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通信(出世の法則)

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 今秋のナンバーポータビリティー解禁とソフトバンクの参入で激変が予想される通信業界。NTT再編問題も議論中だ。3社の給与水準は、圧倒的なシェアを持つドコモが実はビリで、トップはボーダフォン。最新の公表データでは、KDDI840万円(37.8 歳)、ドコモ804万円(35.4歳)に対して、ボーダフォンが881万円(37.8歳)。これは取材でも裏付けられた。
Digest
  • 高給は、シェアでビリのボーダフォン
  • プロパー社員で200万も低いドコモ
  • ドコモで出世しているのは転籍組

高給は、シェアでビリのボーダフォン

携帯電話業界は、ここ10年程度で市場が形成されたため、プロパー社員の最古参でも、まだ30代前半。

ボーダフォンでは、97年新卒入社の同期がほぼ全員、2005年4月に課長代理(社内ではマネージャーと呼ぶ)に昇格し、年収900万円弱になっている。

その上の管理職クラス(シニアマネージャー)で1,000万円を超えるが、ポストに空きがなければ昇格が難しい。ただ、現場で中心的な役割を果たしている層にタイムラグなく報いる姿勢がある。

プロパー社員で200万も低いドコモ

一方、ドコモの同年代(30代前半)社員は、700万円前後に過ぎない。これは、ドコモがNTT労組の一員として、出世の仕組みも基本給も、NTT東西と共通だからである(ドコモはボーナスだけ高い)。

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NTT東日本のキャリアパス

NTTグループの報酬制度は、既にメーカーや商社を中心に多くの大企業で是正された「後払い方式」を、未だに変えていない。

30代前半まで安く抑えられ、エリートコースに乗っている人で35歳くらいから、通常は40代前半に課長に昇格すると、基本給が約20万円も跳ね上がり、年収1,000万円を超えるのだ。

「これがニンジンとして機能していて、みんな若いうちは、とにかく課長になりたくて安月給に我慢している、というのが実態です」(NTT東日本・中堅社員)。

終身雇用の時代は、若いうちの未払い分を40代後半から回収し、生涯でトントン、という報酬制度が機能したが、今は

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みかかOB2008/02/01 02:50
匿名@2008/02/01 02:50
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『PRESIDENT』2006/7/10発売号 の原文です。雑誌版では、紙幅の制約から2~3割カットされており、広告主への配慮もなされています。解説(総論)は、こちら をご覧ください。
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