柏崎刈羽原発の地震リスク、33年前から東電に指摘 運転再開は問題外
冷却水漏れ、放射性廃液の海への漏洩、放射性気体漏れ、ダクトのずれや最大1メートル以上の地盤沈降。7月16日発生した新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原発は重大な被害を出した。東京電力は「想定外」と言うが、1974年から33年間も地震被害の危険性を指摘し続けてきた「原発反対刈羽村を守る会」の武本和幸氏に言わせれば、必ず起きる「想定内」の地震だった。だが東電は「よい教訓をもとに安全な原発にしたい」とのん気だ。地震発生当日から数回にわたり原発敷地内に入り視察・撮影した武本氏に話を聞いた。
2007/08/18