出版素人ビジネスで儲ける「新風舎」の被害者にならないために
新風舎に資料請求して届いたパンフレット類。出版経験のない素人なら「立派な出版社だ」と信用するだろう。だが、綺麗なデザインのカラー印刷などでは出版社の格を確かめることはできない。 |
新風舎という出版社(本社:東京、代表取締役:松崎義行)がある。いまこの出版社から著作を発表した著者たちからネットを中心に批判が続出している。
松崎社長の著書『詩人少年、社長になる』(日経BP)によれば、「2005年、出版点数が講談社や学研などといった大手出版社を抜いて、新風舎は、堂々の第一位」という日本一の出版点数を誇る会社に成長している。
また、同社から刊行された絵本『うしろにいるのだあれ』(ふくだとしお著)は、マスコミで愛子さまのお気に入りの本として紹介され、ベストセラーになった。
実は私は、この問題になっている新風舎が、後述するようなひどい評判が立っている会社だとは知らなかった。この会社から「書籍を刊行したい」と思ったことがあるくらい、好意的な感情を持っていた。
◇初版3000部 最も売れなかった本『迷いの体』
フリーランスのもの書きになって15年ほど経ち、書籍は単著と共著をあわせて12冊出してきた。しかし、出せば出すほど書籍という商品は売れないことを実感した。
新聞などで好意的に紹介されても本は売れない。増刷がかからない。講演会で書籍販売をしてもお客さんは買ってくれない(涙)。
私が発表した書籍のなかでも最もマスメディアに紹介されながらも、最も売れなかった本がある。『迷いの体 ボディイメージの揺らぎと生きる』(三輪書店)だ。
2001年2月に発表してからマスメディアは次々に紹介してくれた。そのメディア露出の一覧を自分のホームページにアップした。
「読売新聞」「朝日新聞」など全国紙3、共同通信配信で地方新聞17、「サンデー毎日」「週刊SPA!」「週刊現代」など雑誌17、ネットサイト2、業界紙3。無名のライターの著作としては破格の露出だと思う。
『迷いの体』の初版は3000部。定価1500円。これだけメディアに紹介されたのだから、発売から3カ月で完売増刷を見込んだ。印税契約も強気だった。出版契約書の第4条にはこうある。
著作権使用料は10000万部までは定価の10%。10001部から20000部までを11%。20001部から30000部までを12%、30001部以上を13%とする。
売れれば売れるほど印税がアップする契約だ(笑)。
三輪書店社長は、「この本は売れるよ!」と励ましてくれた。その激励に乗っかる形で上記のような契約をさせてもらった。いまになってみると社長の好意がたまらなく嬉しい。
社長の恩義に応えるためにも、営業担当と都内の主要書店を周り、大量の注文をとるために力を尽くした。
メディア露出は完璧だった。書店営業の手答えも十分だった。しかし、売れなかった。増刷には至らなかった。いまも初版のうちの数百部の在庫が出版社の倉庫に眠っている。
◇江川紹子、辺見庸を再刊している出版社
初版3000部を売り切るのはなんて大変なのだろう!
私はこのとき出版ビジネスの現実をかいま見たと思う。私は往生際が悪い。単行本を出したあとに、起死回生のチャンスがあるとしたら文庫化である。2004年頃から何人かの編集者に『迷いの体』の文庫化の相談を持ちかけた。反応は鈍かった。
単行本が増刷されていないのだから、文庫にしても売れない。それが出版のプロの判断だ。私も納得し『迷いの体』の文庫化は諦めかけた。
そんなときに、書店でジャーナリスト江川紹子のデビュー作『冤罪の構図』(社会思想社)が新風舎文庫 として再刊されていたのを見た。新風舎という出版社の名前をこのとき初めて知ったと思う。
調べてみると、敬愛する作家辺見庸氏のデビュー作『自動起床装置』も発行されているではないか。なかなかの出版社じゃないか。商業的には売れそうもないが大切な本を文庫にしていく姿勢に感心した。
よし時間のあるときに新風舎に『迷いの体』文庫化のための営業に行こう! そう思っていたのである。
◇写真家・藤原新也氏を怒らせた新風舎商法
私の単行本デビュー作には『顔面漂流記』(かもがわ出版)というタイトルをつけた。これは写真家の藤原新也さんの作品『東京漂流』にあやかったものである。私は藤原氏の著作のほとんどには眼を通してきたファンである。
その藤原氏が、昨年秋、自身のブログ『Talk and Diary 』に、新風舎に関する情報をアップした。ここから新風舎商法への疑問がネットを中心に火がついた。
藤原新也氏さんはこう書いている。
2006/11/23(Thu)若い写真家の卵達が、新風舎から写真集を出し、これを藤原氏あてに献本をしてくる。それがつづいたために疑問を持った藤原氏が新風舎とはどういう会社なのか、と自身のブログで書き始めたのである。
「新風舎」なるどうもちょっと気になる出版社
また無名の著者から写真集が送られて来た。
これで10冊くらいになっただろう。
薄手の冊子のような簡易写真集だ。
いずれも出版元は「新風舎」とある。
藤原氏の元に、新風舎に不満をもつ人達からのメールが届く。そしてそれらのなかの一部がブログで公開されていった。それを見たブロガーたちが、次々とリンクをはっていき、新風舎商法の実態が少しずつ明らかになってきた。
(上)新風舎ホームページより。 (下)朝日新聞で松崎社長が紹介された記事より。「人が命がけで1枚の写真を撮ったり、ひとつの言葉をつかまえてきたり、一生をかけていろんなリスクを乗り越えて作った本を馬鹿にするなよ」と無名の著者を応援しているが、それは新風舎商法の一面しか語っていない。 |
グーグルで「新風舎」と「詐欺」で検索すると、約 23,700 ものヒットになってしまう。
出版社によっては「詐欺商法」についての書籍を刊行しているため、出版社名と詐欺を検索すればそれなりに多数のアクセス数は出てくる。しかし、新風舎についていえば、「新風舎が詐欺商法をしている」という主旨の記事がグーグル検索のアクセス数のトップグループに出てくるのである。
これは出版界にとって、そして著作を出したいと願う人にとってもゆゆしき問題だろう。
その無数の新風舎批判の情報のなかに、新風舎との出版契約に疑問をもち、解約のために交渉を続けているオリーブさん(ペンネーム)がいた。
■オリーブさんのブログ:絵本 『ブタとガンマラー』 2万部出版への道!
