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【こだわりグルメ】大磯上がりの魚、旬の無農薬野菜 桃の家(和食/神奈川・大磯)
「桃の家」オーナーの山岸聡美さん。「お待ちしております」という笑顔で迎えてくれる。(写真撮影:山中登志子)

 医師の三好基晴氏は、食品の安全性に警鐘を鳴らしてきた。食通のスペシャリストとして、自らが見つけ通ってきた、選りすぐりの食事処(レストラン)やお取り寄せを紹介する。
 三好氏によるこだわりの店の条件は、下記5点だ。

(1)美味しいこと
どんなに安全性にこだわっていても美味しくない店は紹介しない。

(2)化学調味料を一切使ってないこと
調理に化学調味料を一切使っていないことはもちろん、醤油、味噌、オイスターソースなどの調味料なども化学調味料を使用していないものを使っていること。

(3)食材の内容の情報をできるだけ公開できること
使っている食材の栽培方法、メーカー名、商品名、製造方法などの内容の情報を企業秘密以外はできるだけ公開できること。

(4)適正価格であること
安全性にこだわった食材は一般の食材より値段が高いため、メニューの値段も高めになる。しかし、総合的に考えて適正価格であること

(5)効果、効能を謳わないこと
アンチエイジングやデトックスをアピールしたり、食材のコラーゲンが皮膚によいなどの効果、効能を謳っていないこと。

*そば屋については、上記5条件のほかに生粉打ちで地下水や湧き水などの天然水を使用していること。

 この店を推薦する理由をはじめ、店をはじめたきっかけ、食材・調味料へのこだわり、メニュー、店の情報(最寄り駅、アクセス、営業時間、定休日、住所、電話、ホームページ、メールなど)を、外観、店内、店主、料理などの写真とともに紹介する。

【募集中】 FAX:03-3505-3707 Email:info@mynewsjapan.com
「こだわりグルメ」では、上記の条件にかなうレストトラン情報を募集中。自薦他薦は問いません。三好氏が調査し、条件がかなえば当企画にて紹介していきます(MyNewsJapan)。

■■■以上、企画趣旨■■■

 第2回目は、神奈川・大磯にある「桃の家」。レトロ風でまるでタイムスリップした一軒家で、出迎えてくれるのは山岸聡美さん。食品公害のことから食の安全性に興味を持つようになった山岸さんは、大事に育てられた元気な食材の美味しさに圧倒され、「当たり前の食材を使った当たり前の家庭料理の店」を15年前に始めた。無農薬栽培米、無農薬野菜、大磯上がりの魚、有精卵、無添加調味料、庭で育てているハーブ類などを使って、日替わりでメニューが提供される。(食材仕入先リスト付き、<会員限定>)。


【Digest】
◇食品公害から食の安全性に興味を持つ
◇庭の無肥料無農薬栽培のハーブも食材
◇娘も息子も薬知らず
◇美味しく、楽しく、安全に食べること


桃の家 

◆住所:神奈川県中郡大磯町東小磯124
◆TEL・FAX:0463-61-7759
◆E-mail:momonoyaoiso@yahoo.co.jp
◆営業時間:11:00~21:00
◆定休日:1、6,11、16、21、26日
◆アクセス:JR大磯駅から徒歩7分 *近くに、旧島崎藤村邸
◆完全予約制(電話かメールで予約)
◆駐車場:1台分有(予約)
◆席数:6人かけの椅子席テーブル、4人かけの椅子席テーブル、10人が座れる和室
◆料金:
昼のコース(11:00~)3000円・5000円
夜のコース(17:00~21:00)3000円・5000円

*大磯上がりか日本海直送の魚、旬の無農薬野菜を使ったお料理に、自家製デザートとコーヒー・紅茶を加えたコース料理。
*3000円コース(昼は2名から、夜は4名様から)、5000円コース(2名様から)
*コースは、前日までに予約

ランチセット(12:00~14:00)1500円~
*予約はしていない(当日電話にて確認)

ティータイム(11:30~17:00)
*無農薬有機栽培国産紅茶・コーヒー 各400円
*自家製ケーキ 400円
*ケーキと紅茶・コーヒーのセット600円~
 JRの大磯駅から歩いて約5分の住宅街の中に「桃の家」はある。昭和30年頃の1軒家でほとんどリフォームはしておらず、レトロ風でまるでタイムスリップした空間だ。すぐ近くには、旧島崎藤村邸。大磯の地を大変気に入った藤村が72歳で亡くなるまでの2年余りを過ごした邸宅である。
 
