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「旅ホーダイ」を喧伝する日産リーフ、「購入5年で70km走れなくなり旅など行けない」と憤るユーザー…米国では補償に応じたのに!
山梨県在住のAさんと2011年に購入したリーフ。「リーフは、絶対にやめたほうがいい。日産には不信感しかありません」とアドバイスする。

 世界初の量産型EVとしてデビューした日産『リーフ』の被害者が後をたたない。急激なバッテリー能力低下と走行距離減少が相次ぎ、米国では集団訴訟に発展。日産は原告への補償を条件に和解、米国内ユーザー向けバッテリー保証も開始した。同時発売(2010年12月)の日本市場でも当然、同様の被害が量産されているが、カルロスゴーンCEOは、おとなしい日本の消費者をナメている模様で、日本では一切の補償に応じていない。それどころか、初期型バッテリーの欠陥問題を放置したまま、昨秋から「月額2000円の充電で旅ホーダイ」のキャッチコピーでキャンペーンを開始した。山梨県在住の自営業Aさん(40代)のリーフも、満タン走行距離が購入時の140キロから5年で70キロに半減、旅どころか通勤で使うのも不安だが、日産は「異常なし」と強弁を続ける。「米国では補償に応じたのに日本の消費者には補償しないのが許せない。リーフ購入検討者に、自分と同じ思いをさせたくない」と語るAさんに、リーフの惨状と日産の無責任ぶりを聞いた。

【Digest】
◇"欠陥品"リーフは絶対にやめたほうがいい理由
◇1年目140キロ→5年目70キロ以下
◇80%補償はウソ?根拠示さず「異常なし」
◇欠陥を放置、一般消費者を軽視する日産
◇いまだかつてこの世にないほど走れない車

 今回は、「それだけはやめてくれ」(ディーラー担当者)と言われたという、「5年目リーフはどこまで走れるのか」を、記者同乗のうえで検証した結果も公表する。(約30分の検証動画つき)

◇"欠陥品"リーフは絶対にやめたほうがいい理由
 「世界初の量産型EV(電気自動車)」として華々しく登場したリーフ。私が、そのリーフを購入したのは、発売翌年の、2011年11月末でした。当初は、三菱のEVに関心がありましたが、試乗してみると格段によかったのでリーフに決めました。加速も滑らかで、スポーツカーのような感覚で乗れるのも気に入りました。エンジン音が静かで、社内でストレスなくテレビを見れます。

 最近はあまりありませんが、リーフを購入した当初、街をドライブしていると、「リーフどうですか?」などとよく声をかけられました。累計で30人くらいでしょうか。世界初の量産型EVとして、注目度が高く、面白がってくれたのでしょうね。そのときの私は、「乗り心地がいいですよ」とおススメしていました。

 しかし、先日久しぶりに、駐車場で中年男性に、「リーフを買おうと思っているんですが、どうですか?」と声をかけられたとき、私は「欠陥品なので絶対やめたほうがいいですよ」と言いました。異常に減りのはやいバッテリーと、それに比例した走行距離の減少、こうした事態に対する日産の責任感のない姿勢を目の当たりにして、見解が大きく変わったからです。


◇1年目140キロ→5年目70キロ以下
 私の場合、世界初の量産型EVであることから、バッテリーが完璧だとは、最初から考えてはいませんでした。購入の際、その点をディーラーに尋ねると、「(バッテリー容量が購入時と比べ)80%以下になった場合は、補償します」と説明されていたので、安心感がありました。

CMで「旅ホーダイ」と喧伝する日産だが、70km以下しか走れないAさんのリーフで旅に行くことは相当に困難だ
 1年目はバッテリーの節約意識もあり、冷暖房をあまり使わず、わりと長めの距離を走っていました。あえて満タンにせず、80%でどこまで走れるか、と挑戦していましたね。

 自宅から職場までの往復60キロほどの距離を、通勤で週3~4回走っていました。1回の充電で2往復できており、120~140キロほどは走れたと思います。年間で1万5000キロ程度走行したと記憶しています。

