舞浜ユーラシアスパ“無資格マッサージ”で骨折、運営会社はテナント丸投げ
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当時者意識が見られない『舞浜ユーラシア』 |
7月29日、「遊べる楽しいリゾートホテル」を売りにしている施設「舞浜ユーラシア」スパ内にある『スクラブトリートメント&ヘッドスパ60分コース』を母(58歳)が利用したところ、同日、左肩の痛みを訴え始めました。母によると、背中をさすられていて痛かったが、この種のマッサージを受けたことが過去になかったため、そんなもんなのか、と思って我慢したそうです。
最初は私も「どこかでぶつけたんでしょう」と言っていたが、そんな記憶はないという。数日後、内出血がひどくなったので、医者に行くよう言いました。見て分かるくらいに、左肩全体に内出血が発生していたのです。
8月2日の整形外科の診察では、マッサージが原因で鎖骨骨折の可能性がある、といわれ、その後のレントゲン撮影など詳細な診断結果により、鎖骨骨折と断定されました。
そこで8月4日、ユーラシア側にその旨を電話で伝えたところ、同日、テナントを運営する『リポース』店長の中村という人間が、訪問してきて、説明を受けました。
どのようなマッサージ師が施術を行ったのか尋ねると、「日本エステティック協会」の「認定エステティシャン」の資格だという。「それはマッサージ師としては無資格ではないか?」と聞くと、「タラソテラピーを専門としております」との曖昧な返答でした。
柔道整復師の資格を持つ私の兄に聞くと、あくまでマッサージは按摩の資格者でなければならず、エスティシャンは、指圧をしてはならないとのことで、「それでは無資格だ」というのが兄の認識です。
受けた施術はタラソテラピー(海洋療法)では全くないし、確かに内出血を引き起こすほどの強い背中の指圧マッサージを受けたのだから、エステの範囲を明らかに超えています。「あん摩マッサージ指圧師」の免許なしで、実態としてあん摩マッサージ指圧業を行ったわけですから、無資格営業と判断されてしかるべきでしょう。傷害罪で告訴すれば刑事事件です。
一週間ほどして、舞浜ユーラシアを経営する会社「武蔵野」のマーケテング部長、佐藤博氏がやって来ました
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AIU保険とのやりとり
骨折の治療で4人がかりの胸部圧迫施術を受けている
武蔵野の佐藤氏による返事
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