 オーナーであり料理人でもある山岸聡美さんはこの店を5年前にオープンしたが、15年前に近くの一軒家で店を始めた。そちらは昭和初期の建物でさらにレトロ風な店内で、山岸さんが偶然見つけた著名人の別荘だった家だった。残念ながらその家は取り壊しになり、現在の店に移転した。
 
 私が「桃の家」を初めて訪れたのは、お店のオープンから3年後になる。当時、全国の自然食のレストランが掲載されている案内本の中で「桃の家」を見つけた。他の店は食材の内容やメニューなどが書いてあったが、「桃の家」は住所と電話番号しか書いてなかった。

 小田原に住んでいた時で大磯は近いので行ってみようと思い、電話で食材の内容などを聞いてみた。親切に答えていただき、こだわった食材を使っているようだったので行ってみた。落ち着いた雰囲気の店でその当時は1人ずつのお膳が置かれ、料理が運ばれてきていた。

 料理も美味しくお腹一杯になるくらいの量だった。その後、知人を案内したりして1年に1、2回は行っており、患者さんたちに紹介もした。みんな良い店を紹介してくれたと喜んでくれている。

◇食品公害から
食の安全性に興味を持つ

 山岸さんは新潟で子ども時代を過ごし、祖母が畑で育てた大豆で味噌を作り、鶏に青菜を刻んでやり、すりばちでくるみ和えをつくり、という姿を日常目にしていた。

 最初に勤めた横浜の職場で、卵や水俣の夏みかんなどの共同購入の仲間に入り、食品公害のことから食の安全性に興味を持つようになった。

 何よりも、大事に育てられた元気な食材の美味しさに圧倒された。

 職場では自分のペースで時間を使うことがなかなかできないので、勤め人は辞めようと思った。みそやしょうゆをつくりたいとも思った。仲間に手作りの弁当を作って配ってさよならしたところ、「こういうお弁当が食べたい!」との話をもらい、当たり前の食材を使った当たり前の仕出し弁当屋を始めた。

 引っ越しを考えていて、一軒家を借りるなら、横浜より西かなと思って探した。大磯の駅のホームに広告がないことも気に入った。

庭の無肥料無農薬栽培のハーブ、ラズベリーも食材に。

チーズケーキ、野菜、料理に使っている調味料、乾物、粉類、お茶、ジャムなどの加工品、石けんなども販売。

ごはんを炊いたお釜。お焦げもほどよくできる。

 

 

 

 

 その後、住むことになった大磯で、ご家族やお仲間とゆっくりくつろいでお食事していただける場所にしたいと、当たり前の食材を使った当たり前の家庭料理の店を始めることになった。

 勤めていたとき、おいしいものを食べて出歩こうと、山岸さんは「桃太郎の会」をつくり、知人など20~30人くらいで集い、隅田川、丹沢などにも出かけた。「そういった仲間たちが集まれる家がいいな」と思い、屋号は「桃の家」とした。

 通常は山岸さん一人で料理を作っているが、忙しい時は学習塾を経営している連れ合いの野尻善章さんに手伝ってもらっている。

 食材は、新潟産の無農薬有機栽培の米、隣町二宮のつ・む・ぎ農園の無農薬野菜、大磯上がりの魚、愛媛仲岡農園の有精卵、無添加の調味料、庭で育てているハーブ類などを使っている。マヨネーズ、味噌、梅干、ハーブソルト、大磯上がりのしこいわしを使ったオイルサーディンやアンチョビ、ベーコン、パンチエッタ、ホシノ天然酵母を使ったフォッカッチャやパネトーネ、デザートのお菓子などは自家製。

 時期によってはないものもある。

 「桃の家」は完全予約制。電話かメールで予約できる。店内は6人かけの椅子席テーブルと4人かけの椅子席テーブル、そして10人が座れる和室がある。お休みは、毎月1と6がつく日。近くに1台ほどおける駐車場がある(予約)。