◇絵本コンテスト落選後、出版をすすめる選評届く
2005年11月頃、オリーブさんは娘の書いた絵本『ブタとガンマラー』を自費出版しようと思いたった。調べたところ印刷所に頼めば30万円くらいで自費出版ができるという。それでは1冊あたりのコストが高くつく。もっと一冊あたりの印刷が安く済ませる方法はないか、とネットを検索したとき、新風舎のホームページを見つけた。
「絵本のコンテストがあったのでこれに応募したらいんじゃないか、と思ったんです」
コンテストで入賞すれば、出版経費は必要なくなる。オリーブさんはこれに応募した。〆切は2006年3月。しばらく待っていると、6月中旬に手紙で選考結果が届いた。
「落選したけれども新風舎から出版をしないかと、勧められたんです」
オリーブさんが受け取った選評の文面である。
ストーリーの発端は、小学生のブタいじめ。ふと自分を顧みて、子供という生きものが時おり無邪気に残酷な行為をやってのけることを思い出しました。オリーブさんは夫に出版企画について相談した。夫は新風舎の業績を調べ、「右肩上がりに成長している会社だ」と言われ、新風舎からの出版について前向きに考えるようになる。
人間は傲慢にも、他の動物をどこかしらさげすんでいるところがあります。
しかし命の重さはまったく変わらないのだと、本作は分かりやすく教えてくれています。
特に新たな命を目の当たりにした時、小学生たちはとても大切な何かを得たことでしょう。
タイトルを始め、ところどころに盛り込まれた沖縄の方言が、日常的な空気をかもしだして効果的ですね。
イラストも非常に上手で、安定した力量を伺わせます。
ガンマラー=いたずらものの小学生たちやブタも全て表情豊かで、教訓話でありながら読み進めるのが楽しくなる作りになっています。
◇40ページの絵本800部の出版に250万円
当時、西日本の地方都市に暮らしていたオリーブさんは、バスで新風舎大阪本社に向かった。打合せで提案された企画書がこれである。
第26回 新風舎出版賞応募作品 『ブタとガンマラー』出版企画書(トップ画像参照)
普通の企画書と違う点がある。表紙の下には「見積もり有効期限 2006年6月30日」とあるのだ。
内容を順に追っていこう。
「誰かの大切な一冊となるために、新風舎の絵本はあります。
絵本に精通した編集者を選任し、『ブタとガンマラー』の魅力を最大限に引き出す編集を行ないます。編集者との打合せを重ねていく中で、オリーブ(原文は実名)様の意向を反映させながら書籍の方向性を固めていき、何度も繰り返し読まれる、長く大切に愛される本をつくります。
そして、「上製本」「表紙カラー印刷」「見返し(高級紙仕様)」という書籍の体裁についての説明文がつづく。かなりつくりこまれた企画書のように読める。
新風舎は、企画書の中で「販売・広報」として次の条件をオリーブさんに提示した。
・書店営業をする ・イタリアのボローニャ国際児童図書展への出展 ・全国の書店への書籍注文書も兼ねたオリジナルのカラーチラシの提供 ・全国に4店舗ある新風舎直営書店での販売。 ・国立国会図書館への献本。 ・全国紙に新刊広告を掲載。 ・20万部発行の「新風舎図書総目録」に掲載。 ・全国800書店へのファックス営業 ・月間2000万件ヒットの新風舎ホームページでの書籍紹介と販売。 |
かなり営業努力をする姿勢が感じられる。
「長期的サポート」の項目ではこう書かれている。
・マスコミからの問い合わせや取材依頼に対応。 ・新風舎の財産として著書の在庫管理。 |
オリーブさんが選択した出版の条件はつぎのようなものだった。
■出版企画B 「著者ご負担費用の合計金額」 ¥239万円(税別) ¥250万9500(税込み) 版型:B5版 製本:ハードカバー(上製) 表紙まわり:カバー・表紙・帯ともにフルカラー 本文:フルカラー ページ数:40ページ以内 発行部数:800部(内80部を著者にお渡しします) 特別仕様:編集再構成 テスト校正 広告:クリエイターズワールド(120000円) 納品予定日:完成原稿受領し、編集開始から8カ月後。 印税:増刷時より、小社規定の印税をお支払いします。 増刷部数×定価×7% 増刷時よりお支払い。 (注)クリエイターズワールドとは新風舎が著者のために提供しているホームページ。 著名な作家が多数登場しており、新風舎から出版された無名著者による書籍を宣伝する仕組みになっている。この利用料も著者が負担する仕組みだ。 |
オリーブさんは、「3分割」を選び、7月3日に出版契約書を交わす。そして合計金額の「20%」にあたる、50万1900円を7月14日に支払った。
同時期、オリーブさんは『ブタとガンマラー』が売れる本になるようにと願い、ブログを2006年7月11日(火)に開設するのである。
このブログが新風舎の内部を社会に知らせる窓になるとは、当時のオリーブさんも考えていなかった。
◇企画、編集だけでなく、販売、広報もしてくれる
7月17日のブログでオリーブさんはこう書いている。
6月23日、早朝より高速バスに乗って『新風舎/大阪』に向かいました◇「詐欺だから気をつけて」とネット住人から忠告
☆『新風舎』のオフィスってどんな感じなのかな?
☆出版費用はいくら掛かるのかな?
☆原画の書き直しは必要なのかな?
期待と不安の中、家を出てから約4時間ようやく大阪桜橋口に着きました
送ってくれた地図を頼りにオフィスを探しながら
「古ぼけた小さいビルならどうしよう・・・」と心配していましたが
比較的、大きなビルで、おまけにとてもお洒落だったので安心しました
そして小さいオフィスでしたが隣は直営の本屋さんがあって『新風舎』の全作品揃っていました
(中略)
気になる出版費用は当初考えていたより高い物でしたが 企画、編集だけでなく、販売、広報もしてくれると言うことなので 仕方ないのかなと思いました
★新風舎から出版されている本
○作家 小松左京 『地には平和を』
○詩人 谷川俊太郎 『愛のパンセ』他
○タレント ビートたけし 『無差別級トークバトルに本の差法』
○ジャーナリスト 江川紹子 『冤罪の構図』他
○写真家 加納典明 『どうだ』
○写真家 荒木経惟 『東京慕情』
などなど 有名人が出版しているので安心です
ブログで出版実現についての夢を書き綴っていくうちに異変があった。
コメント欄にさまざまなリンクがついたのである。
はじめは、コメント欄についてリンクを気にしていなかった。そのリンク先は「2ちゃんねる」だった。新風舎商法は詐欺だ、騙されるな、という主旨の記事がある。
リンク先の文章を読んでいるうちに、「詐欺」という言葉が引っかかる。筋の通った話もある。
「ブログで絵本の出版を盛り上げようとしたんです。しかし・・・不安になってきたので、新風舎にメールで問い合わせをしました。すると、出版プロデューサーのMという人から電話で説明したいといってきました」
オリーブさんは契約金額の250万円は、出版にかかる経費の総額の半分だと担当者から口頭で説明を受けていた。しかし、その250万円の内訳について説明を求めてもきちんとした回答がない。
