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花王の合成洗剤「キュキュット若竹」のCM、消費者の指摘で消える
マツモトキヨシでは売られていた花王「キュキュット 若竹」。表示は前と変わっていないが、以前あったシール「爽快! 若竹」はなかった。

 竹が入っていないのに若竹効果をうたってきた花王「ファミリーキュキュット 若竹」(台所用合成洗剤)。「優良誤認」の疑いがあると、公正取引委員会に「景品表示法違反についての情報提供」をしてから9ヶ月、その通知書が届いた。改善措置が講じられ、花王のCMから「キュキュット 若竹」は消えた。1消費者の声から花王も動かざるを得なくなったわけだが、花王はこの措置を消費者に報告していない。

【Digest】
◇公取に情報提供から9ヶ月
◇花王に直接言わないのはなぜ?
◇若竹のCMが消えた
◇公正取引協議会は公取の天下り先
◇ライオンも本件は当然知ることになる
◇1個人でも花王を動かせる
◇もう一度聞いた「若竹は入っているの?」
◇「キュキュット マスカットの香り」発売へ
◇公にならず、企業も伝えず


◇公取に情報提供から9ヶ月
 年末押し迫った12月27日、公正取引委員会景品表示監査室からの郵便が届いた。封を開けてみると、 花王の台所用合成洗剤「キュキュット 若竹」に関する通知書が1枚入っていた。
 
「花王の台所用合成洗剤『キュキュット 若竹』、竹入ってないのに効能うたう」
で報告したが、「キュキュット 若竹」のCMでは、親子3人が竹林のさわやかなイメージを醸しだし、「竹ってすっきりさせる力がありそう」「若竹の力かしら」と若竹効果を宣伝していた。だが、花王に若竹配合を聞くと、「若竹は入っていない」「竹からとったものではない」と答えた。

 「優良誤認」の疑いがあると感じ、2007年4月、公取に「景品表示法違反についての情報提供」をしていたのだ(電子窓口申請)。独占禁止法第45条の規定に基づいて措置結果の通知が行なわれることになる。秋頃に結果が出るかと思っていたが、9ヶ月近くかかった。

公正取引委員会景品表示監査室から届いた「通知書」。情報提供者が何千人もいるので、個別文書ではなく定型文書での送付となっているという。

 

◇花王に直接言わないのはなぜ?
 公正取引委員会景品表示監査室から届いた文面(通知書)には、「当委員会では法律上の措置は採りませんでしたが、関係人が景品表示法に基づき当委員会の認定を受けて景品類の提供制限や表示の適正化に関する自主規制を行っている洗剤・石けん公正取引協議会の会員でしたので、同協議会において改善措置を講じました。」とあった(画像)。

 景品表示法の不当表示と認めた場合、最も厳しい措置「排除命令」(法律上に規定)、「警告」(行政指導。行政側が再発防止を求める)、「注意」(問題点を指摘。企業名を明らかにしない場合もある)と3つの措置があることを以前、教えてもらったが、この文面では何の措置なのかがよくわからなかった。
 
 また、なぜ、花王に直接言わず、洗剤・石けん公正取引協議会に措置を講じたのかも疑問だ。そもそも「洗剤・石けん公正取引協議会」とは何なのか?

 花王「キュキュット クエン酸効果」のCMは何度か目にしたが、「若竹」のCMを見なくなったと思っていたので、「通知書」が届いた当日、 花王のHPのCMライブラリーを見たら、 「キュキュット若竹」のCM部分が削除されていた。

 キュキュットの製品紹介サイトでは、 竹林の画像の前にキュキュットが置かれているが、若竹についてはふれていない。

 景品表示監査室(TEL03-3581-5471)に電話をしてみた。対応してくれたのはカネコさん。

--こういった「法律上の措置」とは段階があるのでしょうか? 法律上ではない措置とありましたが。

 「排除命令はしていませんが、と読んでください。公正が行われているものにマークをつけるなど業界の自主ルールを設定している、公正競争規約があり、業種ごとに規約が設定されています(規約数は全部で130前後)。今回の場合は、花王が洗剤・石けん公正取引協議会の会員事業社なので、まずは業界の中で、自主ルールにのっとっていきましょうと、協議会に通知しました」

 公正取引協議会とは、公正競争規約を運用する業界の自主団体で、公正取引協議会の監督官庁は公正取引委員会である。

--なぜ、花王に直接言わないのかが不思議だったんですね。たとえば、その協議会に入っていない会社だったら直接、言いますよね?

 「入っていないところ(非会員)だったら、公正競争規約の規制について守る必要はありませんので、(景品表示法に照らして不当表示かどうか判断して)公正取引委員会が対応します。業界に任せておいたのでは、表示が改善できないと思われる場合は、不当表示になる場合に限りますが、直接、会員事業社を調査することもあります」

--「改善措置を講じました」とは、講じられなかった場合は、もう一度、わたしが申請するのですか?

 「公正取引委員会としては、協議会で処理することが適当と考え、調査をさせて、その結果、正しい処理ができたと判断しました。協議会ともやりとりしながら、指導に基づいて、協議会も適切な措置をとったという判断を行ったので、今回、山中さんに通知することに至ったわけです」

 処理が不適当であれば突き返すが、今回は処理ができたと判断までできているという。当事者の企業に伝えたというだけでは、今回のように公取からの「通知書」はこないということだ。

◇若竹のCMが消えた
 調査経過については、.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



花王のHPより。「最新作をはじめ、これまでのCMがすべて見られます」と明記しているが、4月にあった「若竹」のCMは削除されている。
4月にあった「爽快! 若竹」のシールは今回、まわったドラッグストアで売られている「キュキュット若竹」にはなかった。

 

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確かに  22:58 02/04 2008
花王に言うこと聞かせた山中さんはすごい。
すごいね  23:16 02/02 2008
このサイトの影響ってすごいね。 地道な活動こそ大事ですね。