 しかし、2年目から徐々に、バッテリーの急減と、それに比例した走行距離の減りが気になってきました。自宅と職場の往復は1度の充電で可能でしたが、1年目のように2往復はできなくなりました。1回の充電での走行可能距離は100キロ程度だったと思います。また、遠出した際にバッテリーが切れるのが不安なので、近場の使用に限り、年間1000キロほどしか走らなくなりました。

 3年目を過ぎたころから、バッテリーの減りが尋常でなくなりました。自宅と職場の往復さえ覚束なくなってきたのです。暖房を入れると、フル充電の状態からでも80キロを走らなくなってしまいました。ヒドイ時には、帰途に就く前に充電が必要になるため、怖くて遠出などできません。レッカー車を呼ばなくてはならないかも、と思うと恐怖でした。

 そして、現在5年目ですが、走行可能距離は購入時の140キロから、半分以下になっています。つまり、70キロも走れないのです。にもかかわらず、日産はバッテリーの欠陥を認めず、何ら対策を講じてくれません。それなりの金額出してリーフを購入しましたが、旅どころか、通勤に使うにも不安を抱える毎日です。

 リーフの発売当初、バッテリーを開発したNECと日産の合弁会社(日産は現在は売却済)「オートモーティブエナジーサプライ」社は、リーフのバッテリーについて、「1日1回充電しても、10年は交換せずに済む」と取材に答えていたといいます。

 また、当時の日産幹部たちも、「5年間で10万キロを走行しても、十分利用できる」と言ってみたり、「5年使用しても(バッテリーは)80%の容量が残る」と発言していました。しかし、5年目を迎えた私のリーフは、購入時の走行可能距離から半減して70キロを走れないのです。

 これでも欠陥を認めないというのは、どういうことなのでしょうか? とにかく、言っていることと、やっていることが違いすぎます。

◇80%補償はウソ? 根拠示さず「異常なし」
 日産がいかに無責任な対応をしているか、私の体験を報告します。3年目が過ぎたころ、異常に早いバッテリーの減りに、「本当に充電されているのか?」という疑念が頭をもたげました。

 購入時にディーラーから、「(バッテリー容量が購入時の)80%以下になった場合は、補償します」と何度も説明されていたため、2014年1月頃に連絡をいれ、まずは点検をお願いしました。バッテリーの減りに加え、エコモードというアクセルブレーキのような機能にも違和感があったので、そちらの点検も依頼しました。

 その後1か月間、日産のディーラーからは、なしのつぶてでした。しびれを切らした私が電話すると、ディーラーは「異常はない」との説明でした。頼んでいた代車についても、「いますぐは出せない」という話です。

 さらに1か月後、今度はディーラーから連絡がきました。「先日は、異常がないといったが、日産本社が調査したいと言っている」と言うのです。こちらが頼んでいた代車も出さず、説明は二転三転しました。

 3月頃、ディーラーから再び連絡がありました。2か月間、台車も出さず、さんざん待たせた挙句の連絡でしたが、あろうことか、「異常はないので、修理はできない。車を取りに来てくれ」と言うのです。日産の対応に怒りを覚えた私は、改めて詳細な説明を求めました。

 すると、「経緯を説明するので、来てくれ」とディーラーが言うので、リーフを購入した山梨県にある日産プリンス石和笛吹店に行きました。日産本社から、技術担当者を含む2名が来ていました。それに加え、営業のディーラーや店長など、日産プリンスのスタッフが3~4名同席しました。

 しかし、日産側がそこで繰り返したのは、「異常はなかった」という相変わらずの主張でした。「バッテリー自体の容量は82~84%残っており、まだ80%を切る段階にないから、補償対応はできない」とする調査結果も述べられました。紙ベースでの説明はなく、パソコンで数字を見せられただけです。数字の根拠は何ら示されませんでした。

 本社から来た技術担当者は、「座席に装着されているシートヒーターが、バッテリーを食う原因となっている」と言いました。山梨の冬は、雪も降ります。外気温は0度前後にもなります。「そんななかを、ヒーターなしで運転しろというのか?」と、ふつふつと怒りが湧いてきました。

 また、購入時に日産のディーラーから「ヒートポンプ式という新しいヒーターがついています」と説明を受けていました。しかし、点検の結果、私のリーフに付いているのは、なんと旧式のヒーターだと判明しました。