そして大阪支社長の高橋正氏から次のようなメールが届いた。
このたびオリーブ様のご出版に関しまして、M(出版プロデューサー)より報告を受けまして、メールにてご連絡させていただきます。「このメールを読んで、えええ! ドカーンです。爆発。そんなわけないです。もう絶対に解約しようと決めました」
今回の出版経費についてMが「費用は折半との説明をした」とのご指摘ですが、誤解を招くような説明であったことをお詫びいたします。申し訳ございませんでした。
また、M宛に契約継続のお気持ちがないとのご返信をいただきましたが、小社としましては当初、オリーブ様が本作品の出版を決意されたお気持ちを大切にし、今回の出版をサポートさせていただきたい気持ちに今も変わりはございません。
あらためて、この度の件に関しまして、小職とお電話か、お会いしてお話をさせていただければ幸いです。
オリーブさんが50万1900円を振り込んだのは7月14日。
ブログ開設は7月11日。
大阪支社長から上記のメールが来たのは10月6日。
オリーブさんのブログは、このときから新風舎商法に疑問をもつ人達が多数アクセスするようになっていく。
オリーブさんが新風舎商法に疑問を持ったのは、「出版経費の半額を著者が負担する」と説明を受けたのに、事実はそうではなかったという点にある。しかし、いま出版企画書を読み返すと、「半額」という文言はひとこともない。
オリーブさんはここにも疑問を感じている。
◇出版社費用内訳を求めて出てきた明細
(上)オリーブさんの第26回 新風舎出版賞応募作品 『ブタとガンマラー』出版企画書。営業努力目標は素晴らしいが、それに見合った成果が出ることはほとんどない。 (下)この明細で「半永久的に絶版にしない」という新風舎商法が成立している。出版業界の人が、この数字を多角的に分析して、素人に分かりやすく説明するべきだ。出版業界の信頼回復のために。 |
不信感が募るばかりだ。オリーブさんは、この契約の内訳について説明を求めた。
11月6日、ようやく出て来た「出版費用内訳」には次のような数字が書かれていた。
(1)企画費 47万8000円 (2)管理費 11万9000円 (3)印刷・製本費 102万3000円 (4)編集・校正・デザイン費 65万円 (5)クリエイターズワールド 12万円 |
これに消費税(11万9500円)がついて合計250万9500円である。
オリーブさんは11月11日のブログのなかで、このときのやりとりで新風舎が主張した内容をこう書いている。
☆著者が本の製作費用を全額負担するしかし、オリーブさんは契約時にこのような説明を受けていないのである。
☆新風舎は営業、流通、保管費用を負担する
絶版しないので保管費用が半永久に掛かるため著者以上に負担することになる
この内訳にある「企画費」は何に当たるのか?と新風舎に説明を求めると、初めにオリーブさんに提示した『ブタとガンマラー』出版企画書がそれに当たるという。
この出版企画書は、著者名、書名を変更すればすぐに作成が可能である。この書類作成費が47万8000円にあたる。法人同士の契約ならば一概にとりたてて高額な企画費とはいえない。だが、これは出版の素人の個人向けの価格としては高額ではないだろうか。
オリーブさんは出版契約を解約。すでに振り込んだ50万円1900円の返金を求めてきた。
「もし、解約できなかったとしても、この自分の体験をマスメディアを通じて伝え、二度と同じような被害者がでないようにしたい」
取材に応じたときのオリーブさんは、一歩も引かないという決意をそう語っていた。消費者センターの力をかりた交渉の様子を、ブログで逐一報告。その甲斐あって2月1日、消費者センターを通じて返金を承諾するという返事を受け取った。
今回の契約は初版の製作費は著者負担、新風舎側はサポートをするが絶版しないため費用は半永久的に掛かるので『半々、折半』という言葉を使ってしまった。誤解を招き期待を持たせてしまった。そのことは前回もお詫びしている。オリーブさんは引き続きブログで、新風舎についての情報募集を呼びかけている。
出版は自己表現の場であり、その良い機会を提案したがオリーブさんの方で、信頼をおけないということであり話を進めるわけにはいかなくなった。
オリーブさんの意向を汲み解約を受け入れた。
★解約料については、その作業量に合わせて見ると今回は原画も未だ渡していない(受け取っていない)段階なので支払った金額を全額返金する。
◇新風舎は愛子さまご愛読の本も出版
「バルーン星人へリボン」キャラクター。創優セレモニーホームページより。「新風舎によってビジネスチャンスを失うかもしれない」と神山さんは悔しがっている。 |
神山さんは「バルーン星人ヘリボン」というキャラターを独自に開発。これをイベント、アニメ、書籍などメディアミックスの手法で売り出していこうと考えていた。
■「バルーン星人ヘリボン」
そのとき聖教新聞で眼にしたのが新風舎の広告だった。
普通に出版社に企画を出して採用されるのを待っていたら時間がかかりすぎる、と判断した神山さんは新風舎の提案する「共同出版」サービスを利用することにした。
「バルーン星人ヘリボン」というキャラクターが人目に触れることが目的でした。認知度を上げて、プロモーションをしかけようと思いました」
神山氏はビジネスの一貫として「バルーン星人ヘリボン」を製作したのである。
全国の書店に営業する、半永久的に絶版はしない、というオリーブさんと同じ説明を受けた神山氏はこれに納得して、2005年9月27日に新風舎と契約を交わした。
初版:800部(そのうち著者が100部受け取る) 本体価格:1500円 代金総額:195万3000円 版型:B5 本文ページ数 24ページ |
神山氏の念頭にあったのは、愛子様が愛読している絵本「うしろにいるきだあれ」だった。これは新風舎から刊行され、ベストセラーになっている。
「『うしろに・・・』は3歳から5歳くらいの女の子向けの絵本です。私の『バルーン星人ヘリボン』と、読者層がぴったりだと思い、新風舎に決めたのです」
『バルーン星人ヘリボン』は2006年5月15日、刊行された。その後、神山さんはローカルラジオ局FM多摩に出演することになった。番組内でヘリボンのテーマソングが放送されるのだ。
このタイミングで書店の店頭に『バルーン星人ヘリボン』が置かれていれば売れる、と判断した神山さんは新風舎の営業に協力を依頼した。とくに桜ヶ丘を中心に配本してほしい、と。
営業担当は「動きます」と言った。しかし放送期間中に書店をのぞいた神山氏は、書店に自分の著作が並んでいないことを確認する。
◇「本当に800部印刷したのだろうか」と不信感
神山氏は新風舎が本当に営業努力をしたのか、と疑問を抱くとともに、「本当に800部印刷したのだろうか」と不信感を持つようになった。新風舎に対して弁護士を通じて質問状を送った。
