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大鵬薬品社員が語る、MRという“鬱なお仕事”
上:給与明細の表表紙
下:役割給水準(社内資料より)。同社の給与は「役割給」「功績給」「基本給」の3つと各種手当、奨励金で構成

 「チオビタドリンク」「ソルマック」など一般消費者向けの薬で有名な中堅製薬メーカー、大鵬薬品。だが実は、売上の8割は、がん患者向けに病院で処方される「ティーエスワン」など医療機関向けの薬が占める。主力の医薬事業部でMRとして働く社員に、「待遇面は悪くはないが、まじめな人は鬱になる」という同社MRの仕事、生活、対価の実態について率直に語ってもらった。

【Digest】
◇職種別採用
◇ネットには載せられない情報がある
◇「接待は1人1回1万円以内」のルール
◇趣味が万能な人が向いている
◇昼と夕方がゴールデンタイムなMRの1日
◇だいたい10人に1人は休職、鬱
◇年功序列的な賃金
◇活躍している人は出世が早い
◇実質年100万円程度になる住宅補助


◇職種別採用
 私は医薬中堅の大鵬薬品という会社でMRをやっています。MRというのはMedical Representatives(医薬情報担当者)、要するに医薬メーカーで、病院や医者向けの営業機能を担う者です。

 社員数としては、うちはMRが7~800人います。職種別採用で、自分の同期入社でいうと、6割くらいがMRで、残りはR&D(研究開発)。女性は、ここ5年くらいで採りはじめていますが、まだ全MRのなかでは1割くらいです。

 事業部は3つあって、チオビタやゼノール、ソルマックなどの「ヘルスケア事業部」、そして抗がん剤やアレルギー性疾患の薬などを扱う「医薬事業部」、そして海外のベンチャーから製品を引っ張ってきたり、海外に売り込む「国際事業部」。

 国際事業部はゼロで、ヘルスケアへの配属も少なかった。MRの多くは、医薬事業部に配属となり、医者向けに営業活動を行うことになるわけです。

 うちは“グローバルニッチベンチャー”。抗がん剤がメインです。なぜニッチなのかというと、市場としては、糖尿や高血圧のような成人慢性病のほうが圧倒的に大きいからです。抗がん剤のなかでも、うちは経口薬に強みがあります。注射するよりも、口から飲む薬のほうが、精神的な苦痛が少ないのと、病院が多忙な時代なので外来治療ができる点から、売り込みやすくなっています。主力のティーエスワンカプセルやユーエフティなども経口薬です。

◇ネットには載せられない情報がある
 確かに、「MR不要論」というのもあります。若い医者ほど「ネットで情報を見れるじゃん」と言う。一方、やっぱり来てくれるMRから薬を買って使う医者もいます。理由は、「副作用が何%出る」といった、ネットには公には載せにくい情報を、MRは持っているからです。

 こういったネガティブな情報を言わないと、医者から信用されないところがある。信用されれば、薬は売れます。だからMRは増やしたほうが売れるということになって、各社、人増やし合戦になっている。

 人件費は増えますが、薬は、原価が非常に安くて利益率が高い商品なので、MRを増やして、その結果たくさん売れれば、利益がどんどん増えていく収益構造なんです。武田はMR1人あたり月3千万円も売っていて、営業利益率は40%にもなる。うちは20%程度ですが、それでも低くないです。

◇「接待は1人1回1万円以内」のルール
 接待大好きな先生には、接待もします。業界基準では「華美過大にならないように1人あたり1万円以内」というのがルール。1社で1人の医者に対して月2回やるのは多いほうです。1人の医者に対して、今週はA社とB社、来週はC社とD社、というように、2社がまとめて接待することもあります。もともと外資は接待の文化がないから、外資参入によって、日本はおかしい、ということで問題になった経緯もあり、かつてよりは減ってきた。

 接待は、内科とか外科とか、病院の診療科ごとにやります(場合によっては複数科のときもある)。あとは薬局長に対してとか。予算としては、うちはMR1人あたり月1500万円の売上目標で、うち2%が接待交際費として認められているので、月30万円は使えます。自分は月10万円くらいしか使わないこともあって、そういうときは同僚に予算を振り分けている。武田、三共の予算は半年で1人.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



大鵬薬品のキャリアパス

 

上:3年目、下:5年目社員の明細

 

上:12年目、下:15年目社員の明細

 

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薬害帝国  13:23 08/19 2008
製薬メーカーには、抗がん剤は猛毒ですと言うCMを作ってもらいたい
水の  09:59 08/17 2008
本題からは少し離れますが、自分が気になったのは、 ジェネリック医薬品の方が利幅が低いから採用されない、というくだり。 本来、顧客である患者の負担を軽くすべき医者が、コストを意図的に押し上げているというのは、構造的な利益相反の問題をはらんでいるように感じます。
読者  07:45 08/08 2008
薬が十分にあるのは素晴らしいことですが、医薬品会社や病院の売上拡大戦略によって、患者を薬漬けにするのは勘弁頂きたいです。 国内だけでなく外国にも販路を拡大して調整して下さい。