言論には言論で応じる時代は終わったのか?
ジャーナリストの記事やコメントに対して、書かれた側がいきなり訴訟を起すケース
が増えている。しかも巨額の損害賠償を求めるケースが多く、言論活動封じ込め目
的?との批判が起きる例すらある。
ヒットチャートで有名なオリコンは、あるジャーナリストが雑誌に語ったコメント記
事により名誉を傷つけられたとして、ジャーナリスト個人を相手どり5000万円の損害賠償訴訟を起した。執筆責任者や出版社は訴えず、情報源のジャーナリストだけをターゲットにしたオリコン側のやり方に「口封じまがい?」との批判の声もあった。
1年5ヶ月に及ぶ審理の結果、東京地裁の一審判決はオリコン側の訴えを認め、ジャーナリスト個人に100万円の賠償を命じる内容となった。
一方で、判決内容に首をかしげる人も多かった。
「裁判所は、口封じまがいの訴訟を、是認するつもりか・・」と。
米国では、言論封じ込めを目的とした訴訟は「SLAPP」と呼ばれ、訴えそのものが門前払いとなることが多い。言論の自由への悪影響を危惧してのことだ。
しかし日本の司法界には「SLAPP」という概念そのものがない。審理が長期化すると、訴えられたジャーナリストは裁判対策に忙殺され、勝ち負け以前に疲弊して活動を封じられることすらある。
番組ではオリコン訴訟判決が生んだ様々な波紋について取り上げ、訴訟と言論のバラ
ンスをどう取るべきかを考える。
放送日 2008年12月21日 24時55分~25時25分
取材 秋山浩之
カメラ 若泉光弘
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「TBSが12/21の24時55分から30分間、ジャーナリスト・烏賀陽弘道氏がオリコンのいやがらせ訴訟と戦い続ける24ヶ月を追うドキュメンタリーを放送する」
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読者コメント
テレビを見ました。
オリコンは今回の事件を法律として、記者側は事件を感情として、それぞれ枠にはめてしゃべっていたので一生わかり合える事はないと思いました。
判事の再教育とバランス感覚が必要。
関西でMBSは放映しないのですね。残念です。
「学会の手下TBS」と言う呼び名もあります。広告媒体としての価値が最も低いチャンネルですね。
裁判員制度CM出演の風間杜夫59才早大の次期一人芝居に期待する。寺銭5割の宝籤CMのアホバカ・所ジョージと違ってつかこうへいに扱き育てられた銀ちゃんならば、世間知らず裁判官を切り捨て、終身刑作りの世論形成を目的にランダムでない人選に違いない国策キャンペーンを見抜いているはず。義兄によると東京ローカルで変なスポンサーのCMにも出演しているらしい。期待するぞオフィスカザマ。
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