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なるほど、自費出版詐欺に引っかかる人を、こうやって信用させるのか>「江川紹子、辺見庸を再刊している出版社」「愛子さまご愛読の本も出版」
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読者コメント
仕事の割りに高いのは事実。
しかしこの出版不況で自分のちゃくは売れると勘違いしている御仁のなんと多いことか。世間知らずというか。
素人の書く本の売り上げなんて倉庫代にも満たないということを知るべき。
でも契約どおりの数を刷らないのは完全に詐欺でしたね。
新風舎の共同出版がそういうものだとは知りませんでした.多くの人にとって自分の本を出すというのは夢だと思います.やっぱり全国の書店に並ぶというのは宝くじにあたるようなものだったんですね。世の中そんなに甘くないなあと改めて感じました。
このページを初めてみました。私も新風舎で自費出版しました。普通の叔母さんが本を出すことができて良かったと思っています。でも、私詐欺にあったのかなーと今も悲しい惨めなきぶんです。出版したことは後悔してないのに惨めなきぶんです。これから本を書いたらどこへ持っていけばいいのでしょう。どこの出版社も信じられない気分です。どなたか教えてください。
トミーさんちょっと誤解。電話やFAXしてません。
書店のFAXに多数の出版社から売り込みのFAXが来ている。どの本を仕入れるかは書店の勝手。置いても売れないと思われるのなら著者の負け。
バッグに入れて出かけ、知らない人とおしゃべりのついでに「私、本出したの」と言って買ってもらったのは倒産してからの事。
みーおばちゃんも電話とかFAXして頑張っていますね。そういう頑張りが自費出版の場合必要です。
僕も一生に一度本を出したい子供の時の念願がと出したので印税収入もあてにしていません。
自分の本、一人でも本を買ってくれたら図書館で誰かが読んでくれる人がいたら
そんな気持ちですから倒産は残念ですが冷静でいられます
ただ、一度は絶対納得ある説明会をするのが社会倫理と思います。
このページの存在、昨日初めて知りました。私のはエッセイですから賞金とか印税とかに興味はありませんでした。紀伊国屋さんに新風舎の本の質問すると220冊有りとの返事。近所の書店でFAXから新刊案内が溢れているのを目撃。置いてくれた書店のリストの店に行ってみた。13冊の平積もあった。
被害に遭われた方は出版社での費用の提示があいまいですね。
自分でどれぐらいかかるかわからない面もあるでしょうが
用紙代・デザイン費用・印刷費・広告販売費・倉庫在庫費・出版に伴う出版社人件費などをあらかじめ調査して置く、ネットで相場を知るなど、他社にも応募して比較するなど、以上の費用を合計して提示された金額が高いか、安いかを調べることが必要ですね。
倒産しても会社は責任を負うべきでしょう
社会に訴えたいとパソコンでワープロした物を送付。コメントと2種の費用提示があり安い方の150万に消費税で契約。3回払い。校正中、訴訟を知る。完成し県内だけで19書店、図書館にも。県外もやってと注文。発売3ヶ月で倒産。本は読まない人は差し上げても読みません。せめて1年、販売してもらえたらと残念。書店に並ぶと言われる事に素人は弱い。書店で買った人、サインしたのと交換した。未完の人に返金を望む。
自費出版はまず素人が下手でも渾身を奮って書き、自分で書いた本を出版するのですから誰にでもわかりやすく説明しなければならないと思います
この際著者の保護を図る意味で著作者、著作本保護法、それと印税支払いは初版から支払う印税法も設けるべきだと思います。
一ヶ月に1200冊以上編集者は数人校正があいまいになるのは当たり前だと思いますが。
このままだとやがて自費出版は衰退するでしょう
千部100p未満カバーのみカラー。270万。契約前にお届け冊数の実感無く出来た時に冊数を指定できると言う嘘。最初から買取。倒産。本は、人質ではない。契約金に対する不満。クリエーターズワールドの別途契約金の説明なし。原稿送るも作成なし。ネットの無い環境での作成に社で書込みますの大嘘。校正のいい加減さ。担当者の変更。契約に倉庳代は含まれず。店頭販売なし。初版は印税配当なし。自費出版に対する不透明疑惑。
これから自費出版お考えの方へ経験から述べます印税収入があると考えない自分の本を本当に持ちたいのか数社に原稿出して見積もりとって出版社に見せて費用の交渉をする自分で書店に行って営業をする国会図書館に寄贈されることに喜び感じるか本を売るある程度の人脈持ってるか本を出した後も作家としての道を目指す情熱があるかなどチェックしてはどうでしょうか。
今まで新風舎に好感持って書いてきましたが著者宛ての手紙は現在出版予定の著者はあくまで守る、すでに出版した著者は返本して汚れがない限り在庫分は従来通り売れるよう努力し経営を援助する会社もあるとの文面でしたが、今日の保全管財人の話(HP)ではまったくお金がないとか、金も返せないとか実に無責任であり著者を集めて説明会が開催される予定とのことですので皆ではっきりこの際伝えることが必要だと思っています。
トミーです。新風舎倒産のニュースには驚きました。何回かその後も会社を訪ね著者紹介ということで写真撮ってくれて熱風書房HPに載せてくれるといわれましたが倒産ではね。ただ僕の担当者が4人も代わりなにかおかしいとは思っていました。90万でアマゾン立ち読み毎日新聞広告有力店店頭7店確認でほかの人から見ればましかなあ、すべての人に平等であってほしいです。
はじめての人です。大ニュースです。新風舎が倒産しました。まあ最も皆さんは知ってると思いますけど。
新風舎の広告が、昨12月の朝日新聞にも掲載されていました。11月に朝日新聞の広告局に「これだけ問題になっているのに広告掲載するのか?」と問い合わせると、一部の批判だけでは広告掲載を拒否できないとの回答、交通広告も年明けにも目にしました。いったい世の中どうなっているのでしょう???
癒しの旅著者さんへ私が契約した時の担当者は「全国すべての書店に並ぶわけではないが著者が希望した書店に並ぶ。」とハッキリ言いました。そして全費用の半分を著者に負担してもらうと。実際は全額著者負担にもかかわらずです。新風舎が過ちを認めて全額返金してくれました。
俺は自分の写真集を東京の丸善書店 書泉 横浜の有隣堂 地元の書店2店舗で販売されているのを確認した。
ただし新風舎側にも改善してもらいたことがある。俺は写真集を出した時のコストは197万円。請求額の根拠を明確にすべきではないか。
新風舎で出版しようとする人は一攫千金を夢見て自分の著書を持ち込んでいるのかもしれないが無名の著者の本など売れる訳がない。この点も良く考えて出版社に著書を持ち込むべきではないか?
ゆえに、営業マンからの説明やもらった資料をよく読まない被害者にも問題があるのでは?