◇庭の無肥料無農薬栽培のハーブも食材
 訪れた6月20日の「桃の家」のメニュー(5000円コース)は以下である。

自家製おぼろ豆腐
自家製アンチョビと新じゃがのグラタン
和え物3種(いんげんとえごま、かぼちゃとそら豆のサラダ、白和え)
カルパッチョ(ひらめ、かさご、あじ)
魚のオイル焼き 味噌タレ(かさご)
玉ねぎの肉詰め
ながもの酢の物
魚の煮付け(しろめ鯛)
味噌汁
ごはん
香の物
デザート3種(チーズケーキ、パウンドケーキ、シャーベット)
コーヒー あるいは 紅茶
 
 和食中心のメニューだが、カルパッチョやアンチョビなどイタリアンのメニューや食材もある。家庭料理のようでもあるが、手間のかかる料理で家庭では出せない美味しさがある。

 電子レンジは一切、使用していない。

 庭で、無肥料無農薬で栽培しているラズベリーやしそやハーブが食材として使われている。カルパッチョにはルッコラ、玉ねぎの肉詰めにはイタリアンパセリ、デザートのアイスクリームにはラズベリーとミントが使われており、「桃の家」ならではの美味しさが感じられる。

 「大磯の新鮮なお魚がありますし、その日に入った野菜などの材料によってお肉のメニューを考えます。今日はタマネギがあったので、玉ねぎの肉詰めにしてみました」と、その日にとれた大磯の新鮮な魚や入荷した野菜によってメニューも考え出される。

6月20日のメニュー(お昼5000円コース)
写真上から

自家製おぼろ豆腐
自家製アンチョビと新じゃがのグラタン
和え物3種(いんげんとえごま、かぼちゃとそら豆のサラダ、白和え)
カルパッチョ(ひらめ、かさご、あじ)
魚のオイル焼き 味噌タレ(かさご)
玉ねぎの肉詰め
ながもの酢の物
魚の煮付け(しろめ鯛)、味噌汁、ごはん、香の物
デザート3種(チーズケーキ、パウンドケーキ、シャーベット)、紅茶

 

 

 

 ただ、山岸さんはこだわった食材の調達については「バブルの頃、手を広げてしまった仕入れ先はつぶれましたね。大磯にあった自然食品店もなくなりました。生産者と消費者を結ぶ流通の人たちは、学生運動からの流れで、うまくいかなくなったこともありました。

 最近気になるのは、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



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■「桃の家」取材同行記
 オーナーの山岸さんが笑顔で迎えてくれた。「肌がなんてつやつやなの」が第一印象。すてきな生活をされているんだなと思った。

 店内に入ると、無添加調味料、乾物、粉類、お茶、無農薬野菜などが販売されているのが目に入ってきた。こういう安全な食材を見ると、ほっとする。

 「三好先生からいろいろと新しい情報を教えていただいています」と山岸さん。わたしも三好さんに、都内の中華料理、ラーメン屋などおすすめの食事処を教えてもらってきた。新宿にあったフランス料理は美味しくてとっても気に入っていたが、ある日、友だちと出かけたところ、味がぜんぜん違っていた。シェフが変わっていたのである。

 食事前、三好さんから「魚ワクチン 市場拡大」(『朝日新聞』2004年4月13日付)の記事を手渡された。製薬会社が養殖魚向けのワクチン開発に力を入れ、抗菌・抗生剤より優れているとあった。人間サイドの利便性ばかり追求し、それを"評価"する記事にはくらくらきてしまった。

 カルパッチョ(ひらめ、かさご、あじ)、かさごなど、大磯上がりの新鮮なおいしい魚を食べながら、けっきょくは自分たちの口にもどってくることなのになと思った。

 次から次へと運ばれてくる、元気な食材でつくられた手料理の美味しさに、おなかも心も満腹。山岸さんの「当たり前の食材を使った当たり前の家庭料理の店」の話を聞きながら、食は、そのまま本人の生き方が出てくると改めて感じた。

 都会にいると、土すら見ることも少ないが、「桃の家」のレトロな店構え、菜園に接して、自然に触れることが"非日常"になっていることに気づく。ゆったりと静かな時間を過ごせる空間だ(山中登志子)。

■情報の内容は取材した2007年6月20日現在のものである。今後、営業時間、定休日、メニュー、食材などが変更になる可能性もあるため、来店する際は確認してほしい。
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