 格段、安全性に問題があるわけでもないのに、「浄化」という言葉くらいで目くじらを立てることは無いんじゃないかと、感じる読者の方もいらっしゃるのではないか。

 確かに市販されている健康食品には、「ガンに効く」だの「脂肪を燃やす」だの「血液をさらさらにする」だの明確に薬事法違反の広告をしている健康食品は山のようにある。

 東京都は年に2回、80品目くらいの健康食品を買い上げて、医薬品にしか使えない成分が入っていないかの試験と、表示・広告違反のチェックを行なっている。そこでは、毎年8割程度が違反とされ、改善指導が行われている。(2005年2月発表分2004年9月発表分

 今回の薬事法関連では、2005年2月発表の最新の調査で、79品目中、34品で違反とされ、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



新聞広告の「ひざの友」はいいのか?
朝日新聞に広告が出ている「ボケナーイ」

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記者コメント
結局からだ巡茶を飲んでも、広末涼子さんからは、特別なものは何も出ていなかったということで、本当の浄化計画も失敗。
本文:全約4,100字のうち約1,500字が
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  注意事項
カンスケ  18:33 10/02 2006
メーカーはイメージ先行でモノを売りますからね。
売るためにはなんでもありってのは、消費者を舐めてる対応としか思えません。一種のマインドコントロールですから。
みや虎  08:46 08/26 2006
大いに参考になりました。さらなる追跡を期待!