新風舎が批判されているがひどい会社か?俺は一昨年新風舎から写真集を出した。自分の写真を東京本社に持込み製作過程や営業方法などの説明を聴いた。被害者の言い分は「全国の書店に流通する話なのに実際には全国の書店には流通していない」との事だが打合時に営業方法は「全国の書店に営業FAXを送り書店さんからの注文があれば流通する」旨の説明を受けまた同内容の説明を書面で渡されている。
大手自費出版の新風舎は1月7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請する。負債総額は同社と関連会社を合わせて計約25億円。
新風舎の賞に応募して入賞しました。スタッフさんからえらく感動されすぐ出版を進めれれましたが300万いるとのこと私は断りましたが、そのせいか賞金も今だもらっていません?その矢先きに倒産のニュース!まったく、やれやれだぜ~。
新風舎と商談した経験があるが素人が窓口。単なるセールスマンです。ノルマがきついのか必死であった。採算性の部分を問うとしどろもどろ・・・。自己満足で出版する人はいいが、ビジネスで見た場合採算をとるのは非常に困難。本屋も無名の作家の本を販売してやろうとというほど余裕はないので簡単には800店には並びません。
新風舎で誠実に出版してもらった。安かった。他より。良く売れた・合同広告も大新聞にただであった。本屋に並んでないが本屋から注文できるのが利点。120万の本を並べられる本屋等あるか。本屋で注文できればよいのだ。ほとんどの会社はそれさえもしてくれない。
NHKクローズアップ現代で「定年後のお金を持っている人を狙った自費出版」をテーマにした番組内で現在新風舎を訴えて裁判中の大学教授、吉田龍恵さんが出演されていました。
僕も被害者のひとりだと思います。詳細は後にしたいと思っています。
アンケートでも75%の人が書店で、ネット系は10%以下です。書店に交渉もしますがもう陳列場所がなく取次ぎならとこれも1ヶ月限度で返本です。僕は時々自分の本を誰かにあげるので書店で買うと在庫冊数が増えたりします僕は70歳なので人を愛することの大切さを自分なりに伝えたいというだけで印税などの欲望はありません。若い方はお金を有効に使うため情報集め頑張ってください。
大丸さまどういう点が出版社で詐欺行為になったかは文面ではわかりませんが、相談先としては、消費生活センター、市役所とかの弁護士無料相談が日によってあると思います。あくまでも契約書の文面が効力を発しますから書類お持ちになって相談されてはいかがでしょうか僕は法律専門家でないので一般的なことしか答えられません、ごめんなさい
杏子さま、アマゾンで立ち読み検索していただいてありがとうございました。また、ご指摘感謝します。編集につきましたは、出版社は最終的には僕の気のつかないところもあるので任せた面がありましたがページ数が多く予算の関係で詰め込んで活字も小さくなりましたがもし出版されるのでしたらこういう点もお気を付けくださいね
記事を拝読しました。 実は、新風舎ではありませんが私も出版詐欺に引っかかってしまい、困っております。 どちらに相談すればよいのでしょうか?
トミーさんへ『愛は時を越えて』是非購入したいと思い、アマゾンで立ち読み検索をしました。編集をきちんとしてくれていたら・・・と残念です。失礼かとは思いましたが身近な方は指摘してくれないと思いますので、あえてコメントさせていただきました。
アマゾンの本の紹介に僕の小説が立ち読み検索で目次、から5ページくらい読めたり、また毎日新聞の20、21日と分けて全国で広告を掲載しますと新風舎から通知が来たりしてやるべきことはしてくれてると思っていますあとは自分の努力で地元マスコミとか口コミとか自助努力が必要です。朝日新聞にもあったように今は1万冊くらいしか印刷せずネットが繁盛してるそうです
杏子さま、ありがとうございます。まあ僕のような年輩者になるとお金の欲はなくなり、30代のあの輝いた青春時代に返りたい思いで本を出したに過ぎません。そんな幼稚園の幼馴染と20年ぶりにあったら好きだった気持ちがどんなだろうかと思い書いたものを誰かが一人でも読んでくれればと自費出版しただけです。どうかあなたの今の時代を大切にしてください
トミーさんへわざわざニューヨークまで取材に行かれたとは、作品に対する大変な思い入れが伝わってきます。ご自身でも宣伝されて永く読まれる本になると良いですね。
僕は幼稚園時代の幼馴染となんと20年ぶりに再会する小説を2年書けて舞台をニューヨークにしたのでニューヨークに出かけ現地取材、書店で本を買い翻訳、ルート、季節、二人が歩くコースを自分で歩き、季節をいつにするか、文庫でも680円で買ってもらう方のために命を懸けましたこれでいい加減といえるでしょうか
本を出して舞い上がる人はそれでおしまいでしょう。作家の松本清張は無名時代あの有名な点と線を書くのに犯罪現場アリバイを書くのに列車のすれ違いのために数百回も時刻表持って時間を確かめたそうです。自費出版される方も資料集めたり二年近く調査して出版してると思いますよ。たまたま無名に過ぎないのです。
本を出したと同時に100店リストが来ましたがNETで調べた結果、大手でも廃業、また本屋はなくCDショップだけが3件あったのでメールでやりとりしています電話の結果で書店7店ネット系あわせて16店、それにしても1店とはひどいですね。
望みが叶えられると思うと、人は自分の都合のよいように、好意的に考えがち。全国出版され、多くの人に読んでもらい、自分を認めてもらえることに舞い上がり、逃げる(=金を払う)ことを正当化し、疑問をもつことを否定する。もちろん、だました方が悪いのは当然。でも、虚偽説明にだまされなかった人もいるのだから、著者は冷静に自分の行為を振り返り、戒めとすることも大切だと思う。
杏子さまありがとうございました。楽天、アマゾンネット系書店も在庫確認し100店リストで疑問がある時随時メール、電話で密接な連絡を新風舎と取って速やかに対処しています。平積みでなく専用棚に並べて置かれるので客が見る機会は少ないようです。ほとんどの書店が有力ネットとつながっていて自分で営業は難しいです。文庫費用500部、P140 、90万でしたので今後はいかに回収するかです。
順一さんへ新風舎から出版された著者の方々にも色々な方がおられるので一概には言えませんが、「普通の出版社」だと思って契約された方も多いのではないでしょうか?『そこを逃げる(=金に頼る)』とおっしゃいますが、新風舎が「費用を半額負担するので是非プロデュースしたい。」と虚偽の説明をしたために信じて契約した方も多いと思います。それに著名人が出版されているので安心するのではないですか?