 購入時に、「80%を切ったら補償する」と言っていたディーラーしかり、「話が違うじゃないか」と思うことがたくさんありました。しかし、日産側はこちらの怒りなど構いもせず、「ヒーターによる燃費効率の低下はEVの欠点だが、いまはもっと良いものが出ている」とセールスまでかけてくる始末でした。不信感しかありません。

◇欠陥を放置 一般消費者を軽視する日産
 日産は「初期不良があっても交換しない」という姿勢でしょう。交換した事例がない、とも聞きます。私のリーフは保証期間を過ぎていますし、タダでバッテリー交換をしろ、と言っているわけではありません。消費者側が多少なりとも負担するのは構いませんから、きちんと問題のなく走行可能なバッテリーに交換してほしいだけです。

 かといって、ネット上で65万円と唄っていた通常のバッテリー交換も、ディーラーにいくと85万円かかると言われました。交換するとしても、288キロ走る新型のバッテリーへの交換は無理で、旧式のものしか乗らない、といいます。それなら、現在と同様の消耗問題は解決されないので、まったく意味がないですよね。日産側は、コネクタや形状の問題といいますが、どうにかなるはずです。

 初期不良があっても、何も対処しない――これが責任あるメーカーの対応でしょうか? 何よりも許せないのが、米国の集団訴訟では、日産が原告に補償する条件で和解しているにも関わらず、日本の一般消費者には何ら補償をしないという点です。一般消費者は、放っておけば黙る、とでも思っているのでしょうか。

 日産は、EVで競合していた三菱自動車を買収しました。燃費不正問題で揺れる三菱自動車を、叱り飛ばすような雰囲気さえ醸し出していましたよね。ですが、当の日産が出した看板EVがこの有様です。

 我がリーフは、5年目を迎えました。もはや、フル充電でも、55~65キロ程度の走行距離しか出ません。しかも、当初は通常充電で満タンにするために8時間はかかっていたのですが、現在は1~2時間で済んでしまいます。信じられますか? 8分の1ですよ? バッテリーの容量自体が、異常に劣化していると濃厚に疑われます。

 これからリーフの購入を考えている方に、私のような思いをさせたくないと思い、今回、ディーラーに「それだけはやめてくれ」と言われた、「リーフはどこまで走れるのか」を検証した実験結果を公表します。

【実験1】30分でバッテリー半減 1時間で5分の1以下に
 私が走行実験をしたのは、2017年1月31日です。外の気温は5度前後で、ヒーターはつけました。

写真1:フル充電時
 写真1を見ればわかる通り、フル充電の状態では、走行可能距離が「131キロ」と表示されています。実際には、どれだけ走れるのか、が実験です。





写真2:30分走行時(バッテリー半減)
 写真2を見てください。30分で、22キロを走行しただけで、あと「62キロ」しか走れない、とバッテリー表示に出ています。

 30分でバッテリーの半分が減少したわけです。バッテリーが半減すると、そろそろ帰宅しなければ、と不安になります。

 131—62=69キロを走っているならわかりますが、実際に走ったのは22キロだけです。

写真3:1時間走行時
 そして、走行を開始してから1時間後の状態が、写真3です。走行距離46.2キロの時点で、残り26キロしか走れない、と表示されています。実際に走れるのは15キロ程度でしょう。こうなると、はやく充電できる場所に行かなくては止まってしまいます。

 たった一回の実験では信ぴょう性が薄いかもしれません。次の写真は、MyNewsJapanの記者と一緒に2月6日に実験した時のものです.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。



写真4:バッテリーは急激に減っていった

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   23:28 02/16 2017
携帯電話やスマホも経年劣化というか充電の減りがだんだん早くなってくる。日産リーフも似たような感じなのだろうか。充電式家電の宿命なのだろうか。このリーフの課題をクリアしない限り電気自動車の未来は無いのではないか。まだ水素自動車の方が現実味があるように思えた。
  23:26 02/16 2017
2016年の年末年始のTwitter上でも旅ホーダイを言う広告を見かけた。以前のMyNewsJapan上の記事も読んでいたのでブラックジョークやなと思っていたが・・・