出版されるということは、すべての書店に並ばずとも、発行部数に見合った書店配本されるのが「普通」なのです。それを著者自ら確認しなければならないのは「異常」なのです。「普通」のことが当たり前に出来ない会社からの出版ではなく、「普通」の出版を目ざし、努力するのは著者の役目で、そこを逃げる(=金に頼る)著者の低いモラルと人間性が新風舎を誕生させたのです。
トミーさんへ在庫確認が出来て良かったですね。私の知人は6月に出版しましたが、本当に1店舗しか置いてくれませんでした。トミーさんの担当さんは、とても良心的な責任感のある方だったんですね。完売&増刷されたら良いですね。
僕の文庫本7月7日に無事発売されました。100店リストを元にインターネット検索で紀伊国屋丸善、三省堂、旭屋、マナハウス、その他2~3店を調べたら店内在庫確認が出来ました。その他楽天、アマゾン、ほかネット系書店でも確認、いずれもきちっと表紙、内容、著者紹介がなされていましたので僕は口コミで送られた本を上げています。ご心配かけてすいません
企画費は手間賃として儲けるものだから「経費のみ請求」は嘘となる。そもそも求められなければ明細を示さないことがインチキである。喫茶店でもジュースがいくらケーキがいくらと常に示しますよ。私は新風舎が詐欺と目星をつけてだまされるふりで調べました。本当の印刷製本の相場を知っているのでそのデタラメな請求にあきれました。これは算数の問題に尽きるのであって気持ちが気持ちがと連発しても無意味なことです。
杏子さま、親切なコメントありがとうございます100店リストはTELNOが書いてありますが断りに取次販売会社と書店の関係で書店に入るのは期日がずれるとありました。アマゾンでは在庫1冊と表示がありましたが残念だったのは本に誤字が3字ありS社にメール打ったばかりです。自分で営業打診しています
トミーさん、出版おめでとうございます。ところでその全国100店リスト、本当に配本されているのでしょうか?私の知人は書店オーダーシートに希望を書きましたが結局1店舗しか配本されなかったそうです。現在自ら書店営業をしている状況です。お手間でもリストの店舗にTELで在庫確認をされることをお勧めします。
私も何回か投稿しましたが、7月6日愛は時を越えてが文庫本として出版、編集で訂正がほとんどない点を除きすべて約束どおりで装丁カバーも立派で全国100店リストとか、きちっとネット販売、HP紹介など問題がありません。運がよかったからでしょうか。まあ、満足しています。
昨夜、ニュースを見て「あ~!やっぱりか」と思いました。知人がこちらで本を出す時に、作品の評価を見せて貰いましたが、TVで言ってたような事が記載されていました。おまけに、共同出版と言う事。「?」と思ってました。その後、HPを見てと、検索すると、詐欺にヒット。その人は、どうするのかな?と、今後の展開に注目しています。
本日MBSのニュース番組「ヴォイス」で東京の数人の方が法廷に正式な詐欺被害の訴えを起こしたとの報道がありました。今後の行方が見ものです。
小部数で安く上げようというなら、原稿持込、オンデマンド、表紙カバーなし、100部、50万ってのが最安値かな。
素人を勘違いさせて契約を結ばせようとする「錯覚商法」が最大の問題と言うわけです。極端に言えば、道端に落ちている石ころを「これは5000円の効果な石ですよ」と言って売りつけるようなものです。出版界の「ダフ屋稼業」というべきでしょう。いつまでもダフ屋行為が問題にならないと考えるのは間違いだと思います。
「人が命がけで1枚の写真を撮ったり、ひとつの言葉をつかまえてきたり、一生をかけていろんなリスクを乗り越えて作った本を馬鹿にするなよ」。馬鹿にしてると相手を呼ぶのは相手を馬鹿にしたいから。どっちが馬鹿かを決めたいから。命がけやリスクは、日常生きてれば誰も同じこと。誰だって同じこと!!自分の力で命を生んで命をかけてるとでも?倫理観が失われている。
自制と自省がないのは倫理観が無いことの現われ。安易に出版を夢見ることも、安易に出版へ誘導することも。お世辞にも良いとはいえない原稿を本にしたいと夢見る。自費という金は新風舎のプラスのため、作者のマイナスを誘導する。しかし目くそ鼻くそでも、一番あくどいのは相手の足を引っ張ること。相手を鼻くそにしてしまうこと。何も知らない子供を連れ去って劣悪に育てるのと同じこと。
自費出版は一つの形。そこへ誘導する手法が問題。大切な説明をしない、腹のうちを明かさない。何が大切か、そこが欠けてる。何が大切か?自費出版以前。今の世の中のおかしなことの一つにすぎない。新風舎だけを悪く言うのはおかしい。おかしさを自覚しない、または独善の論理で逃げて認めない新風舎もおかしい。みんなおかしい、目くそ鼻くそ。
今、新風舎とまさに出版にむけて準備している段階で、こんなページを見つけて驚いた。そんなだましの会社ではなく誠意をもった答えをもらえるし、制作には時間も人件費もかかるので、妥当だと思う。売れる見込みのないものを本屋が置く訳がないし、本屋が置かない事を出版社の責任にしてるのもどうかと思う。
「すべての表現者のために」と謳っている出版社なのだから、レベルの高低以前の問題。売れ行きばかり気にする者には向いていない所でしょう。読者のための作品。著者のための作品。後者を望む人だっているのです。何部刷ろうがどこで刷ろうが売れるものは売れ、売れないものは売れない。それが現実です。
思い出づくりや作家気分を味わいたい方には高くつきますが、悪い会社ではないです。サービス業としては、他と比べてが利益率が高すぎる訳ではないので。ただ、一般の出版社と同列に考えることは危険。企画書や賛辞は全てマニュアル化され、才能の有無、売れる見込みなどは全く検討されません。利益は契約金から得る仕組みゆえ、売れようが売れまいかは関係ないのです。出版希望の方は何を目的に出版するかを再考してみて下さい。
過去に新人作家を応援する出版社という言葉に惹かれ、入社してしまった者です。入社早々「プロデューサー」と印刷された名刺をもらい、著者の方々に片っ端から企画書を送付しました。もちろん、出版プロデュースの経験など微塵もありません。支払い能力がある著者へは営業することになっていたので、作品を送付して頂いた方の8~9割には出版の案内をしました。社長の理念を素直に信じた無知な自分が恥ずかしいです。
高額費用云々その出版社に対してあれこれ言い合っても意味がないのでは。費用が幾らで何部刷った、書店に置かれない、騙された、など、そんなに金が惜しいのか。原稿が作品となる瞬間の感謝と喜びはどこへやら。被害者と呼ばれる人の欲望は海の底以上に限りなく尽きない。
概して出版にこぎつけている方々のコメントは新風舎を批判する人の側に問題があるようにお考えのようですが、批判に至るまでの過程をよく知りもせずに、書いている文章としか思えません。いたずらに批判的な感情を持つのではなく、被害実態をよく把握した上で冷静な判断をして欲しいですね。自分と同じ立場でない場合も、世の中沢山あるのが現実なのですから・・。
いま、2回目の最終校正(ゲラ刷り)をしていますが、1回目に充分担当者の方と打ち合わせをしてその部分は訂正されてきたのですがまだ脱字、誤字がそのままで不安になっています。出版までの流れは順調ですが結局全部こちらで全部神経使って校正しなければならないことは覚悟したほうがいいようです。
何部刷っているのか、どこへどんな風に営業しているのか・・・本当、不透明な部分は確かに多いですよね。でも、本当にいい作品ならば小さな口コミから広がっていくのではないでしょうか?逆に、自分で動けるだけ動いてみて新風舎が契約した数、もしくはそれ以上に刷らなければならない状態に追い込んでいく。それぐらいの気合で挑めないなら、出版なんて考えないことです。
「納得して買ってるんでしょ」のひと言で簡単に解決する程度のことならば、これほどあちこちで怒りの声が上がったり、問題提起する人が続々と現れたりはしないでしょう。そんなひと言で片付けられるほど単純で軽々しい問題ではないと思います。
不当な利益の得方だと言ってるんです。金額の単位が百円単位の事じゃないでしょう。
会社は利益を追求するものですよ。慈善事業で本を作ってるわけではないでしょう。a店で198円で売っているものがb店で128円だった。a店で買った人は詐欺だって騒ぎますか?納得して買ってるんでしょ。私はs舎の社員じゃないですけど。
新風舎の社員たちは、皆このような数々の被害の実態を知った上で毎日何事もないように仕事をしているのでしょうか?現役の社員にどういうつもりなのか匿名の内部告発でもしてほしいですね。被害者だけで書き込みをし合っているだけでは、解決の糸口がなかなか見つけけられない様にも思います。新風舎商法を考える会のページも開いてみましたが、まだやっと始まったばかりという感じで私自身は正直、物足りなさを感じました。
本は確実に出版されます。それは間違いないのですが、問題なのはその後のケアと在庫の管理。契約どうり印刷されていて、本当に営業活動をしているのかは、著者には確認する手段がないようです。実際は著者の買い取りぶんと予備として数部印刷しているだけかもしれません。たぶんそうでしょう…。何の問題もなく出版されるのはホンの一握りの方達だけだと思われます。
新風舎が原稿を寄せた方々全員に露骨なことをしていれば、今頃この世から消えていたことでしょう。toku様の写真集が無事に完成し、出版されることをお祈りします。なお、新風舎クジに外れた多くの方々のしゃれにならない被害状況にも少しだけご注目いただければ幸いに存じます。
私は今新風舎で写真集の製作中ですが、担当の方、編集の方共によくやってくれてますよ。こいう記事はとても心が痛みます。そもそもこちらが納得して出しているのだからそっとしておいてほしいです。
出版社としてはあり得ない対応に疑問を抱きデザイン料の話をすると、親戚なのでタダでやってくれると思ってたと言う始末。もちろんそんな話は一言も言ってないし、親戚との契約書にはデザイン料は新風舎が負担することになっている。親戚の本なので安くてもいいかなと思っていたが、この対応に怒りを覚えネットで検索してみてビックリ。未だに親戚の本は書店には置かれてない。本当に500部印刷されたのか、それは謎です。
私は仕事歴10年のデザイナーです。親戚が共同出版するというので表紙デザインを頼まれました。大小様々な出版社と仕事をしてきましたが、新風舎は常識を超える酷さです。B6サイズ110頁500部に対して親戚が払ったのは約200万。当初、担当の女はかなり対応も良く好印象でしたが、表紙入稿後は全く連絡なし。もちろん色校正もなし。知らない間に製本され、こっちから連絡するまで見本も送ってきませんでした。
いま、2回目のゲラ刷りの修正でこれが最後で書店に出るとなると絶対間違いは許されず神経すり減らします。っていうか校正が送られてきたものが修正がすごく少なくよく編集部から来るものは赤ペンで真っ赤になってくると聞いていたので、やはり心配、不安です。絶対にお任せにしたらいけませんと思いました。
amazonにおくだけなら、ISBNコードをとって、バーコードを印刷物につければ、年7000円くらいでamazon e託口座は開けます(多分)。印刷代は自分で組版して同人誌印刷店に出せば5-50万くらいですよ。実際売るのは大変ですが…。
やめておいた方がいいと思います。MBSのニュース番組「ボイス」の3月12日の放送で新風舎が自費出版を希望する人達に詐欺商法をしているらしいとの内容で取材をしています。まずはMBSと検索し、手口の経緯をご覧になってみてください。私も全く同じ手口で勧誘されましたが、途中までは信じて後味の悪い思いをしました。他の多くの書き込みなどを沢山読んで、情報を得られたら、止めた方がいいと納得できると思います。
先日、新風舎のコンクールに応募した者です。受賞は逃したのですが、共同出版を提案されました。怪しいと思い検索をかけてみたら、このヒット数!知らずに契約していたら、どうなっていたことでしょう。本を出版したい気持ちは、もちろんあります。けど・・・止めておいた方がいいですよね・・・?
自費出版社はどこに寄らず皆同じと友達が言ってました、さりとて既存の新潮社とか文芸春秋社とかは著名作家しか受け付けず、もっとこの面で改善が必要かも知れません。私の場合まあ順調ですがこれまで3人が担当者が変わっていてちょっと不安な気もします。この面で書いたものに対して自分がきちっとした信念を持っていないとだめなようですね。私も安心半分、不安半分という感じです。
新風舎詐欺被害に遭っている人が実際に存在することは事実なのです。運良く出版できる人の場合はきちんと工程が踏まれるという所は順一さんの書き込みの通りでしょう。全員を騙していたらすぐ詐欺商法で訴えられ捕まります。カモフラージュのために、出版できる人とお金だけを騙し取られる人の二通りを上手く使い分けて法の網の目を巧みにくぐり抜けているのです。
私は新風舎で小説出版の大詰めを迎え校正の確認を担当者の方と2時間詰めましたが非常に熱心でした。小説をかかれる方はまず作品をブログに同人誌に、反応を見る、原稿用紙で千枚までとにかくいろいろ書く、数社に原稿を送って反応を見る、校正も徹底的に自分で行う、自分で書店営業など他人任せでなくすべて自分でやってゆくくらいの覚悟が今の自費出版システムでは必要のようです。
新風舎商法を考える会 ourbooks.web.fc2.com/というサイトができたようです。
出版して貰えた方は良かったですが、お値段は気になる所です。私の場合はポストカードでしたが、提示された金額は100万でした。電話とその子機、ファックス、ポストカードもカラープリントできるという機能を揃えた製品が3万で売っている時代、それなら自分で勝手にプリントした方がよっぽど安く作れます。新風舎が要求するのが本当に出版に必要な額なら問題ないですが、法外な値段をつけてきたら、疑うべきだと思います。
私の本は指定した大型書店に平積みされましたし、近所の本屋にも再入荷しています。皆さんはどんな風に自分の本を宣伝しているのでしょうか?知りたいです。
私も絵本を出しました。コンテストに落選してから、共同出版を持ちかけられたパターン。金額については私も疑問が未だにありますが、なんせ無名の作家の本を売るのは並大抵じゃないでしょう。被害を訴えている方々は出来る限り動かれた上での被害訴えなんでしょうか?自分で新聞社に取材を申し込んだり委託販売を頼んだり、個展を開くなど・・・まかせっきりで売れる訳無いと思うのですが・・・。
字数オーバーで最後をカットしたら、正反対の意味にも読み取れる文章になってしまったみたいです。新風舎は高額を要求しながら、説明とは裏腹に、手抜きの本作りといい加減な営業しかしていないので問題ありという意味です。
新風舎はグレードの高いしっかりした作品作りをしているから、それに見合う額を請求しているので問題はないという意味ですか?
新風舎は形だけのFAX営業や校正の外注ではなく、また組版だけして、オペレーターが安上がりに作るなどとは一切説明しません。その反対に、プロの編集、校閲、デザイナーが著者の望むようにきちんと仕上げ、営業のプロが全国の書店にしっかりと働きかける。さらに海外にも売り込むと事前説明し、一般的な自費出版より高額の費用を要求しています。
形だけ完璧に用意するのは自費出版を希望する人を上手く騙して大金を騙し取るためです。実際に出版しなければ、何の意味もありません。
自費出版の出版社なんてどこも一緒ですよ。形だけでもFAX営業や校正の外注を出すだけ立派だと思いますが。組版だけして、カバーもオペレーターが適当につくる。安めの自費出版だと、そんなもんですよ。
MBS「VOICE」3月12日の放送の「自費出版ここがおかしい」の内容をネットで読む事が出来ます。新風舎の名前だけモザイクがかけられていますが看板はバッチリ写っています。一度ご覧になってみて下さい。
でもテレビですら社名がまだ出せるだけの証拠が掴めていないのでしょう。法の網の目を巧みにすり抜け、なかなかしっぽを掴ませない、したたかな相手です。
とうとう今日のテレビニュースで自費出版の落とし穴との特集報道が出てきました。まだ新風舎の名前はモザイクが掛けられていましたが緑地に葉っぱのマークなどから新風舎に間違いありません。表に出るのも時間の問題です。大阪と東京で被害者の会も出来たそうです。悔しい思いをしていた方々の思いが少なからず報われる日もそう遠くなさそうです。裁判になる方もいらっしゃるでしょう。社会問題化されてきた事は一歩前進ですね!
この問題は需要と供給、本を出したいという人が非常に出版社に行くと自費出版希望者が非常に多いことです。それに対する供給が少なすぎです。次に書店が自費出版者に門戸を閉ざしてることです。読者の要望が非常に多様化してるのに自費出版コーナーさえもないのがおかしいのではないでしょうか。
新風舎から校正資料が送ってきましたが雑で自分でしっかり検討しなければと思いました。僕の場合は過去商業誌にもライターで書き70代という高齢者なので自分が残せるものはと思い小説を書きました。商業誌にも書いた経験とブログで反響見て1回のみ自費出版を決意。書店流通コードもあるので当たって砕けよで自分で本屋にセールスするくらいでないと、所詮無名作家ですからと思っています。
毎日新聞や朝日新聞などの大手新聞社が新風舎の作品募集広告を頻繁に出している事にも疑問を感じる。この出版社の実態を知っての事だろうか?新聞社たるもの、それ位の事は把握した上で、掲載するか否かを判断すべきではないか?
新風舎は本社内で「青山表現学校」つー学校をやってます。センセ-として業界の有象無象が協力してますが、谷川俊太郎や江川紹子の名もあります。素人だます片棒担いでるのがこの国のジャーナリストや文化人の実情。情けない・・・
これだけ被害に遭った人間がいるのに、何も手立てはないのだろうか?
私もポストカードコンテストに落選後、共同出版を勧められた。費用は最低100万円の出資が必要との事。おかしいと感じ断ったが、金額を下げてしつこく勧誘してきた。言葉巧みに作品を褒め人の夢を食い物にする悪徳商法。私はだまされなかったが、今だ大きな広告で作品を募集しカモを探しているのかと思うとこのような会社が野放しにされていて何も手を打つ事が出来ない事に、やり場のない憤りを覚える。
自費出版をされる方はまずブログに作品を載せて声の反響を見た上で数社に原稿送ったらいいと思います。その上で送られた感想文と価格資料を持って自分の限度額を述べて相手と根気よくねばる交渉力が大切と思っています。
とりあえず、「被害者」の皆さんが、集まって、一冊の本に、斯社との係わり合いを、ありのままに著してから、自費でもデマンドででも出してみたらどうですか?協力出版を思えば、割り勘も利くでしょうし、だいぶ安くつくとは思いますが。。。一人ひとりがおだあげるだけで終わってるうちは、斯社はあざ笑ってほくそ笑むだけですよ。
この会社は校閲者など外注業者を非常に安く使っているという話をよく聞きます。出版労働者の待遇が、どんどん劣悪になっているひとつの原因が、新しい自費出版係の会社がダンピングを行っているからではないでしょうか。「あの会社が経費節約に成功しているのだから、われわれもやろう」ということになるのでしょう。
私は高齢舎で1年掛けて書いた長短編をネットで出版社調査、東京大阪の4社に原稿送付したら4社から感想文が来て1社で長編が132万で提示があり詳細な感想文と出版のお奨めを見せ交渉し123万ではと提示で断念、翌日至急お会いしたいということで結局文庫本で500部148頁90万という新風舎の提示があって自分の生きてる足跡を残したいと思い同意して現在校正中です。
友だちの友だちが新風舎に勤めていました。初対面のとき「どんなお仕事をされてるのですか」と尋ねたら、「素人をだまくらかすような仕事です」と言ってました。ギャグかと思ったら、「正直」だったのかも...?
私も新風舎さんに舞い上がった一人ですが、一生懸命調べて私に合った出版社に辿り着きました。金額だけでなく、疑問があれば徹底的に調べられる事をお進めします。それぞれの出版社にはそれぞれのポリシーがあって当然です。納得できるまで調べられて、いつか形になることを願っています。
フリーライターです。1年前まで新風舎を普通の出版社と思っていました。当然、800部で250万が法外とは思いませんでした。が、新風舎は違います。普通の出版社とやり方が違うのです。自費出版でもなく、商業出版でもありません。普通の出版の概念で理解しようとすると、新風舎商法を見誤ります。
新風舎にの商法については、janjanの『「新風舎」にだまされた 自費出版の巧妙手口』や、平田剛士さんの週刊金曜日(639、640号)、Wikipediaの項でも書かれています。また、新風舎に限らず「共同出版商法」については【絵文録ことのはの『自費出版商法が利用する「本を出したい」気持ち』にまとめられています。この記事に疑問のある方はよかったら読んでみてください。
新風舎は本を作るだけで収益を上げているのに(自費出版)著者と同等のリスクを負う共同出版だと偽って契約をするから問題なのです。また他の出版社で見積もっていただいた所、同じ条件なら100万程度だとの事です。
増刷分から印税が入ると説明を受けましたが、実際は20人にひとりくらいしか増刷されていないそうです。何故なら編集もいい加減な物が多く、また全国の好きな書店に本が並ぶと言われていたのに実際は殆ど営業していないので酷い人になると1店舗しか並んでいなかったそうです。著者の皆さんは自身で営業しています。それなら自費出版と同じではないでしょうか?
本人です。この問題点が上手く伝わっていないので補足させて頂きます。私は『自費出版』ではなく『共同出版』として説明を受けました。本の製作費とそれ以外に掛かる営業、流通、保管費用などを全て足した総額の半分を著者に負担してもらうと説明されました。出版社が250万円も負担してくれるのなら、それ以上収益のある作品だと認めてくれたのだと喜んでいました。
私もmasaさんと似た印象をもちました。10部と800部で、印刷にかかる費用は実はそんなに変わらないです。印刷部数が10万部を超えたあたりから、1冊あたりの単価がぐんと下がりますが。800部で250万円 という金額の根拠はよくわからないのは確かです。ですが、出版社で編集費用をやりくりした経験のある人ならば、この価格は決しておかしな金額ではない と思われるのでは。
記事を何回か読みましたが、意味が良く分かりません?もともと自費出版は自分の記事や作品を本の形にし、関係者に無償で配る性格の物じゃないですか?本が売れるのは、立ち読みした人や何かで情報を得た人がが興味を示し、購入するからだと思います。私が思うに簡単に人の興味を引く本が作れるとは思えません?それに本を作るのは、費用が掛かると思いますよ。
実際のところ、自費出版するにあたっての費用ってどの位かかるのが普通なんだろう?出版させて下さい!は当然タダなんですよね。
10部でも800部でも,200万ほどはかかるでしょう。組版,校正,もろもろの費用は,部数に係わらずどばっとかかります。800部で250万円という書き方はフェアでなく,出版業界を知らない読者をミスりードします。
記者からの追加情報
本文:全約13,900字のうち約3,800字が
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